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【優越感ひしひし】ノート・オーテック、車高アップの新型「クロスオーバー」

掲載 更新 7
【優越感ひしひし】ノート・オーテック、車高アップの新型「クロスオーバー」

SUVモデルが鍵? 小型車市場

執筆:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

【画像】オーテックが変える 日産車の車中泊【3選】 全53枚

コンパクトカー市場は相変わらず好調だ。

自販連による上半期(4月~9月)の乗用車ブランド通称名別ランキングは、1位ヤリス、2位ルーミー、5位ノート、6位ライズ、7位アクア、9位フリードと、販売実績のトップ10にSUVやミニバンを含むコンパクトクラスが6車種もランクインしている。

中でも好調なのはヤリスだが、シリーズ合計で10万5943台という記録には2020年夏に追加設定されたクロスオーバー仕様のヤリス・クロスが含まれており、半数近くを占める。

同じくトップ10入りしたライズや、トップ10圏外だがライズの姉妹車ロッキー、日産キックスなど、クロスオーバー人気はコンパクトカー市場にも波及。各社、既存車の派生SUVモデルや、新型SUVの投入で攻勢をかけている。

そして10月7日、日産がノートの派生モデルとなるクロスオーバーSUV車を追加設定した。

しかも、日産ブランドではなくオーテックジャパンが手がけた「ノート・オーテック・クロスオーバー」として登場。

日産の関連会社であり、日産車をベースに多くのカスタマイズカー、コンプリートカー、ライフケアビークルなどを製造しているオーテックジャパンが作ると、コンパクト・クロスオーバーはどう違うのか? その概要を紹介していこう。

外観/サイズ ベース車との違い

ノート・オーテック・クロスオーバー(以下、ノート・クロスオーバー)のボディサイズは、全長4045×全幅1700×全高1545mm、ホイールベースは2580mm。

ベースとなったノート・オーテックより35mm短く、5mm幅広く、25mm高い。

最低地上高は145mm(4WDは150mm)で、それぞれ25mm高められている。

ノート・オーテックの特徴であった、ドットパターンのフロントグリルやブルーに輝くシグネチャーLEDランプ、そしてメタル調フィニッシュのドアミラーなどはノート・クロスオーバーでも踏襲されている。

これに加えて、幅・外径がアップしたタイヤ、専用デザインのアルミホイール(5.5J)、ワイドフェンダーモールディング、SUVテイストあふれるサイドシル・プロテクター、ルーフモールディング、そしてグリルに輝く「AUTECH CROSSOVER」のエンブレムが専用装備だ。

これらによってSUVテイストのある力強さを訴求している。

ボディカラーは、オーテックの訴求色であるオーロラフレアブルーパールをはじめ、単色カラーが6色。専用の2トーン・コーディネートも2種類が用意され、合計8通りから選ぶことができる。

シャシーの変更/立体駐車場は?

前述のように最低地上高が25mm高められたノート・クロスオーバー。

キャンプ場までの砂利道やスキー場までの雪道などでも、一回り安心して走行できるように走破性を高めている。

それでも全高は1545mmにおさえられ、たいていの立体駐車場に駐車できる高さとした。日常での使いやすさを両立しているというわけだ。

だが、最低地上高を上げれば重心位置も上がり、そのままではクルマを走行させるとふらつきが増えてしまう。そこで、車高アップによる走破性の向上と、ノートの持ち味である高い操縦安定性&快適性の両立を目指すことになる。

最低地上高は、主に車高アップスプリングによって高められているが、前後のショックアブソーバーは専用に減衰力をチューンし、フロントはリバウンドスプリング付き。

電動パワーステアリングはアシストマップを変更。ファクトリーカスタムであるオーテックジャパンらしく、こだわり抜いたシャシーチューニングが施された。

これにより、街乗りからロングドライブまでシーンに応じて、リニアで楽しいスポーティさと余裕・安定感を感じる、1クラス上の走りを実現している。

内装の差別化 エンジンのこと

インテリアも、ノート・オーテックをベースに差別化が図られている。

オーテックジャパンのテーマカラーであるブルーステッチの入ったドア・アームレストやコンソールリッド、高級木材の紫檀(シタン)の柄にダークグレー色を施したインパネのフィニッシャーなどは、ノート・オーテックから踏襲している。

これに加えて、ブルーステッチ入りのブラックレザー・シートやブラック本革巻きステアリングホイールなどが、ノート・クロスオーバーの専用装備だ。

パワートレインは、ノート・オーテックのものと同じ。それはつまりノーマルの日産ノートのものと同じということであり、1.2Lの直3 DOHCエンジンで発電した電気をバッテリーに蓄え、その電力でモーターを駆動する、日産では「e-POWER」と呼んでいるシリーズ式ハイブリッドだ。

最高出力82ps/6000rpm、最大トルク10.5kg-m/4800rpmというエンジンのパワースペックも、最高出力116ps/2900ー10341rpm、最大トルク28.6kg-m/0-2900rpmというフロント・モーターのパワースペックも、発生回転数を含めて変わりはない。

ちなみに、ノート・オーラおよびノート・オーラ・ニスモは、エンジンのパワースペックは同じだがフロント・モーターは136ps/30.6kg-mにアップされている。

価格/装備/スペックについて

ノート・クロスオーバーはノート・オーテックと同じくノートX(4WD車はX FOUR)をベースとしている。

したがって、装備はノートXに準じており、プロパイロットなどの運転支援装備や、オーディオ&ナビゲーション、アラウンドビューモニター、インテリジェントルームミラーはオプション設定となる。

エクステリアやインテリアの項で紹介した以外のオーテックとしての専用装備には、LEDの灯火類、前後センターアームレスト(リアはカップホルダー2個付き)、センターコンソールのAUTECHエンブレムなどがある。

消費税込みの価格は、2WD車(FF)が253万7700円、4WD車が279万6200円。いずれもノート・オーテックの3万3000円高となっている。

主要諸元は下記のとおりだ。

ノート・オーテック・クロスオーバー(2WD車)

価格:253万7700円
全長×全幅×全高:4045×1700×1545mm
ホイールベース:2580mm
車両重量:1240kg
ドライブトレイン:1198cc直3+モーター
最高出力(モーター):116ps/2900ー10341rpm
最大トルク(モーター):28.6kg-m/0-2900rpm
最高出力(エンジン):82ps/6000rpm
最大トルク(エンジン):10.5kg-m/4800rpm
タイヤサイズ:195/60R16

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みんなのコメント

7件
  • 「優越感ひしひし」
    ノートのスタイルを腰高にした横からの写真を見ると、ちょっとマッチングしてないと私は思います。
  • カロクロかこれか、迷いに迷います。トヨタのハイブリッドってちょっと違和感があるんで、ノート試乗してみたいかな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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