現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 一ツ山アウディR8が2016年以来の勝利【スーパーGT選手権 Rd06GT300クラス】

ここから本文です

一ツ山アウディR8が2016年以来の勝利【スーパーGT選手権 Rd06GT300クラス】

掲載 更新
一ツ山アウディR8が2016年以来の勝利【スーパーGT選手権 Rd06GT300クラス】

鈴鹿サーキットで行われたスーパーGT選手権第6戦のGT300クラスで、予選6番手からスタートしたHitotsuyama Audi R8 LMSが勝利。2012年からアウディR8で参戦を続ける同チームにとって2016年第3戦以来の優勝となった。

ダンロップタイヤ装着車が序盤を支配
ポールポジションを獲得した96号車K-tunes RC F GT3、2番手に61号車SUBARU BRZ R&D SPORTと、ダンロップタイヤ装着車がフロントロウ。レースがスタートすると序盤はこの2台によるドッグファイトが続く。決着がついたのは7周目、96号車RC Fの真横に並びコーナーをアウトからクリアした61号車BRZが、次のコーナーではイン側となり前に出ることに成功。この後トップを疾走する61号車とは対照的に徐々にペースダウンする96号車は、6号車ADVICS muta 86MC、11号車GAINER TANAX GT-Rそして21号車Hitotsuyama Audi R8 LMSにも抜かれてしまう。

●【くるま問答】ガソリンの給油口、はて? 右か左か、車内からでも一発で見分ける方法教えます(2020.01.21)

ピットインのタイミングが命運を分ける
61号車BRZがトップのままやがてレースが17周を経過しピットインのタイミングが訪れる。最初にピットへ向かったのは2番手走行中の6号車86MC、直後に21号車R8もピットイン。上位陣ではこの2台がピット作業を済ませた段階で、52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GTがコースアウトのアクシデント。これによりSC導入となり、他のマシンはピットインできぬまま隊列走行を強いられる。26周目にSC解除となり61号車BRZを始めとする先頭集団は続々とピットインするが、すでにピット作業を終えていた下位のマシン達に先を越されることとなってしまう。

幸運を呼び込んだ若手とベテランの力強い走り
ピットインを済ませトップ走行する6号車86MCを追いかけるのは21号車R8、SC解除の翌周には背後にピタリと迫りそして難なくこれを抜き去った。その後も21号車 Hitotsuyama Audi R8 LMSは力強く走り続けトップチェッカーを受け、ドライバーの川端伸太郎と近藤翼にとってスーパーGT初勝利となった。2位には6号車ADVICS muta 86MC、そして3位には4号車グッドスマイル 初音ミク AMGが、ベテランの粘り強い走りで5号車マッハ車検 GTNET MC86 マッハ号をかわし表彰台を獲得した。

GT300クラス 決勝結果
1位 21号車 Hitotsuyama Audi R8 LMS(川端伸太郎/近藤翼)
2位 6号車 ADVICS muta MC86(阪口良平/小高一斗)
3位 4号車 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)
4位 5号車 マッハ車検 GTNET MC86 マッハ号(坂口夏月/平木湧也)
5位 96号車 K-tunes RC F GT3(新田守男/阪口晴南)
6位 87号車 T-DASH ランボルギーニ GT3(高橋翼/山田真之亮)
7位 55号車 ARTA NSX GT3(高木真一/大湯都史樹)
8位 7号車 Studie BMW M6(荒聖治/山口智英)
9位 25号車 HOPPY Porsche(松井孝允/佐藤公哉)
10位 65号車 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)
11位 2号車 シンティアム・アップル・ロータス(加藤寛規/柳田真孝)
12位 61号車 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)
13位 88号車 JLOC ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)
14位 60号車 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3(吉本大樹/河野駿佑)
15位 11号車 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)
16位 56号車 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R(藤波清斗/J・P・デ・オリベイラ)
17位 360号車 RUNUP RIVAUX GT-R(青木孝之/大滝拓也)
18位 31号車 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(嵯峨宏紀/中山友貴)
19位 35号車 arto RC F GT3(ショーン・ウォーキンショー/マティアス・ベッシェ)
20位 30号車 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(永井宏明/織戸学)
21位 10号車 TANAX ITOCHU ENEX with IMPUL GT-R(星野一樹/石川京侍)
22位 33号車 エヴァRT初号機 X Works R8(ショーン・トン/佐々木孝太)
23位 50号車 ARNAGE AMG GT3(加納政樹/安岡秀徒)
24位 9号車 PACIFIC NAC D'station Vantage GT3(藤井誠暢/ケイ・コッツォリーノ)
25位 48号車 植毛ケーズフロンティア GT-R(田中優暉/柴田優作)
26位 22号車 アールキューズ AMG GT3 (和田久/城内政樹)
27位 34号車 Modulo KENWOOD NSX GT3(道上龍/ジェイク・パーソンズ)

GT300クラス ドライバーズランキング(上位10組)
1st 蒲生尚弥/菅波冬悟(65号車 LEON PYRAMID AMG)51pt
2hd 平中克幸/安田裕信(11号車 GAINER TANAX GT-R)41pt
3rd 高木真一/大湯都史樹(55号車 ARTA NSX GT3)38pt
4th 藤波清斗/J・P・デ・オリベイラ(56号車 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R)36pt
5th 井口卓人/山内英輝(61号車 SUBARU BRZ R&D SPORT)34pt
6th 吉田広樹/川合孝汰(52号車 埼玉トヨペットGB GR Supra GT)33pt
7th 加藤寛規/柳田真孝(2号車 シンティアム・アップル・ロータス)31pt
8th 川端伸太朗/近藤翼(21号車 Hitotsuyama Audi R8 LMS)29pt
9th 阪口良平/小高一斗(6号車 ADVICS muta MC86)23pt
10th 谷口信輝/片岡龍也(4号車 グッドスマイル 初音ミク AMG)21pt

[ アルバム : スーパーGT選手権 第6戦 はオリジナルサイトでご覧ください ]

こんな記事も読まれています

WRCラリージャパンSS12恵那での車両進入事案について実行委員会が声明。被害届を提出へ
WRCラリージャパンSS12恵那での車両進入事案について実行委員会が声明。被害届を提出へ
AUTOSPORT web
2024年も記録保持中!? カローラ ロードスター…… ギネスブックに登録された「日本のクルマの世界一」【10年前の再録記事プレイバック】
2024年も記録保持中!? カローラ ロードスター…… ギネスブックに登録された「日本のクルマの世界一」【10年前の再録記事プレイバック】
ベストカーWeb
80年代バブル期に日本で人気だったMG「ミジェット」に試乗! 英国ライトウェイトスポーツの代表格はいまもビギナーにオススメです【旧車ソムリエ】
80年代バブル期に日本で人気だったMG「ミジェット」に試乗! 英国ライトウェイトスポーツの代表格はいまもビギナーにオススメです【旧車ソムリエ】
Auto Messe Web
【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP予選
【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP予選
AUTOSPORT web
角田裕毅が予選7番手「大満足。アップグレードへの理解が改善につながった」努力が報われたとチームも喜ぶ/F1第22戦
角田裕毅が予選7番手「大満足。アップグレードへの理解が改善につながった」努力が報われたとチームも喜ぶ/F1第22戦
AUTOSPORT web
勝田貴元、木にスピンヒットも間一髪「メンタル的に難しい一日。明日はタイトル獲得を最優先」/ラリージャパン デイ3
勝田貴元、木にスピンヒットも間一髪「メンタル的に難しい一日。明日はタイトル獲得を最優先」/ラリージャパン デイ3
AUTOSPORT web
クラッシュで50Gを超える衝撃を受けたコラピント。決勝レースの出場可否は再検査後に判断へ/F1第22戦
クラッシュで50Gを超える衝撃を受けたコラピント。決勝レースの出場可否は再検査後に判断へ/F1第22戦
AUTOSPORT web
胸を打つ「上質な走り」 アウディQ6 e-トロン・クワトロへ試乗 優秀なシャシーを味わえる388ps!
胸を打つ「上質な走り」 アウディQ6 e-トロン・クワトロへ試乗 優秀なシャシーを味わえる388ps!
AUTOCAR JAPAN
オーテック&ニスモ車が大集合!「AOG湘南里帰りミーティング2024」で見た「超レア車5台」と「中古車で狙いたいクルマ5台」を紹介します
オーテック&ニスモ車が大集合!「AOG湘南里帰りミーティング2024」で見た「超レア車5台」と「中古車で狙いたいクルマ5台」を紹介します
Auto Messe Web
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 後編
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 後編
AUTOCAR JAPAN
ラリージャパン3日目、SS12がキャンセル…一般車両が検問を突破しコース内へ進入、実行委員会は理解呼びかけると共に被害届を提出予定
ラリージャパン3日目、SS12がキャンセル…一般車両が検問を突破しコース内へ進入、実行委員会は理解呼びかけると共に被害届を提出予定
レスポンス
【F1第22戦予選の要点】苦戦予想を覆すアタック。ラッセルとガスリーが見せた2つのサプライズ
【F1第22戦予選の要点】苦戦予想を覆すアタック。ラッセルとガスリーが見せた2つのサプライズ
AUTOSPORT web
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 前編
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 前編
AUTOCAR JAPAN
NASCARの2024シーズン終了! 日本からスポット参戦した「Hattori Racing Enterprises」の今季の結果は…?
NASCARの2024シーズン終了! 日本からスポット参戦した「Hattori Racing Enterprises」の今季の結果は…?
Auto Messe Web
ジャガーEタイプ S1(2) スタイリングにもメカニズムにも魅了! 人生へ大きな影響を与えた1台
ジャガーEタイプ S1(2) スタイリングにもメカニズムにも魅了! 人生へ大きな影響を与えた1台
AUTOCAR JAPAN
もの凄く「絵になる」クルマ ジャガーEタイプ S1(1) そのすべてへ夢中になった15歳
もの凄く「絵になる」クルマ ジャガーEタイプ S1(1) そのすべてへ夢中になった15歳
AUTOCAR JAPAN
日本の「ペダル踏み間違い防止技術」世界のスタンダードに! 事故抑制のため国際論議を主導
日本の「ペダル踏み間違い防止技術」世界のスタンダードに! 事故抑制のため国際論議を主導
乗りものニュース
90年前の“博物館級”のオートバイがオークションに登場 “2輪界のロールス・ロイス” 1936年製ブラフ・シューペリアがカッコ良すぎる
90年前の“博物館級”のオートバイがオークションに登場 “2輪界のロールス・ロイス” 1936年製ブラフ・シューペリアがカッコ良すぎる
VAGUE

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

3091.03508.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

668.02480.0万円

中古車を検索
R8 (クーペ)の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

3091.03508.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

668.02480.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村