現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【試乗】新型 ランドローバー ディフェンダー ディーゼル|買うならディーゼル一択! ラーメン二郎もビックリ(?)のマシマシトルクが頼もしい

ここから本文です

【試乗】新型 ランドローバー ディフェンダー ディーゼル|買うならディーゼル一択! ラーメン二郎もビックリ(?)のマシマシトルクが頼もしい

掲載 更新 9
【試乗】新型 ランドローバー ディフェンダー ディーゼル|買うならディーゼル一択! ラーメン二郎もビックリ(?)のマシマシトルクが頼もしい

ディーゼルモデルをオフロードで試乗

本業のリーマン稼業があるため、めったなことでは試乗会に出かけないのだが(本業は半導体関係なので、特に最近は鬼のように忙しいのだ)、今回ばかりは特別だ。ランドローバーの本格クロカン車ディフェンダーに、待望のディーゼル搭載モデルが登場したのだ。仕事を放り投げて試乗会に出かけてきた。

新型ランドローバー ディフェンダーのカタログを見る

会場は南箱根のバイカーズパラダイス裏に作られた特設コースである。大好きなクロカン車。敬愛してやまないディフェンダー。その真打ち登場となれば、仕事どころの騒ぎではない。私の代わりなど会社には500人くらいいる。

喜び勇んで会場の南箱根に向かう。折からの大雨でコースはドロドロにぬかるんでいる。

普通のクルマの試乗会なら主催者は大いに泣きが入るところなのだが、そこはディフェンダー。我らの実力をとくとご覧あれ、とばかりにランドローバーの関係各位は些かのドヤ顔で微笑んでいる。

ガソリン仕様のディフェンダーはすでにたっぷり時間をかけて試乗しており、その実力は十分に承知している。ディフェンダーは良い。もの凄く良い。ただ、クロカン車であるのに、ガソリン仕様車は肝心要のトルク感に欠けていた。街中や高速を快適に飛ばしている分には良いのだが、せっかくのクロカン車だから、と遊びで悪路にトライしてみると、誠に残念なことに「力不足」が露呈してしまうのだ。

いったいどれだけのユーザーが、このクルマに怒涛のトルクを求めているかは知る由もないが(恐らくはほとんどの客が二輪駆動でも一向に構わない使い方をしているはずなのだが……)、そこはそれ、イザというときのための「心理的武装品」は必要なのだ。果たして同じ車両のエンジンがガソリンからディーゼルに変わると、クルマの性格はどれほど変わるものなのだろう。実に楽しみである。

インストラクター氏の運転による模範走行のヨコに乗りコースを一周。何日か用意された試乗会の最終日に出かけたので、思い切り深い轍が出来ている。いくらディフェンダーでも、こんな轍に道に入って大丈夫なのか。いくらなんでもこれは深すぎないか。

「だ、大丈夫ですか?」と思わず弱音を吐く。するとインストラクター氏、ニタリと笑って、「大丈夫です」と一言。ディフェンダーはゆっくりと、しかし確実に巨体を揺らしながら突き進んでいく。

下見走行を終え、運転を代わる。

今度は自分の運転でぬかるみの轍に突入する。突入あさま山荘……もとい、南箱根。私のような素人でも、先ほどと同じように深い轍を突き進んで行く。坂道を上り、今度は沼に突入する。渡河性能は実に900mm。タイヤが完全に埋まってしまような深い沼地でも楽勝で渡りきってしまう。動画では見たことがあるが、自分で経験するのは始めてだ。

モリモリと湧き上がる怒涛のトルク。実に頼もしい。

その数値は実に650N・mである。トラックですか、あーた。ちなみにガソリン仕様のトルクは400N・mである。ディーゼルはその6割以上増しだ。あのラーメン二郎でさえ、諸物価高騰を理由にマシマシを廃止する店舗が増えているというのに、なんと景気の良いマシだろう。そういえば、最近は二郎でマシマシを注文して、食べ切れずに残すマナーを弁えない大馬鹿野郎がいるそうだ。けしからん。二郎で残すような奴はディフェンダーに乗るな。

ディーゼルのディフェンダー。良かったですねぇ。買うならディーゼル一択です。こちらの方が断然良い。

ただし問題が1つだけある。今回同じタイミングで日本市場に投入されたショートボディの90には、ディーゼルが用意されていないのだ。「どないして出さへんのや」と、ランドローバーの広報担当者に詰め寄ったのだが、「売れないからです」と実に単純明快なお答えを頂いた。

そう、フォルクスワーゲン ゴルフもメルセデス・ベンツ Gクラスもジープのラングラーも、日本でショートボディはまったく売れないのだ。だから今回は比較的排ガス対策の取りやすいガソリン車だけにショートボディが用意されたのだ。

日本の排ガス基準に準拠したディーゼルをコンパクトに仕上げるには、結構なコストがかかりますからね。売れなきゃモトが取れないのです。ということで、僕たち日本人はディーゼルのロングボディを買いましょう。

モテますよこれに乗っていると。

文/フェルディナント・ヤマグチ、写真/柳田由人

新型ランドローバー ディフェンダーのカタログを見る新型ランドローバー ディフェンダーの中古車を見てみるカーセンサーEDGE.netはこちら

こんな記事も読まれています

角田裕毅9位、選手権6位争いにおいて価値ある2点を獲得「強力なレースペースを示せた。シーズン最後まで全力で戦う」
角田裕毅9位、選手権6位争いにおいて価値ある2点を獲得「強力なレースペースを示せた。シーズン最後まで全力で戦う」
AUTOSPORT web
サイズも価格も近い禁断の兄弟対決!! [ランドクルーザー250]と[ランドクルーザー300]の違いって??
サイズも価格も近い禁断の兄弟対決!! [ランドクルーザー250]と[ランドクルーザー300]の違いって??
ベストカーWeb
【ポイントランキング】2024年WRC最終戦ラリージャパン後
【ポイントランキング】2024年WRC最終戦ラリージャパン後
AUTOSPORT web
無冠の帝王が汚名返上。苦節13年で初王者のヌービル「本当に長かった。大変な努力へのご褒美だ」
無冠の帝王が汚名返上。苦節13年で初王者のヌービル「本当に長かった。大変な努力へのご褒美だ」
AUTOSPORT web
フェルスタッペンがドライバーズ選手権4連覇【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP 決勝
フェルスタッペンがドライバーズ選手権4連覇【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP 決勝
AUTOSPORT web
古さと新しさが同居した天才的デザインに仰天!! ディフェンダーの「貫禄」にシビれた!!!【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
古さと新しさが同居した天才的デザインに仰天!! ディフェンダーの「貫禄」にシビれた!!!【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
ベストカーWeb
ドリキンが自腹購入したホンダ「シビックタイプR」でチューニング指南! 無限×ヤマハコラボの「パフォーマンスダンパー」は買いです
ドリキンが自腹購入したホンダ「シビックタイプR」でチューニング指南! 無限×ヤマハコラボの「パフォーマンスダンパー」は買いです
Auto Messe Web
【F1第22戦決勝の要点】 岩佐歩夢が分析するメルセデスの速さの秘密「マシン特性の不利を覆すほどのいい仕事」
【F1第22戦決勝の要点】 岩佐歩夢が分析するメルセデスの速さの秘密「マシン特性の不利を覆すほどのいい仕事」
AUTOSPORT web
1.2L 3気筒+モーター3基で300ps ルノー・ラファール E-テックへ試乗 アルピーヌに相応しい走り
1.2L 3気筒+モーター3基で300ps ルノー・ラファール E-テックへ試乗 アルピーヌに相応しい走り
AUTOCAR JAPAN
ヒョンデ「アイオニック5」がマイチェンで航続可能距離703キロに! 気になる車両価格は523万6000円から…30台限定の「コナ マウナ ロア」にも注目
ヒョンデ「アイオニック5」がマイチェンで航続可能距離703キロに! 気になる車両価格は523万6000円から…30台限定の「コナ マウナ ロア」にも注目
Auto Messe Web
『絶対完走』の重圧に耐えた勝田。来季シートがかかっていたことを示唆【ラリージャパン後コメント】
『絶対完走』の重圧に耐えた勝田。来季シートがかかっていたことを示唆【ラリージャパン後コメント】
AUTOSPORT web
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 後編 ジャンクヤード探訪記
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 後編 ジャンクヤード探訪記
AUTOCAR JAPAN
中型からステップアップ 人気の“ミドルクラスネイキッド”スズキ「SV650」とカワサキ「Z650RS」どっちを選ぶ?【スペックでライバル比較】
中型からステップアップ 人気の“ミドルクラスネイキッド”スズキ「SV650」とカワサキ「Z650RS」どっちを選ぶ?【スペックでライバル比較】
VAGUE
ラリージャパンで一般車の侵入という衝撃トラブルが発生! SSのキャンセルもあるなかトヨタ勢は2・3・5位に着ける
ラリージャパンで一般車の侵入という衝撃トラブルが発生! SSのキャンセルもあるなかトヨタ勢は2・3・5位に着ける
WEB CARTOP
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 前編 ジャンクヤード探訪記
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 前編 ジャンクヤード探訪記
AUTOCAR JAPAN
サーキット派に朗報! ウェッズスポーツ「TC105X」に16インチの新サイズ登場…マツダ「ロードスター」や走りのFF車にオススメです
サーキット派に朗報! ウェッズスポーツ「TC105X」に16インチの新サイズ登場…マツダ「ロードスター」や走りのFF車にオススメです
Auto Messe Web
【ラリージャパン2024】最終ステージでトヨタが逆転! マニュファクチャラーズタイトル4年連続獲得、豊田章男会長「感動という共感を生んだ」
【ラリージャパン2024】最終ステージでトヨタが逆転! マニュファクチャラーズタイトル4年連続獲得、豊田章男会長「感動という共感を生んだ」
レスポンス
1度の運転では好きになれない シトロエンCX 5台を乗り比べ(2) GTiにファミリアール 仏大統領も愛用
1度の運転では好きになれない シトロエンCX 5台を乗り比べ(2) GTiにファミリアール 仏大統領も愛用
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

9件
  • ラーメンなんの関係があるん
    意味不明
    ラーメン二郎って知らんし
  • この覆面被ってるオッサン、文章も見た目も「キモい」の一言。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

759.01749.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

468.01798.0万円

中古車を検索
ディフェンダーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

759.01749.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

468.01798.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村