アウディは9月17日、EV初の「RSパフォーマンス」モデル、『RS e-tron GTパフォーマンス』の受注を欧州で開始した。ドイツ本国でのベース価格は、16万0500ユーロ(約2513万円)と発表されている。
この4ドアクーペは、アウディの技術力と細部へのこだわりを示すものであり、ブランドの高い開発基準を反映しているという。RS e-tron GTパフォーマンスは、アウディの電動モビリティのフラッグシップとして位置づけられる。
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RS e-tron GTパフォーマンスは、フロントに252kW(342ps)の出力を持つ永久磁石同期モーター(PSM)、リアに415kW(564ps)の新開発PSMを搭載。電動モーターのステーターには特別なヘアピン巻線が使用され、電流伝導が最大化されている。リアのモーターはよりコンパクトで軽量化され、全体で10kgの軽量化を実現した。両モーターはアクティブな走行状況に対応するためのパワーリザーブを持ち、ローンチコントロールを使用すると最大680kW(925ps)の出力が可能だ。
また、フロントには改良されたパワーエレクトロニクスが搭載され、最大600アンペアの放電電流が可能。リアも同様に600アンペアで動作する。ブレーキの回生能力は400kWに増加し、最大減速値は4.5メートル毎秒毎秒に達する。これにより、効率的なコースティングとダイナミックなワンペダルフィールの両立が可能となった。
アダプティブ熱管理システムを採用しており、特にRSパフォーマンスモードでの高出力使用時にバッテリーを十分に冷却する。新しいセル化学と調整されたニッケル、コバルト、マンガンの混合比により、エネルギー容量と充電・走行電流が向上している。最大充電電流は400アンペアに増加し、ローンチコントロール使用時には最大1100アンペアの電流が流れる。
新開発のエアサスペンションとアウディドライブセレクトシステムにより、車両のキャラクターを効率、快適、ダイナミックの3つのプロファイルで制御できる。さらに、RS1とRS2の2つのRS専用モードがあり、ドライブ、サスペンション、車高、サウンドを個別に設定できる。
20インチホイールを標準装備し、オプションで21インチホイールも選択可能。これにより、日常使用に適した長距離タイヤや高性能タイヤを選ぶことができる。
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