Lynk＆Co「03」 新型サルーン、プロトタイプの画像公開

もくじ

ー 中国をメインターゲットに
ー 01や02とも関連性　短期型のリースが中心か

中国をメインターゲットに

Lynk＆Coの03と呼ばれるサルーンの公式画像が初公開された。これはボルボと共同開発したコンパクト・モジュラー・アーキテクチャをベースとした中国向けサルーンだ。

この4ドアサルーンは中国市場をメインのターゲットとしてはいるが、いずれ欧州にも投入されるかもしれない。そうなればクロスオーバーの01やSUVの02と同じ道を歩むことになる。

他のモデルと同様、03には純粋な内燃機関およびハイブリッドが用意される。最初に設定されるのは1.5ℓおよび2.0ℓのターボ付きガソリンエンジンだ。その後、電気のみで65km程度の走行が可能なプラグインハイブリッドも追加される。

Lynk＆Coのクルマの特徴は、高度なコネクテッド機能にある。したがって、この03にもインターネット接続機能付きの大型のタッチスクリーンが搭載されるだろう。また、01にも搭載されたシェアボタン機能により、他のユーザーのスマートフォンで一時的にクルマを使用することができるようになる。

01や02とも関連性　短期型のリースが中心か

このモデルのCMAプラットフォームはボルボのXC40でも使用されている。XC40は2019年に完全なEV仕様が設定される予定だ。したがって、03の電動化も可能なはずだが、その実現は2020年以降となりそうだ。

今回公開された03の画像には厳重な偽装が施されている。しかし、01や02とのデザイン面での関連性は明らかだ。また、中国市場の需要に合わせ、トラディショナルな4ドアサルーンのシルエットを持っている。

このクルマが発売されたら、従来型の購入に加え、月額制の契約も可能となる。通常のリースとは異なり、Lynk＆Coが提供するサービスは短期間の契約も可能だ。大半の販売はこの形態になると予想されている。

Lynk & Coは新興ブランドではあるが、すでに多くの需要を獲得している。01が昨年発売された時には、最初の137秒の間に6000ものオーダーがあったという。これは最速販売の世界記録となっている。