三菱は2018年3月29日、3月と2017年度の生産・販売・輸出実績を発表した。
■生産
三菱「デリカD:5」の一部改良と同時に特別仕様車「JASPER」を設定
国内生産の3月実績は69,378台。好調だった前月の勢いをそのまま継続する形となり、前年比は110.1%。これは2カ月連続での増加だ。
2017年4月~2018年3月の2017年度累計の前年比が110.9%であることを考えると、ほぼイーブンペースで台数を伸ばしている状況が読み取れる。
海外生産も同様に堅調だ。3月の生産台数は70,168台で、前年比は120%を超える120.2%。地域的には、やはりアジアでの生産が68,389台で、前年比120.7%と調子がいい。
2017年度累計でも前年比は124.2%。このあたりの数字を見る限りはまさに順風満帆と言っていいだろう。総合計でも3月の139,546台は前年比115.0%、2017年度累計で1,270,270台で同117.7%となっている。
■販売
国内販売に関しては、登録車の躍進が目を引く。3月の販売台数が9,799台、前年比159.7%と、大きく台数を伸ばしてきているのだ。
もちろんこれは、3月1日に発売になった「エクリプスクロス」が5千台近くを売れたことで、全体の台数が倍増したことによる。単月では登録車の販売台数が、軽自動車のそれを上回る結果となった。
従来からの車種では、相変わらず「デリカD:5」が1,876台を売り上げていが、こちらは前年比89.7%でやや減少。「アウトランダーPHEV」も665台で、前年比は78.6%となった。
軽自動車の3月実績は8,684台。前年比は96.0%とやや減少した形になってはいるが、それでも「eKワゴン」「eKカスタム」は5,428台を売り、前年比は110.1%。前月の171.2%ほどではないにしても、相変わらず稼ぎ頭らしい台数が販売された。
また単月では前年比で減少したとはいえ、2017年度累計での軽自動車の販売台数は、前年比118.1%という順調なペースを刻んでいる。
■輸出
輸出出荷に関しては、5カ月連続での前年比増。前年比128.0%にあたる47,358台を出荷していて、とりわけ欧州向けが20,594台で前年比189.6%と好調だ。北米向けも9,185台で、前年比は131.5%となっている。
また2017年度の輸出出荷の実績については、2015年度以来、2期ぶりに前年比増の101.3%となる384,699台を出荷した。
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