燃費・走り・後席・ラゲッジなどを徹底比較
今、国産登録車新車販売台数ランキングでトップの座を争っているのが日産ノート(e-POWER)とトヨタ・アクア。2018年1~6月では1位のノートが全体で7万3380台、2位にアクアが6万6144台と続く(5月単月ではアクアが1位で10325台、ノートが2位で9221台。6月単月ではノート1万1638台、アクア1万1321台と僅差)。いずれにしても、プリウス一強の時代ではなくなり、日産がe-POWERによって販売台数を劇的に伸ばしているのが実情だ。
「電気自動車の新しいカタチ」の日産ノートe-POWERは新しい技術じゃないってホント?
ノートe-POWERはノートをベースにした「電気自動車の新しいカタチ」を謳う、発電に特化した3気筒の1.2リッターエンジンを積むシリーズハイブリッド。
アクアは旧プリウスから受け継いだトヨタ自慢の4気筒1.5リッターエンジン+モーターのハイブリッドシステムを搭載するハイブリッド専用車。燃費のいいコンパクトカーを探しているとしたら、ほぼ同価格のこの2台で悩む人は多いかもしれない。
まずは数ある国産コンパクトカーのなかでもあえて両車を選ぶユーザーがもっとも気になるであろう燃費性能について。ノートe-POWERはX以上が現実的に選ぶグレードで34.0km/L。2018年4月に「Toyota Safety Sense」を新採用したアクアは現在34.4km/Lだ。つまり、同等と考えていい。
先進安全支援機能はノートe-POWERではインテリジェント エマージェンシーブレーキを全グレードに標準装備。マルチセンシングカメラによって歩行者を検知するとともに、踏み間違い防止アシストを用意。停止~約100km/hで作動するインテリジェントクルーズコントロール=ACC(速度設定は約30~100km/h)のほか、車線逸脱防止支援システムなども設定している。
アクアの場合、Gグレード以上に衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」を標準装備。レーダーレーザー+単眼カメラによって、昼間の歩行者も検知。アクセルペダルの踏み間違い衝突被害軽減機能も搭載するが、ACCの用意はない。
居住性については全長、ホイールベースの関係どおり。ノートe-POWERは全長4100mm、ホイールベース2600mm、全高1520mm。室内長2065mm。対するアクアは全長4050mm、ホイールベース2550mm、全高1455mm。室内長2015mm。室内空間にゆとりがあるのはノートe-POWERのほうだ。
具体的な後席居住空間は、身長172cmの筆者のドライビングポジション合わせた背後席でノートe-POWERは頭上に130mm、ひざまわりには大型車並みの275mmものスペースがある。アクアは同100mm、160mmだから、後席居住空間で選ぶならノートe-POWERということになる。
逆に、アクアが優位に立つのがラゲッジスペース。ノートe-POWERはフロア奥行き670mm、幅955mm、天井高775mm。アクアは同700mm、1000mm、820mm。もっとも天井高はノートのほうが高い。ノートe-POWERはキャビン優先、アクアはキャビンとラゲッジスペースのバランスをとったパッケージと言えるだろう。ちなみに後席を倒すと、どちらも段差ができる。
では、走行性能はどうか。こう言ってはなんだが、両車、基本プラットフォームは決して新しくない。乗り心地に関しては、荒れた路面ではとくに足まわりの古さが目立ち、踏面の硬い低転がりタイヤを装着することもあって粗めで、ボディ、乗員に伝わる振動も少なくなく、決して褒められたものではない。ただし、ノートe-POWERはアクアに対して大人2人分ぐらい重い車重が功を奏し!? 比較的重厚感あるしっとりとした乗り心地を示す。
EV走行領域の多さによる車内の静かさを含め、総合快適感という点ではノートe-POWERが一歩リードする印象だ。
動力性能は極めてEVに近いスムースな加速性能を示すノートe-POWERだが、1.5リッターエンジンが動力に加わり、なおかつ軽量なアクアがやや優位。もっとも、ノートe-POWERはドライブモードのエコ/Sモードで発揮される、話題のワンペダル機能が新鮮かつ購入のきっかけになりそう。アクセル操作だけで減速Gによる速度調整が可能になり、慣れれば停止まで行えるワンペダル走行が可能なところが面白い(感覚的に抵抗のある人もいるが……)。
操縦性はけっこうな違いがある。アクアは軽量ボディを生かした、軽快で、キビキビ感ある若々しい走りが持ち味。対するノートe-POWERはコンパクトカーとしては重量級のため、穏やかでゆったりとした、落ち着き感ある走行感覚となる。
アクアの先進安全支援機能が簡易的なセーフティセンスCから第二世代のセーフティセンスにバージョンアップしたものの、先進安全支援機能で総合評価では(一部オプション含む)ノートe-POWERが依然としてリード。
価格はノートe-POWER X が201万1760円、アクアGが205万2000円と接近。最終的に選ぶポイントはもちろん試乗した印象を最優先としてほしいが、付け加えるならば、新しモノ好き、後席の使用頻度が多いなら、もはやなじみあるハイブリッドとはひと味違う、モーターのみで走り、後席居住空間のゆとりで圧倒するノートe-POWERにインパクトを感じるだろう。ただ、純粋な燃費性能なら、熟成のトヨタHVシステム+軽量ボディのアクアが優位に立つはずだ。
ボクが今、乗るなら、新しさ、面白さ、コンパクトカーとしてほかにないドライブ感覚……という点でノートe-POWERになると思う。どちらを選んでも、同じクルマとすれ違う機会はメチャ多いですけどね。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
三重県の「北勢バイパス」、2024年度内に四日市の中心部まで開通! 通勤ラッシュの緩和にも期待。 【道路のニュース】
「高いのはしゃーない」光岡の55周年記念車『M55』、800万円超の価格もファン納得の理由
「すごい衝突事故…」 東富士五湖道路が一時「上下線通行止め!」 ミニバンが「横向き」で“全車線”ふさぐ… 富士吉田で国道も渋滞発生中
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
超クラシック! ホンダが新型「ロードスポーツ」発表で反響多数! ロー&ワイドの「旧車デザイン」に「スタイル最高」の声! 女性にも人気らしい新型「GB350 C」が話題に
「子供が熱を出したので障害者用スペースに停めたら、老夫婦に怒鳴られました。私が100%悪いですか?」質問に回答殺到!?「当たり前」「子供がいたら許されるの?」の声も…実際どちらが悪いのか
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?