■「マツダ=ロータリーエンジン」のイメージを打ち立てたモデルに復活の噂あった?
世界初のロータリーエンジン搭載車として話題になったのが、マツダ「コスモスポーツ」です。
そのコスモスポーツを現代風にアレンジした「コスモ21」が2002年に発表、市販化には至っていませんが現在でもSNSなどで話題になっています。
【画像】超カッコイイ! マツダ「コスモ21」を画像で見る(31枚)
1967年に登場したマツダの「コスモスポーツ」は、ピストンの往復運動によるレシプロエンジンが主流の自動車産業のなかで、市販車初のロータリーエンジンを搭載したクルマとして大きな注目を集めました。
パワートレインであるA10型は、わずか491ccしかないロータリーエンジンを2つ搭載し、排気量に対して高出力を発揮できるメリットを活かして、最高出力は110ps(後期型は128ps)に達します。
またコスモスポーツの特徴ともいえる低く美しいラインのボンネットは、軽量かつコンパクトという利点に優れたロータリーエンジンの特徴を活かしたものだといえるでしょう。
その後、コスモシリーズは1996年に販売が終了した「ユーノスコスモ」まで引き継がて居ます。
また、ロータリーエンジンに関しては2012年に販売が終了した「RX-8」まで引き継がれ、マツダの技術の発展に貢献したクルマということは間違いありません。
それから11年、2023年にはロータリーエンジンを発電用に搭載する「MX-30 ROTARY-EV」が登場。
またジャパンモビリティショーでは2ローターRotary-EVシステム採用のコンパクトスポーツカーコンセプト「ICONIC SP」がお披露目されました。
このように現在では、新たなロータリー伝説が始まろうとしていますが、2002年には初代コスモシリーズのコスモスポーツの復刻版が登場していたのです。
それは、マツダスピード(現マツダE&T)が担当した「コスモ21」で、コスモスポーツの面影はそのままに現在の走行性能や安全基準を満たしたクルマとして開発されました。
ベース車両は、当時のマツダの代表的なスポーツカーである、2代目「ロードスター」が採用され、極力コスモスポーツのフォルムを再現しています。
フロントウインドウやドアパネル周りこそロードスターの面影を残していますが、それ以外のエクステリアパーツのほとんどをオリジナルパーツで制作することでコスモスポーツの再来といっていいでしょう。
とくに水平基調にまとめられたリアフェンダー後方の上下2分割式のテールランプやカバー付きの丸目のヘッドライトはコスモスポーツの現代版に相応しいモデルといえます。
また、インテリアの基本構成はロードスターと同じものですが、ドアパネルやセンターコンソールにはダイヤキルトを施し、シートも初代コスモスポーツを彷彿とさせる千鳥格子模様を採用するなどコンセプトカーとは思えないほどの出来です。
パワートレインも「コスモ」の名を冠するモデルだけに、ロードスターのレシプロエンジンから最大出力250psを発生するRX-8のロータリーエンジン「RENESIS」(レネシス)に換装されています。
このようにマツダスピードの本気度が伺えるコスモ21ですが、結局市販化はされずに現在まで至りました。
しかし、いまだに市販化熱望の声が高く、SNSやネット上ではさまざまなコメントが飛び交っています。
ネットやSNS上では「めっちゃ売れそう、ロードスター以来の大ヒットになる予感」や「超カッコいい!その上ロータリーって、最高でしょ!」など、未だに高い支持を得ているようです。
また「2002年オートサロンに出展されたコスモスポーツの現代版、コスモ21の市販をずっと待っています!」や「エンジン、ロータリーじゃなくて良いから、発売してほしい」など、市販化を強く熱望するコメントも寄せられていました。
ほかにも「ミニやフィアット500などの現代風のレトロデザインを国内メーカーももっと採用して欲しい」など、復刻版を国産車にも適応してほしいとの声もありました。
さらに「帰ってきたウルトラマンの専用車両としてコスモスポーツが使用されていましたね。純白のボディに赤のストライプが、あの未来的なデザインと本当に良くマッチしていました」など、コスモスポーツを懐かしむコメントも見受けられました。
一方で「いかんせん大きすぎる。コスモスポーツと同じくらいとは言わないけど、もっとシェイプして鈍重な感じを消せば更に良くなりそう」や「ロードスターベースのエンジンスワップしたハリボテが復活しなくて良かった。レトロにすがるのはコスモスポーツではない」など、初代コスモスポーツならではボディの美しさには程遠いとのコメントも見受けられました。
結局、市販化には至りませんでしたが、コスモ21はマツダスピードのこだわりが十二分に伝わったコンセプトモデルといえます。
コスモ21は市販化による記録は残せませんでしたが、多くの人の記憶に残るモデルになったといえるでしょう。
※ ※ ※
なお2024年5月28日にマツダは、トヨタ・スバルと共同で技術説明会を行っています。
そこでマツダの毛籠勝弘社長・CEOは次のように語っています。
「ロータリーエンジンは、マツダの独自技術としてその代名詞ともいえるエンジンだと思っています。
このロータリーエンジンを社会に広く貢献できる技術として活用できるようにすることが、この時代における私たちの使命だと思っています。
飽くなき挑戦のスピリットで取り組んでいきます」
なお、マツダは現在の1モーターロータリーエンジンに加えて、2ロータリーエンジンの存在も明かしており、「スポーツカーへの採用なども視野に入れている」と明言。
今後もロータリーエンジンを搭載するモデルから目が離せません。
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みんなのコメント
いつのまにかマークII、チェイサーになったけど
操縦性に難があったと聞いたような