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F1ドイツGP木曜会見:母国グランプリに意気込むベッテル。「ホッケンハイムは特別な場所。今年も多くのファンが訪れることを願っている」

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F1ドイツGP木曜会見:母国グランプリに意気込むベッテル。「ホッケンハイムは特別な場所。今年も多くのファンが訪れることを願っている」

 F1第11戦ドイツGPのFIA木曜会見の出席者は、カルロス・サインツJr.(マクラーレン)、キミ・ライコネン(アルファロメオ)、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、アレクサンダー・アルボン(トロロッソ)の5人。

 まずは司会者がふたりのドイツ人ドライバーに、母国グランプリに賭ける意気込みを尋ねた。するとヒュルケンベルグは「正直、かなり落ち着いている。 特別なイベントじゃないし。僕にとっては日常的なイベントだから」と言った後、「というのは、冗談で」と、今度はまじめに次のように回答した。

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「ここに戻って来れて最高だね。 だって、僕にとって昨年のドイツGPは忘れることができない最高のグランプリだった。僕にとって、昨シーズン一番のレースだったと思う(編注/昨年のドイツGPのレースでの順位は5位で、昨年の最高位だった)。僕の成績だけでなく、サーキットの雰囲気も最高だった。昨年は2年ぶりの開催だったけど、グランドスタンドはほぼ満席で、サーキットが魔法にかけられたような雰囲気になっていた。できることなら、今年ももう一度、経験してみたい」

 続いて、今回が10回目のドイツGPとなるベッテル。

「僕も、ホッケンハイムは特別な場所だ。なにしろ、僕の生まれ故郷から最も近いサーキットだからね。昨晩もチームのスタツフたちと近所でディナーを一緒にとったよ。でも、それ以外は、とても落ち着いている」

「ただ、ニコも言ったように、昨年のドイツGPの雰囲気は最高だった。大勢の観客に、たくさんのドイツ国旗、そして熱狂的なファン――最終的に彼らに最高の結果をプレゼントできなかったけど(編注/首位走行中にコースオフしリタイア)、今年も多くのファンが訪れることを願っている」

 アルボンはイギリスGPで見舞われた高圧系のトラブルについて説明した。

「クルマは動き続けていたけど、だれも触ることができなかった。だから、ピットインして、メカニックがクルマに触ると感電する恐れがあった」


 この話を隣で聞きいていたヒュルケンベルグが、驚いた表情でアルボンを見る。というのも、10番手を走行していたアルボンを残り2週でオーバーテイクしたのがヒュルケンベルグだったからだ。どうやら、ヒュルケンベルグはアルボンにそんな事態に見舞われていたことを知らなかったようだ。アルボンの話の続きを聞こう。

「もし、トラブルに見舞われなかったら、8位にはなれていたと思うから、ちょっとフラストレーションがたまるレースとなってしまった。でも、ダニー(ダニール・クビアトの愛称)が代わりにポイントを取ってくれたから、チームとしてはそんなに悪いレースじゃなかったけどね」

■昨年からの変化を質問されたライコネンは、「そんなに違わないよ!!」
 続いては、そのイギリスGPで、ベスト・オブ・ザ・レスト(トップ3チーム以外のトップ)となる6位を獲得したサインツに、ワークスチームのルノーとの戦いについての質問が。じつはコンストラクターズ選手権でもサインツのいるマクラーレンは、ワークスチームのルノーに21点差をつけてベスト・オブ・ザ・レストの4位にいるからだ。

「昨年の時点で、今年こうなることは正直予想していなかった。だって、僕は昨年ルノーにいて、最終戦のアブダビGPではルノーはマクラーレンに予選でコンマ5秒以上の差をつけていたんだよ(編注/Q2のヒュルケンベルグのタイムが1分36秒630で、フェルナンド・アロンソが1分37秒743だったから、実際には1.1秒の差があった)。確かに僕たちはいまチャンピオンシップで彼らよりも前にいる」

「でも、実力的にはまだ前にいるとは思っていない。実際にレースでは彼らとバトルして、結果的に前でフィニッシュいるだけ。それに、僕たちの目標はトップに返り咲くこと。ルノーだけを見て、レースしているわけじゃない」

 最後は、コンストラクターズ選手権で60点のマクラーレン、39点のルノーに続いて、26点で6位につけているアルファロメオのライコネンに、フェラーリからアルファロメオに移籍して、何が違うか、そしてどれくらい楽しんでいるかという質問が。すると、ここでライコネン節が炸裂!!

「何が違うかって? そんなに違わないよ!! チームは違うけど、そのうちの何人かは以前、一緒に仕事したスタッフだし、今日行われている記者会見だって、去年と同じ。このあと、何本かメディアのインタビューを受けて、それからエンジニアとミーティング。F1は何も変わっちゃいない」

「つまるところ、F1にいる限り、昼と夜が逆転するように変わることなんてないよ。まあ、変わったことといえば、サーキットを出てからは仕事が少なくなったことかな。それこそが、自分が望んでいたことだよ!!」

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