現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 買うならやっぱり売れ筋でしょ! 2020年売れたクルマ6選 推せるトコロ 注意すべきトコロ

ここから本文です

買うならやっぱり売れ筋でしょ! 2020年売れたクルマ6選 推せるトコロ 注意すべきトコロ

掲載 更新 14
買うならやっぱり売れ筋でしょ! 2020年売れたクルマ6選 推せるトコロ 注意すべきトコロ

 コロナ禍で慌ただしく過ぎ去った感もある2020年。でもその一方で、ニューモデルやフルモデルチェンジなども、実は多かったんです。新しい人気車&話題車が登場し、クルマ好きにとっても選ぶ楽しさが増大しているのではないでしょうか。

 ここでは、2020年の登録車・軽自動車 販売台数ベスト3 計6台をピックアップ。いいトコロ・気になるトコロを自動車評論家 岡本幸一郎氏にズバズバ指摘してもらいます!

クルマ界にジンクスあるか? ジンクスを打ち破ったクルマの秘密とは?

【画像ギャラリー】ライズ ヤリス N-BOX…今年も注目! 2020年売れ筋モデル6台をギャラリーでチェック!!!

※本稿は2021年1月のものです。※N-BOXの人気グレードはモデルチェンジ前のものです。各「値引き額」は目標値引き額で、流通ジャーナリスト遠藤徹氏調べ。店舗や時期などによりこの金額を引き出せない場合もあります。
文/岡本幸一郎、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』 2021年2月10日号

■トヨタ ライズ(2020年 登録車 第1位/167万9000~228万2200円)

デビュー:2019年11月/全長3995×全幅1695×全高1620mm、ホイールベース2525mm、970kg、1L直3ターボ、98ps/14.3kgm、WLTCモード18.6km/L(G・2WD)

●推せるトコロ…全長4m、全幅1.7mを切る完全5ナンバーサイズのSUVというのはなかなかありそうでない。日本人ウケのよいスクエアなフォルムで車内や荷室も充分に広く、それでいて最小回転半径は5m以下と取り回しもよい。RAV4の弟分のような雰囲気のデザインも人気の要因に違いない。

●注意すべき点…全体的に安普請で、商品力は高いが商品レベルは高くない。エンジンが1Lのわりにはターボ付きらしくトルク感はあるものの、加速の仕方は荒っぽく、いかにも3気筒らしく音や振動は大きめ。乗り心地も洗練されていない。先進運転支援装備の機能もトヨタのTSSに比べるとだいぶ劣る。

●人気グレード
1)Z
2)G
3)X “S”

●値引き:19万円 ※値引き引き締め傾向

■トヨタ ヤリス(2020年 登録車 第2位/139万5000~249万3000円)

デビュー:2020年2月/全長3940×全幅1695×全高1500mm、ホイールベース2550mm、1090kg、1.5L直3+モーター、91ps/12.2kgm、80ps/14.4kgm(モーター)、WLTCモード35.4km/L(ハイブリッドZ)

●推せるトコロ…新鮮味のあるデザイン。どのエンジンも燃費がよく、ハイブリッドはTHSの固定観念を打破する瞬発力のある発進加速も好印象。アイドリングストップを廃した英断も大いに評価したい。このクラスなのにヤリスクロスに運転席パワーシートや電動テールゲートを採用したのは快挙。

●注意すべき点…安普請なインテリアはデザインがユニークなだけになお残念。走りではボディ剛性は高いが、いろいろ煮詰め不足の感あり。直進性がよろしくなく、乗り心地が硬めで振動も気になる。ヤリスについては、ACC作動時に車速約25km/hを下回ると前車の追従機能が解除されるのも惜しい。

●人気グレード
1)ハイブリッドZ
2)G
3)X

●値引き17万円 ※値引き引き締め傾向

■ホンダ フィット(2020年 登録車 第3位/155万7600~253万6600円)

デビュー:2020年2月/全長3995×全幅1695×全高1515mm、ホイールベース2530mm、1180kg、1.5L直4+モーター、98ps/13.0kgm、109ps/25.8kgm(モーター)、WLTCモード28.8km/L(e:HEVホーム)

●推せるトコロ…乗るととにかく本当に「心地よい」ことはフィットの大きな魅力だ。斜め前方のピラーを細くしたことで視界がよく、死角が少ないので運転しやすいのもいい。また質感も高く、乗り心地も快適で、室内空間も広くて使いやすい。カメラ主体のホンダセンシングの制御もなかなかのもの。

●注意すべき点…これといってなくて、しいて挙げると乗り心地に若干の硬さを感じることぐらい。あとは期待したほど燃費がよくなくて、宿敵にだいぶ水をあけられていることと、せっかく液晶にしたディスプレイが、基本的な情報が大きく表示されるのみで、もう少し有効に活用できそうな気がすることあたりか。

●人気グレード
1)e:HEV HOME
2)HOME
3)BASIC

●値引き21万円 ※まずまずの値引き状況

■ホンダ N-BOX(2020年 軽 第1位・142万8900~223万3000円)

デビュー:2017年8月/全長3395×全幅1475×全高1790mm、ホイールベース2520mm、890kg、0.66L直3、58ps/6.6kgm、WLTCモード21.2km/L(Gホンダセンシング)

●推せるトコロ…JNCAPの衝突安全性能評価で軽初の5つ★を達成したのは快挙。電動ウエストゲートを持つターボにVTECの付く自然吸気といずれのエンジンもさすがはホンダ。後席は跳ね上げ可能で、軽では無理とされた前後ウォークスルーができる助手席スーパースライドシートの設定も強み。

●注意すべき点…発売当時は軽スーパーハイトワゴンとしてこれ以上はない感じだったが、現時点ではACCも約30km/h以下では作動しないことが挙げられる。電動パーキングブレーキの設定もない。あとは価格に割高感があるとか、カスタムは初代に比べてメッキが減ってオラオラ感が薄れたとか……(笑)。

●人気グレード
1)G・L Honda SENSING
2)カスタムG・L Honda SENSING
3)カスタムG・L ターボ Honda SENSING

●値引き12万円 ※値引き引き締め傾向

■スズキ スペーシア(2020年 軽 第2位・129万8000~164万7800円)

デビュー:2017年12月/全長3395×全幅1475×全高1785mm、ホイールベース2460mm、890kg、0.66L直3、52ps/6.1kgm、2.6ps/4.1kgm(モーター)、WLTCモード22.1km/L(カスタム ハイブリッドXS)

●推せるトコロ…後発のタントをしのいで大健闘。いかにも広そうだと感じさせる外見のとおり、クラス最大の室内高を誇り、低い荷室フロアと間口の工夫により大きな自転車の積み降ろしもラク。助手席も前倒しができて長尺物も積める。クラス最軽量の車体とマイルドハイブリッド化による軽快な加速も強み。

●注意すべき点…見劣りしていた先進運転支援装備が8月に強化されたばかりで、あまり欠点らしい欠点もないが、しいて挙げるとややライバルに対して硬さを感じる乗り心地か。また、EV走行できると聞いて興味を持つ人もいるだろうが、最大で10秒間、クリープ走行に限ることを念押ししておきたい。

●人気グレード
1)HYBRID X
2)カスタムHYBRID XS
3)HYBRID G

●値引き16万円 ※値引き拡大傾向

■ダイハツ タント(2020年 軽 第3位・124万3000~200万2000円)

デビュー:2019年7月/全長3395×全幅1475×全高1755mm、ホイールベース2460mm、900kg、0.66L直3、52ps/6.1kgm、WLTCモード21.2km/L(X)

●推せるトコロ…タントに興味を持つのは、ミラクルオープンドアに魅力を感じている人が大半のはずで、そこは絶対的な武器。加えて助手席だけでなく運転席にもロングスライドシートを組み合わせたミラクルウォークスルーパッケージは圧巻。動力分割機構付きCVTにより効率を高めている点も強み。

●注意すべき点…あまり欠点らしい欠点も見当たらないのだが、しいて挙げると、現行型は全面刷新されたにもかかわらず、昔から変わり映えしないデザインだろうか。従来型と比べると、前席を後ろに倒してフラットモードにはできるが、前に倒してテーブルにすることができなくなったのが残念といえば残念。

●人気グレード
1)X
2)カスタムX
3)カスタムRS “スタイルセレクション”

●値引き16万円 ※値引き拡大傾向

【画像ギャラリー】ライズ ヤリス N-BOX…今年も注目! 2020年売れ筋モデル6台をギャラリーでチェック!!!

こんな記事も読まれています

トヨタ「“スライドドア”付きバン」がスゴイ! 全長4.7m級の「ちょうどイイサイズ」! 豪華“木目”内装ד快適”シートの狙い目仕様「ハイエース“ダークプライム”」どんな人が買ってる?
トヨタ「“スライドドア”付きバン」がスゴイ! 全長4.7m級の「ちょうどイイサイズ」! 豪華“木目”内装ד快適”シートの狙い目仕様「ハイエース“ダークプライム”」どんな人が買ってる?
くるまのニュース
「こんなにあるんだ?カー用品」amazonブラックフライデー完全攻略!お得にセールを利用するためのコツを解説!ストア対応カー用品メーカー一覧
「こんなにあるんだ?カー用品」amazonブラックフライデー完全攻略!お得にセールを利用するためのコツを解説!ストア対応カー用品メーカー一覧
月刊自家用車WEB
運転続行?それとも返納? 技術の進化に“隠れた”「危険運転」! 「高齢運転者」が“直面”している「5つの特徴」とは
運転続行?それとも返納? 技術の進化に“隠れた”「危険運転」! 「高齢運転者」が“直面”している「5つの特徴」とは
くるまのニュース
ハスクバーナ・モーターサイクルズ「ノーデン901」「ノーデン901 エクスペディション」【いま新車で買える! 冒険バイク図鑑】
ハスクバーナ・モーターサイクルズ「ノーデン901」「ノーデン901 エクスペディション」【いま新車で買える! 冒険バイク図鑑】
webオートバイ
EVが内燃車に追いつく日! 2026年、所有コストが同等に――バッテリー急落&中古拡大が生む大転換点とは?
EVが内燃車に追いつく日! 2026年、所有コストが同等に――バッテリー急落&中古拡大が生む大転換点とは?
Merkmal
天然木材のテーブルが雰囲気抜群! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
天然木材のテーブルが雰囲気抜群! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
ついに出た!!!!!!!! 待ってたぞ!! 2L×幌[ロードスター]が登場間近!?
ついに出た!!!!!!!! 待ってたぞ!! 2L×幌[ロードスター]が登場間近!?
ベストカーWeb
ラリージャパン2024の来場者数が発表。4日間合計54万3800人で前年を上回る
ラリージャパン2024の来場者数が発表。4日間合計54万3800人で前年を上回る
AUTOSPORT web
おじさん気軽に投票!! 今年の10台からどれを選ぶ!?  [クルマ総選挙 新車編]最終選考開始
おじさん気軽に投票!! 今年の10台からどれを選ぶ!? [クルマ総選挙 新車編]最終選考開始
ベストカーWeb
燃費はプリウス超え???? [次期型カローラ]は内燃機関の未来を背負って2026年に登場か!!!!
燃費はプリウス超え???? [次期型カローラ]は内燃機関の未来を背負って2026年に登場か!!!!
ベストカーWeb
2025年MotoGP暫定エントリーリストが発表。ヤマハは3年ぶりの4台体制、國井がMoto2へ参戦
2025年MotoGP暫定エントリーリストが発表。ヤマハは3年ぶりの4台体制、國井がMoto2へ参戦
AUTOSPORT web
新型[NSX]は1000馬力オーバーか!? ホンダが全固体電池搭載のハイパーBEVを投入する可能性大 
新型[NSX]は1000馬力オーバーか!? ホンダが全固体電池搭載のハイパーBEVを投入する可能性大 
ベストカーWeb
大ヒット予想!! マツダ[新型CX-5]が超絶進化! ハイブリッドモデル登場でしかも安いなら期待大!!
大ヒット予想!! マツダ[新型CX-5]が超絶進化! ハイブリッドモデル登場でしかも安いなら期待大!!
ベストカーWeb
3万7000台も売れたロールス・ロイス! 10年の予定が30年以上も貢献した「シルバーシャドウ」とは一体どんなクルマだった?
3万7000台も売れたロールス・ロイス! 10年の予定が30年以上も貢献した「シルバーシャドウ」とは一体どんなクルマだった?
Auto Messe Web
トヨタのラリー育成は4名全員がプログラム継続。3期生の松下、後藤はラリー3にステップアップ
トヨタのラリー育成は4名全員がプログラム継続。3期生の松下、後藤はラリー3にステップアップ
AUTOSPORT web
新生EVツーリングカーの2年目に向け、2025年STCCカレンダー発表。ヨーテボリ市街地を含む全5戦に
新生EVツーリングカーの2年目に向け、2025年STCCカレンダー発表。ヨーテボリ市街地を含む全5戦に
AUTOSPORT web
なぜ「モータースポーツ新会社」設立? GRとは違う「TGR-D」誕生!? トヨタ会長が語る会社分割の狙いとは
なぜ「モータースポーツ新会社」設立? GRとは違う「TGR-D」誕生!? トヨタ会長が語る会社分割の狙いとは
くるまのニュース
エリーゼを「徹底」レストモッド! アナログ・オートモーティブ・スーパースポーツへ試乗 ローバーKは維持
エリーゼを「徹底」レストモッド! アナログ・オートモーティブ・スーパースポーツへ試乗 ローバーKは維持
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

14件
  • 買うなら売れ筋?
    いやいや、高いお金を出して買うのだから、売れ筋よりも自分の好きな車でしょ?
    通勤や買い物の足だけなら中古の軽でいいけど。
  • わざわざ売れ筋買って、どうすんのかな?
    売れ筋ならリセールが高くなりそうだからってのかな?
    そんな事は気にせずに、好きなの乗れば良いと思う。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

172.0250.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.11000.0万円

中古車を検索
フィットの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

172.0250.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.11000.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村