KLXでMSBR! やっと撮影取材での林道走行です
こんにちは。カメラマンの小見です。一連の改造をご覧いただいておりますKLX125も構想どおりに“ミニアドベンチャー風味”化が済んだところで、いよいよ正式(?)な出番です。
2023年11月、コロナ禍になってから中止になっていた「松野四万十バイクレース(MSBR)」がついに再開され、レース現場での追跡撮影に投入することができました。なんと、2019年に前相棒だったホンダSL230で撮影に赴いて以来、4年ぶりだったんですよ!
任意保険ほか維持費が安い、トランポへの積載が楽……などの理由でKLXにスイッチ。以来、中古で気になった部分の補修から始まり特別装備装着に至るまで、長かったな~と感慨に浸りました。
さて、MSBRです。四国の美しい山々、四万十川の源流付近の林道をいくつも繋いだマウンテンバイクレースのコースは、起伏に富み、土質が個々の林道で違ううえ、リバークロス(渡河)セクションまであります。
普段は林業のための林道も、この日はマウンテンバイク(自転車)やオフィシャルのバイク(オートバイ)が走れるスペシャルデーになるので、パトロールのオフロードバイク隊も含めバイクグループも自ずと気分は高揚します。もちろんバイクグループの目的はレースの安全確保であり、私の場合は記録の写真をしっかり撮るのが命題。
【 画像ギャラリー 34枚】【プロカメラマン】が大量画像で記録!「KLX実戦投入!四国“松野四万十バイクレース(MSBR)”取材で山中を激走!」……の写真を見る!
トランポで長距離移動し、“ぽっぽ温泉”でリフレッシュ
トランポにKLXや装備類、着替えと肝心なカメラ機材を積み、関東から愛媛県の宇和島市に近い松野町を目指して一路西へ。関東から中部地方にかけては見慣れた風景なので、伊勢湾岸自動車道経由で関西へ。途中、鈴鹿PAでシャワーを浴びてリフレッシュし、未明の大阪を抜けて淡路島経由で四国に入りました。日程に余裕を持って出てきたので高知市に立ち寄り、四国カルストで仮眠。
翌朝、素晴らしい景色をしばし味わってから慣れ親しんだ松野町に到着。まるで、いとこのいる故郷に帰ってきたかのような感覚です。町役場に顔を出してみると、コロナ禍以前の担当者は配属が変わられたり産休とのことで、新任の方々に紹介をいただきバイクの置き場を確保。
さっそく、KLXを降ろして休憩&自由時間。この町にはJR予土線の松丸駅が中心部にあり、駅舎と繋がった建物2階に“ぽっぽ温泉”があるんです。これが長旅の疲れを癒してくれてじつに良い。
この周辺をサイクリングで楽しむサイクリストはもちろん、バイクでツーリングにきたライダーも、この温泉があるのを知っているとスッキリとリフレッシュできること請け合いです。
いったんさっぱりして食事を済ませ、トランポを役場に置かせていただき、レースコースの下見に。林道の閉鎖区間以外に変化がないか、KXLで軽く走ってみました。
以前に開催されたレースでは中継ポイントになっていた松野南小学校は、児童数が少なく、寂しいことに休校となってしまったのですが、建物だけは健在。町を流して、旧松野南小学校の裏からコースとなる林道を途中まで走ってみて様子を見たり、チェーンでまだ入り口が閉鎖されていた滑床林道など他の林道も見て回ったりしました。
※以下、「■~」は写真の説明文。写真は画像ギャラリーにまとめてあります。
■愛媛県の松野町に到着する前日は、せっかくの長旅なので高知経由とし、四国カルストの登り口で仮眠。明け方の四国カルストは美しい風景で、寒いのにバイクが3台ほど走っていました。
■四国カルストのエリアから宇和島方面を目指し、鬼北町を経て懐かしい松野町に到着! コロナ禍前の町役場から、すっかりリニューアルして近代的な建物になっていてビックリ。
■松野四万十バイクレースのコース図。林業向けに通行が許可されている林道ですから、無断で入るのはNGです。様々な土質や風景、文字どおり森の国と自他ともに認める松野~土佐です。
■到着して休憩の後、まずは林道区間に入る手前のダートを軽く試走してKLXの様子を見ます。
■普段の林道入口ゲートです。こちらは滑床林道の入り口で、大きな岩盤や渓流が美しいエリア。
モト隊と合流!コースを確認
到着日は、夕方にクルマの中を片付けて車中泊の支度をし、トランポ内に設置したコットで仮眠。
翌朝になるとパトロールのバイク部隊“モト隊”の面々が集まりだして、いよいよコース全域の試走とパトロール。コース分岐点などの立木やガードレールにくくり付けられたガイドテープの設置確認で、ゲートのキーを受け取り林道に入る態勢になりました。
モト隊は四国在住でラリーやMX経験の豊富なライダーがほとんど。心強い仲間たちです。以前は2ストの車両も多かったのですが、CRF250など年式の新しい4スト車にスイッチしたライダーが増えました。
雨の少なかった年ゆえか、崖崩れなどの危険箇所は以前ほど多くはなく、例年より乾いた林道。逆に、乾きすぎて路面が硬いくらいです。いくつかの林道を走って最終段階で通るガレ場の下りは岩がゴロゴロ、要注意ポイント。ここだけフロントが21インチにならないかなー、なんて勝手なことを想像しながら慎重に下ります。
そうこうして山を降り、スタート地点である虹の森公園に向かうと翌日出走する自転車乗りたちが集結しています。夕方から、前日ミーティングが始まりました。
ミーティングでコースや注意点をレクチャーするのは、大会開催に大きく寄与したプロMTBライダーである門田基志選手と、ペア出場で組む西山靖晃選手。特に門田選手は今治在住で、長年しまなみ海道をはじめ四国各地における自転車イベントに力を注ぎ、現在自転車天国とも言われる四国の自転車環境や一般ユーザーへの安全啓蒙にも大きく影響を与えた人物です。
筆者も、初期からそうした活動に取材を通して深く関わらせていただき、この松野四万十バイクレースが日本で一番ハードな大会という、そうとう「S」なコース設定には門田氏らしさを感じつつも親しみを禁じ得ないわけです。
我々取材班やパトロールのバイク部隊にさえ「必ず自力で帰ってきてや~」って調子なのですから。撮影者であってもライダーとしての技量を信じてくれているのでしょうけど……。
ミーティングのころになると、このバイク情報WEB「モーサイ」のモトである雑誌「モーターサイクリスト」の姉妹誌「サイクルスポーツ」の中島編集長も到着。彼もまた、入社早々に奈良吉野で行われるドMな自転車大会で苦労を共にした旧知の仲なのですが、ロード志向。今回のようなハードな山岳レース出走は割と珍しい。
同じ宿で大会前夜はゆっくりと休み、翌朝は真っ暗なうちから仕掛けの遠隔ストロボをスタート地点の高いところに設置してスタートを待ちます。いよいよコロナ禍以降、初開催のMSBRが始まります。
■レース前日の試走中。カブでパトロール隊に参加したライダーが滑床林道の途中でパンク。 途中までの路面状態でやっぱりカブではキツいとの判断で舗装区間の立哨にスイッチしました。
■コース終盤のガレ場下り。翌日知らぬ間に落石してる場合もあるので油断できません。
■パトロールから戻って虹の森公園に着くと、いよいよ選手受付が始まりました。
最初のダートは大きめな石もある滑床林道!
スタート合図とともにペダリングとタイヤが路面を蹴る音が虹の森公園前に響き、そのシーンをカメラで捉えるやいなや、スタートの撮影用にセットしたストロボは置きっぱなしで(回収は役場のスタッフに任せました)、KLXに飛び乗って追跡を開始。
最初の滑床林道に入る前は国道381号から県道8号の西土佐松野線を南下して少し行くと河内神社の三叉路を右折して県道317号へ。明け方前であるうえに、周りは木々が生い茂っていて真っ暗です。
ここまでで先頭集団を追い抜いておいて、頃合いの良さそうなポイントにKLXを停め、カメラを用意。後続でやってくるレース集団から見つけやすいようにフォグランプを点灯させつつ、極力じゃまにならない場所にKLXを置いておきます。
暗いし、足元が滑るし……ここで足を滑らせて排水溝にいちど落ちました(いてて!レベル)。先頭から中盤グループくらいまでそこで撮影をして、すぐに追跡&慎重に各選手を追い越して、先頭グループをも再びお追い越します。
普段はゲートの閉まっている県道270号滑床林道に入ると、松野町役場関係の女子たちが動物の被り物をして熱い応援! スタート後、少しへばり気味になってきた選手たちに気合が入ります。
フラットダートの中に時折大きめな石も混じる滑床林道、尖った石もあるのでパンクしにくいライン取りも試されるのは我々バイクのスタッフも一緒。パンクでタイムロスするのは避けたいですからね。
滑床林道を登り切って県道を左折すると“鹿のコルCP(チェックポイント)”に到着。ここで走者チェックと補給、休憩です。地元の松野鬼城太鼓の皆さんがここで応援に参戦、一つ目の林道を無事に登り切った選手たちを大いに励ましてくれます。
■初冬のレースゆえスタートはまだ夜同然。左側に高いスタンドでストロボを設置して撮影。
■高感度で撮っているので選手の姿が見えますが、肉眼で見ているとランプ類の光がわーっと通過していく。
■先頭グループの2、3チームが序盤でジワジワと後続を引き離す舗装区間。ここも真っ暗です。
■被り物女子たちが滑床林道の昇り口で選手たちを盛大に応援。
■一つ目のダートである滑床林道頂上付近の段階で、先頭の門田(左)・西山ペアが後続を大きく引き離しています。
■滑床林道を抜けた先の広場“鹿のコルCP”。鬼城太鼓の皆さんが沿道で応援! レース途中にはここから移動して終盤の沈下橋でも太鼓の音を響かせました。
■“鹿のコルCP”でスタッフのチェックを受け、水分補給と休憩を取る選手たち。
ダートをつなげるように走っての取材、バイクでも体力が奪われます
そこから先には宇和島湾を一望できるポイントもあって、余裕のある選手グループはそこで写真を撮ってから再度走り出します。良い眺めです。
しばらく舗装路を南下して黒尊川沿いの気持ち良い道路を走ると、二つ目のダートである西谷林道の入り口が右手に。先頭の2人があまりに後続を引き離してしまったため、このあたりからは中盤グループを狙って自己ポジションをキープ。
西谷林道で中盤のタイトな林道シーンを押さえ、再び舗装路で移動して3つ目のダートである玖木林道に突撃です。撮影している私も徐々に体力を奪われ喉も渇きます。玖木林道を抜けた先にフィードステーション(補給ベース)があるので、水と軽い食料をいただきます。
途中の川渡りのセクションですが、雨が少なく川の水量が少なかったので、選手達の苦労は少なかったでしょう。
■下界の宇和島を眺めつつ疾走する選手たち。ここまでの間に結構な標高を登ったのが分かります。
■二つ目のダート、西谷林道への舗装区間は静かで路面もフラット。所々苔があるので要注意。
■序盤は無理せずペースを保っていたベテラン女性チーム。今回はテスト的に電動アシスト を使用したのだが、思いのほか電気を食ったため、終盤は苦心していた模様。
■途中のフィードステーションで提供される鹿肉のソーセージ。これは美味い。
■出場選手達は林道を走り慣れたライダーが多いのだが、あまりの傾斜度で押す場面も。 カメラを向けると頑張って走ってくれる方もいて有り難いけど無理しないで~という思いも。
■下の山が背景に入れられそうなポイントがあると、崖をよじ登ってカメラアングルを確保。自分のKLXを画面に入らない位置に置いて、ダッシュで崖を登ります。
■渇水気味だったのでリバークロスは水量少なめ。転倒者が出なかったのは良し。ただし迫力はちと少なめ……?
■程々疲労したところでフィードステーションにて休憩の選手たち。人間がエンジンゆえ、 水分や果物その他の補給はとても重要な継戦要素ですね。私も水をいただきます。
日見須林道の下りで転倒!予想どおりの損傷
玖木の区間を過ぎて再び舗装区間を北西に向かうと、いよいよ難関・日見須林道入り口です。コース最長の目黒林道よりは短いながら約13kmの日見須林道は激坂あり、ガレ場ありとじつに変化に飛んだ林道で、バイク部隊にとっても要注意セクションです。
激坂での苦闘や励まし合うシーンを撮影し、険しい林道の状況を納めると、少しペースアップしてより先頭に近い集団に追いつかなくてはならない位置になっていました。
この日見須林道の下りでペースアップしていたとき、ヤラレました。浮いた石にフロントを弾かれて、とっさに体勢を立て直したんですが、フロントタイヤが接地したとき、再度浮いた岩に弾かれ、もう間に合わず転倒。2段構えで足払いを喰らったような感じです。ラインがもう少しまずかったら前後誰もいないタイミングで林道から落ちてたかも(悪運は強いな)。
暑かったけれどプロテクターを兼ねてオーバーパンツを脱がず、正解でした。擦過傷は大したこともなく、打撲が少々。ただ、追加スクリーンで顎を少し打ったのは痛かった。ヘルメットを被ったままカメラを構える必要上、アゴの付いたフルフェイスは使えないので。
KLXを引き起こしてダメージ箇所をさっさとチェック。ひん曲がったブレーキペダルをそこらに落ちていた枝を使って曲げ戻し、ともかく林道を出たところにある沈下橋脇=日見須フィードステーションで鎧武者が選手を歓迎するシーンの撮影に集中します。
もう、足が少々痛くてもそこらで痛がってる暇はありません。バイクの損傷は終盤のフィードポイントで見ればヨシ!
■最南端の日見須林道は慣れた選手らでさえ足で漕いで登れない坂がいくつも存在。撮影バイクのエンジン特性も、彼らの横を通過する際に小石を跳ね上げにくいフラットなパワーの出方が好ましいのです。なお、KLXのギヤ比は1Tフロントを上げたところローだと歩くくらいの速度でなんとか登れた。細い激坂を押してる選手の横をスピード上げて通過できませんよね……。
■「チーム山鳥」のベテランも少しのミスで乗車状態から押すハメに。この方すごく速い選手なのですが。
■終盤の沈下橋FSで出迎えてくれる鎧武者おふたり。斬られて?喜び、写メに収める選手は多い。
■最後のフィードに向けて清流沿いに走る林道が気持ち良い。夏場だったら撮影をサボって泳ぎたくなったかもしれません(半分本気)。
■最長区間を選ぶクラス以外は松野南小学校FSでチェックと電動クラスの充電や補給食の供給を受けた後、一路ゴールの
ある虹の森広場に向けてひた走ります。
■走るわ崖を登るわ、すっ転ぶわで、私も空腹でフラフラ。ここでのおいしい味噌汁とオニギリに助けていただきました。
■ガレ場の下りでクラッシュした痕跡。ガードがひん曲がってフォグが横を照らす角度に。 悲惨な状態ではあるもののフレームに損傷が入ってなさそうなのが朗報なのです。これが このガードの強度計算どおりになった証拠(テキトーな感覚で部材選んだだけですけど)。
■右膝がしっかり裂けたワークマンの廉価版オーバーパンツ。“元”は十分以上に取りました。
速すぎる!トップの門田・西山ペア
最もハードな“アルティメットクラス”以外は、この後の川沿いの長閑な林道を走破したら残りはゴールまで舗装路。
この目黒川沿いのなだらかな林道までくると安堵感が出てきますが、雨の多い年は日陰のコーナーでフロントから滑りやすい土質の場所が何箇所もあって、油断は禁物です。ここを抜けて集落まで出ると、終盤で最も補給物資の多い松野南小学校フィードステーションです。
電動アシスト仕様のマシンで出走したチームはガス欠ならぬ電欠に悩まされたこともあって、ここでバッテリーの充電と食料の補給で大休止。同時に、規定時間にここまで到着できないとタイムアウトとなって残念ながら失格になります。
最も超人クラスのアルティメットクラスはすでにもうひとつの最長区間ダートである目黒林道に突入しているはずで、その時点から追跡してもゴールは撮れないだろうと計算。ここでKLXの破損箇所をチェックしておき、自分もおにぎりや味噌汁をいただき、痛む足も構わずゴールへ向かいました。
アルティメットクラス以外のクラスの出場者は、この小学校からスタート地点の虹の森を目指します。
林道が終わって安心していたのも束の間。この最終区間の舗装路はダラダラ坂が長く、ゴール手前の下りまでに選手たちの残った体力を容赦なく奪うのでありました。
ゴール地点に到着して、さあ到着選手を狙うぞ!と思ったら、恐ろしいことに上位陣のほとんどを振り切って、トップ選手ペアはとっくにゴールしており着替えも済ませてくつろいでいました。
そう、前日レース全般のレクチャーをしていた門田・西山ペアが電動アシスト組まで全員ブッチ切っての優勝だったのです。下りのペースを想像すると恐ろしいペースで走っていたのでしょう!
思うんですが、革ツナギとかプロテクターのないサイクルウェアで林道下りをすっ飛ばして行くマウンテンバイクライダーって、オートバイライダーよりどこかネジが少ないのではなかろうか……?
■超ハードなアルティメットクラスが最後に走破する目黒林道の夕景。幾重にも連なった 山々を眼下に望みながら下りのダートをかっ飛ばしてゴールを目指します。
■電動アシスト軍団も蹴散らしてブッチギリ優勝の門田・西山ペア。40kgの米袋を抱え上げて余裕のスマイルは若きホープの西山選手。
KLXは想定どおりの出来で、大満足!
その後、続々とゴールするチーム。表彰式と最終走者まで撮影をして、松野四万十バイクレースはつつがなく終わりました。前日のパトロールやひとりで下見したのを含めると、思う存分林道を走れたように思います。
コロナ禍で数年中断していた間に熟成を重ねたKLX125が狙った感じに走れたこと、そして町の人々や風景がほぼ変わらずにいてくれた松野の町に再び訪れることができた喜びを、関東までトランポで戻る間も噛み締めたのです。
その後のKLX125の破損箇所観察では、狩野溶接で作っていただいたエンジンガードは目論みどおりガードだけ曲がってフレームの損傷は見られず。まさに想定どおりでした(コケたくてコケた訳ではないのですが)!
レバーやペダルの曲がったところは関東への帰還後に自分で早々に補修しましたが、曲がってしまったガードの修復はしておきたいところです。他に不便な点はあまりなく、おおむね満足のいくカメラバイクに仕上がったなぁと実感した次第です。
本音を言えばアクセルひと開けでフロントを上げて障害物を乗り越えて回避できるエンジンパワーも欲しいですが、近くに参加選手がいた場合に後輪から小石を弾き飛ばす可能性も出てきます。どちらを取るかと言えば、選手の安全を取るのが正解と考えます。
次回は実戦からの改良点と特製ガードの復旧作業、これで最終回となります。
○取材協力
株式会社コイデル代表取締役 門田基志氏
松野町役場
レポート&撮影●小見哲彦
プロフィール●小見哲彦
無類のバイク好きカメラマン。
大手通信社や新聞社の報道ライダーとしてバイク漬けになった後、写真総合会社にて修行、一流ファッションカメラマン、商品撮影エキスパートのアシスタントを経て独立。神奈川二科展、コダック・スタジオフォトコンテスト等に入選。大手企業の商品広告撮影をしつつも、国内/国外問わず大好きなバイクを撮るように。『モーターサイクリスト』誌ほか多数のバイク雑誌にて撮影。防衛関係の公的機関から、年間写真コンテストの審査員と広報担当人員への写真教育指導を2021年より依頼されている。
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