■1999年の「R34 Vスペック」がオークションに登場
英オークションサイト「Collecting Cars」に日産「スカイラインGT-R(R34)Vスペック」が出品され、2023年12月15日に7万7000ポンド(約1400万円)で落札されました。どのようなモデルなのでしょうか。
スカイラインGT-R Vスペックは、1997年に登場したスポーツカーです。
1998年5月に登場した10代目スカイライン、その後1999年1月にR34が登場し、先代となるR33よりもボディサイズを縮小したことでフットワークに優れた運動性能を実現しています。
R34発売当時は、標準車とVスペックが設定されました。Vスペックは標準よりもレーシングカーのようなエクステリアと走行性能が加えられた仕様です。
日産独自の4WDシステムである「アテーサ E-TS PRO」やアクティブLSD、圧縮タコメータ、アドバンスドエアロシステムなどを搭載しています。
なお、2000年8月には、マイナーチェンジしたVスペックIIが登場しています。
今回、英国バッキンガムシャーから出品されたスカイラインGT-R Vスペックは、1999年式です。
2.6リッター直列6気筒4ツインターボエンジン「RB26DETT」と6速MTの組み合わせで、最高出力280PS、最大トルク368N・mを発揮します。
右ハンドルの日本仕様で、2017年10月、英国に渡り再登録されました。
ボディは白で、足元にはブロンズ製の18インチ6本スポークアルミホイールが装着されています。また、ケンウッドのインフォテインメントシステムや、前後のパーキングカメラも装備されています。
走行距離は16万4115km。ほぼオリジナルの状態を保っていると考えられます。
今回の競売では計46回の入札があり、7万7000ポンド(約1400万円)で落札されました。当時の日本での新車価格は標準仕様より60万円高い559万8000円でしたので、2倍以上の金額で取引されたことになります。
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