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【クラス販売トップ独走中!!】「帝王」アルファード ヴェルファイアを超えるミニバンはなぜ出ない??

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【クラス販売トップ独走中!!】「帝王」アルファード ヴェルファイアを超えるミニバンはなぜ出ない??

 大型Lクラスミニバンにおいて、もはや敵なし、独走体制を築いているアルファードとヴェルファイア。もはやライバルは不在なのか? 

 リセールバリューに関しても、日本車の競合モデル、エルグランドとオデッセイと比べても圧倒的に勝っているのか?

【奇数がクロカンで偶数が…??】BMW ベンツ ボルボ… 「グレード名の法則」がわかりづらい!!!

 また、輸入車ミニバンのライバル車と比較。そのほか日本で購入できる並行輸入車の大型ミニバンとも比較してみた。

 はたして、アルファード、ヴェルファイアを超えるミニバンはこの世に存在するのか? 

文/野里卓也
写真/ベストカー編集部 ベストカーWEB編集部

■販売台数はアルファード/ヴェルファイアがダントツ!

 まずは、日本におけるアルファード/ヴェルファイアのライバル車を見てみよう。競合車といえるのはオデッセイやエルグランドだ。2018年の年間新車販売台数を比較してみた。※2018年1月~12月までの累計販売台数(日本自動車販売協会連合会資料)。

●アルファード:5万8806台
●ヴェルファイア:4万3130台
●オデッセイ:1万6670台
●エルグランド:7313台

 ご覧の通り、ライバルを寄せ付けない圧倒的な販売力をみせつけている。それにしてもここまで差が開くとは……。もはや敵なしといったところだろう。

■売れ筋モデルでもアルファード/ヴェルファイアは高額モデルがトップ3!

 次に各モデルの売れ筋グレードを見てみよう。アルファードとヴェルファイアはガソリンとハイブリッドでそれぞれ売れ筋グレードが出ているので、そちらで比較した。

■売れ筋モデル(※2018/10~2019/3月集計分。%は販売台数に占める割合)

■アルファード ハイブリッドモデル 
●ハイブリッドSR “Cパッケージ”(569万5920円)……19%
●ハイブリッドSR(513万9000円~)……16%
●ハイブリッドエグゼクティブラウンジS(750万2760円)……15%

■アルファード ガソリンモデル
● S “Cパッケージ(438万3720円)……54% 
● S(374万4120円~)……13%
● S “Aパッケージ”(513万9000円~)……8%

■ヴェルファイア ハイブリッドモデル
●ハイブリッドZR(513万9000円~)……24%
●ハイブリッドZR“Gエディション”(569万5920円~)……23%
●ハイブリッドX(463万2120円)……14% 

■ヴェルファイア ガソリンモデル
● Z “Gエディション(438万3720円~)……52% 
● Z( 371万4120円~)……17%
● Z “Aエディション”(392万6880円~)……14%

■オデッセイ ※ガソリン&ハイブリッド両方を含めた売れ筋トップ
●ハイブリッド アブソルート・EXホンダセンシング(415万円)

■エルグランド
●250ハイウェイスタープレミアムアーバンクローム(447万7680円

 アルファード/ヴェルファイアはハイブリッドとガソリンにそれぞれ標準とエアロパーツを装着したグレードがあるのだが、売れ筋はやはりエアログレード。

 それでいて軒並み400万円以上もするモデルが中心で、ハイブリッドモデルに至っては500万円台以上のモデルがトップ3を占めている。

 さらに販売価格750万円からの豪華なセカンドシートが備わるエグゼクティブラウンジSが15%もの販売台数を稼いでいるのは驚きを通り越して言葉もない……。

 ところでオデッセイの売れ筋にご注目。ガソリンもハイブリッドも含めて一番高いモデルが売れているのだ! 最も、バリエーションがあまり豊富ではないという事情もあるのだが。

 一方でエルグランドの売れ筋モデルを見てみると、何だか切なくなってしまう。オデッセイの方がハイブリッドでなおかつ先進装備がふんだんに搭載されて車両価格が安いときているのだから……。

■3台の居住スペースは?

この顔を見ると、帝王と呼びたくなるほど威圧感のあるアルファード

標準グレードでもオットマンを備えるアルファードの室内

 一見すると、アルファード、ヴェルファイアの居住スペースに不満はまったくないように見えるがそんなことはない。

 3列目シートは、頭上と足元の空間が広いものの、座り心地に不満が伴う。2列目に比べると床と座面の間隔が不足して、足を前方に投げ出す座り方になりやすいのだ。

 座面の作りも平板だからサポート性が悪い。1、2列目は快適なのに3列目に座ると、左右に跳ね上げて格納することを重視した造りが一気に現われるのだ。3列目は座面の奥行寸法も432mmと短く、サポート性にも不満を感じる。

 いっぽう、オデッセイは床が低く乗降性がいい。特に3列目は床と座面の間隔が適度で、足を投げ出すアルファード、ヴェルファイアよりも快適だ。安全装備のホンダセンシングは高機能でハイブリッドは動力性能が高く燃費も優れる。

かつては一世を風靡した走りのミニバン、オデッセイは最新モデルではどうなのか?

3列目シートの居住性に優れるオデッセイ

 さて、最後にエルグランド。まず、Lサイズミニバンで重要な3列目のシートのはずなのになぜか狭い。床と座面の間隔が不足して座ると膝が持ち上がり、窮屈な姿勢になる。

 また、3列目を格納する時は座席を下側に畳むから、左右に跳ね上げたり反転させる方式に比べて床が高くなってしまっている。重い荷物を高い位置まで持ち上げる必要があり、荷室高も足りないから自転車などを積みにくい。

オラオラ顔ではアルファード、ヴェルファイアに負けていないのだが……

7人乗りの場合は2列目がコンフォタブルキャプテンシートに。オットマンに加え、中折れ式シートバック、アームレスト、ロングスライドレールを採用する

■リセールバリューでもやっぱりアルファード&ヴェルファイア!

※モデルはガソリン車のS”Cパッケージ” 平成27年にフルモデルチェンジあり。単位は万円で、ブルーの棒グラフは当時の新車価格。グレーの折れ線グラフは登録年の1月~6月、オレンジは同年7月~12月に登録された価格


※モデルはガソリン車のアブソルート。平成25年にフルモデルチェンジあり。単位は万円で、ブルーの棒グラフは当時の新車価格。グレーの折れ線グラフは登録年の1月~6月、オレンジは同年7月~12月に登録された価格

※モデルは2.5LのハイウェイスターS。平成26年以降はハイウェイスター。平成26年にマイナーチェンジあり。単位は万円で、ブルーの棒グラフは当時の新車価格。グレーの折れ線グラフは登録年の1月~6月、オレンジは同年7月~12月に登録された価格

 次にリセールバリューで見てみる。各モデルを登録から3/5/7年ごとの中古市場価格で比較。

 参考までにグラフを作成したのでご覧いただきたい。グラフは販売業者の店頭にて保証付きで販売される平均価格を記載した『シルバーブック』を用いた。

 実勢価格を見ることで各車の下取り価格や人気がわかるはず。こちらもアルファード/ヴェルファイアが比較的高価格帯で推移。7年落ちでも新車価格の6割を維持しているのだ。

 なお、エルグランドは現行モデルの登場が平成22年と10年近く経過したモデルとなっている。それも近年、販売台数が落ち込んでいる要因でもあるだろう。

■もはやライバル車は輸入車しかない?

■レクサスLM

全長×全幅×全高は5040×1850×1945mm。アルファード比で全幅は変わらないものの、全長で90mm、全高は10mm拡大されている

 というわけで国産車ではアルファード/ヴェルファイアのライバルは不在といった状況。では海外に目を向けるとライバル車はいないのだろうか? 

 と、その前に、ブランドこそ違えど、同じ会社から現われた強敵から紹介しよう。2019年4月の上海モーターショーで公開されたレクサスLMである。

もはや走る応接室。中国では約2000万円級になるのではないかといわれているが、ロールスロイスやベントレーに比べれば格安?

 中国の富裕層に好まれるBピラー部分に固定のパーティションが設置されていて、後席はゆったりとした2座配置。アルファード/ヴェルファイアベースなのに、乗車定員4名という贅沢なパッケージングとなっている。

 しかも、そのパーテーションは単なる樹脂の壁ではなく、内部にスチール構造材を仕込んだがっちりとした作りでボディ剛性アップにも貢献しているという。

 シートにもきめ細やかな気配りが施されており、シート内部のウレタン層の下には、低反発枕などに使われる粘弾性ウレタン層があり、シートそのもののダンピング効果が向上しているという。

 さらに、シートレールの剛性不足からくる不快な振動を抑制するため、後席はスライド機構を廃した固定式として、肘掛部分がそのままフロアに剛結。なんとバックレストにはご丁寧なことに4つのダイナミックダンパーが仕込んであるという。

 足回りではスイングバルブ式ショックアブソーバーを採用するなど、乗り心地を中心としたセッティングをさらに煮詰めている。

 上海モーターショーでの公式発表では、日本での発売はないというものだったが、販売店取材に定評のある流通ジャーナリストの遠藤徹氏が取材したところによると、レクサス販売店筋の情報として、

「レクサスLM300hはまず、中国やアジアの一部で2020年秋頃発売になり、日本にはその1年後の2021年秋頃の投入する方向で開発中というのが有力になっている」という。

 オラオラ感のあるアルファード、ヴェルファイアに比べ、グリルこそ大きいものの、シンプルでギラギラ感がない。本当のお金持ちは、余裕というか、大人の風格、上品さを持っているんだぜ! とレクサスLMは主張しているように思えるのだ。

 とはいえ、日本で販売したとしても、相当盛られる(1500万円以上?)はずだから、直接のライバルとはならないのでは?

■メルセデスベンツV260ロング

輸入車のなかで、アルファード、ヴェルファイア最大のライバルといえるのがメルセデスベンツVクラス(写真はビッグマイナーチェンジ後のVクラス)

●車両価格:738万円
●ボディサイズ:全長×全幅×全高:5150×1930×1880mm、乗車定員:7名
●エンジン:2L直噴、直4ターボ、211ps/35.7kgm
●安全装備:ブラインドスポットアシスト/レーダー型衝突警告システム/レーンキーピングアシスト/ディストロニック・プラス/LEDインテリジェントライトシステム/360°カメラシステム/アテンションシステム/など

 輸入車のなかで、アル/ヴェルの最大のライバル車といえば、まず思い浮かぶのがメルセデスのVクラスだ。

 現在、新車で買えるのはV260ロングは全長が5mオーバーと、トヨタハイエースのスーパーロング(5380mm)と匹敵するようなボディサイズを誇る3列シート7人乗りミニバンである。

アルファード、ヴェルファイアと遜色のないVクラスのシート。横方向はVクラスの方が断然広い

 2列目独立シート、3列目ベンチシートともにスライド、バックレスト前倒し、タンブル、セカンドシートを対面セットできるなど、居住性も抜かりなく、その気になればミニバン的な使い方もできて、2列目のタンブル、スライドを使うと3列目の乗降幅は余裕の広さを誇る。

 ちなみにメルセデスベンツ純正のドライブレコーダー付きデジタルルームミラーまで装備している。

 現在、日本でのラインアップはV260ロングのみ。実は2019年3月に本国でビッグマイナーチェンジが行われており、その改良版の日本導入が2019年中に間に合うかどうか。

 ビッグマイナーチェンジのメインは新型2L、直4ディーゼルターボ(163ps/38.7kgm)+9速ATが搭載されたこと。おそらく日本仕様はV220d(全長4895×全幅1930×全高1880mm)とロングボディになりそうだ。

 たしかに、メルセデスベンツというブランド力、スリーポインテッドスターがグリル中央に鎮座した威圧感のある顔、最新の安全装備と巨大な室内の居住性(特に室内幅)は凄い。

 しかし、1930mmという全幅はやはり日本では大きく、扱いにくいし、シートアレンジの幅広さと使い勝手を考えると、アルファード、ヴェルファイアのほうが上だと思う。

■VWシャラン

ハンドリングもミニバンとは思えないほどしっかりしており、スタビリティが高い

■■VWシャラン トレンドライン
●車両価格:505万4220円~
●ボディサイズ:全長×全幅×全高:4885×1910×1750mm、乗車定員:7名
●エンジン:1.4L直噴、直4ターボ、150ps/25.5kgm
●安全装備:ブラインドスポットディテクション(後方死角検知機能)/レーンキープアシストシステム/アダプティブクルーズコントロール/プリクラッシュブレーキシステム/リヤトラフィクアラートなど

 次はVWのシャランだ。VWのミニバンといえばトゥーランを思い浮かべるかもしれないが、それよりもひと回り大きいモデルがシャランだ。

 7人乗りのシャランのシートは1列目から2人、3人、2人のレイアウトで、2、3列目のシートもベンチシートタイプではなく独立シートが採用されている。

 重厚でカッチリとしたフロントシートと同等のシートが、1人1座、設けられているのだ。おかげでシートベルトは装着しやすく、体のサポート性も極めて高い。

独立式のシートはカッチリとした作りで長時間のドライブが疲れにくい

 2列目シートは160mmのスライド量を持つ。そのため3列目にも十分な足下スペースを配分することが可能で、快適に大人が座ることができる。

 アルファード、ヴェルファイアと一番大きな違いは、ハンドリングだろう。ミニバンとは思えないほどしっかりした、ドイツ車らしいハンドリングで、走りが楽しくなるといっては大げさだが、家族が乗っていない時に走りが楽しめる、そんなミニバンである。

 廉価モデルのトレンドラインだと392万2020円から選べるのだが、できれば上級モデルのハイラインをチョイスしたい。ハイラインでは505万4220円からで人気モデルだと純正ナビが装着されて522万8640円から選べる。

■さらに日本ではレアな輸入車だと注目を浴びること間違いなし!

 ここからは日本でもお馴じみのメーカーだが、日本に未導入のアルファード、ヴェルファイアのライバルとなる車種を紹介しよう。

 日本では一部の並行輸入業会社が輸入しているので、購入することができる。まずはVWのトランスポーターモデルとして活躍している「T6」を紹介しよう。

 T6にはトランスポーター仕様のほか、キャンピング仕様の「カリフォルニア」もあるのだが、3列シート7人乗りで居住性を高めた「カラベル」を取り上げてみたい。

■VW T6カラベル

日本未導入の3列シートミニバン、VW T6

●車両価格:900万円(乗りだし価格は2019年5月時点) ※取材協力:オートリーゼン
●ボディサイズ:全長×全幅×全高:4904×1904×1990mm、乗車定員:7名
●エンジンスペック:2L直噴、直4ディーゼルターボ、150ps/34.7kgm
●安全装備:ブラインドスポットディテクション(後方死角検知機能)/レーンキープアシストシステム/プリクラッシュブレーキシステム/リアトラフィクアラートなど

背の高い1BOXタイプだけに居住性は高い。シートはいかにもドイツ車的な質実剛健な作り

■プジョートラベラー

PSAとトヨタが共同開発したプジョートラベラー。あまり日本では見かけない顔だけに目立つかもしれない

 次はプジョーとシトロエンのアライアンスであるPSAとトヨタがタッグを組んで生み出した「プジョートラベラー」だ。

 よーく見ると、欧州トヨタが発売している現地のハイエース「プロエース」でもある。ちなみにシトロエンでは「スペースツアラー」として発売されており、いずれも異なるボディサイズを持っているという。

こちらがトヨタ製プロエース。グリルは最近のトヨタデザイン、キーンルックを採用している

グリルにダブルシェブロンが入るシトロエンスペースツアラー

 もし、アルファード、ヴェルファイアより目立ちたい人がいるなら、こんなフレンチミニバンはいかが?

●車両価格:598万円(乗りだし価格・2019年5月時点)※取材協力:ワイエムコーポレーション
●ボディサイズ:全長×全幅×全高:4956×1920×1890mm(スタンダード) 乗車定員:8名
※参考。サイズはコンパクト、スタンダード、ロングの3種類。
・コンパクトは4606×1920×1905mm、ホイールベースは2930mm
・ロングは5309×1920×1890mm、ホイールベースはスタンダードと同じ3275mm
●エンジン:2L、直噴ディーゼルターボ、180ps/40.8kgm
●安全装備:ヘッドアップディズプレイ/長時間運転時の休憩勧告アラームなど※車線逸脱警告機能やスマートビームヘッドライト、それにアダプティブクルーズコントロールやアクティブシティブレーキシステムはオプション

2-3-3、3列8座のシート配列を持つ8人乗りのプジョートラベラー。2人乗り、5人乗り、8人乗りが用意されている


■番外編/海外版ハイエースはアルファード、ヴェルファイアを超える?

このまま日本で販売しても売れそうなハイエースGLグランディア(フィリピンでラインアップ)


 2019年3月に発表された海外版ハイエース。日本で発売されるハイエースとは違うものだが、番外編として紹介しておこう。

 上の写真のハイエースはフィリピンで販売されているハイエースGLグランディア。

 一見すると、日本で販売したらすぐ売れそうに思えるが、ボディサイズは全長5265×全幅1950×全高1990mm、ホイールベースが3210mmという、12人乗り。デカすぎてとても日本では、無理だろう。

 フロントマスクはノア、ヴォクシーに似たイメージで、アルファード、ヴェルファイアのオラオラ顔に比べるとちょっと弱いかも。

■それぞれの「顔面偏差値」で評価

 ここまで紹介してきてアルファード/ヴェルファイアの強さと、輸入車に目を向けるとまだまだ魅力的なモデルがあるのが分かったはず。ついでに、ここまで取り上げてきた車種の「顔面偏差値」なるものを勝手に作成してみた。

■各車の『顔面偏差値』 ☆は5点満点で評価

■アルファード
グリルの大きさ ☆☆☆☆☆
ロゴマークの大きさ ☆☆☆☆
メッキの占める割合 ☆☆☆☆☆
威圧感 ☆☆☆☆☆
寸評:今のイカツいフロントマスクを生み出した本家でもあり、2018年10月の一部改良でさらにパワーアップした。総合点では満点に近い。もはやとどまることをしらない……。

■オデッセイ
グリルの大きさ ☆☆☆
ロゴマークの大きさ ☆☆
メッキの占める割合 ☆☆☆
威圧感 ☆☆
寸評:「普通」の表情をしたミニバン。トレンドに流されることなく我が道を行くホンダらしいデザイン。これからも周囲に惑わされることなく邁進してほしい。

■エルグランド 
グリルの大きさ ☆☆☆
ロゴマークの大きさ ☆☆
メッキの占める割合 ☆☆☆
威圧感 ☆☆
寸評:いくら化粧直しをしてもやはりベースが古いだけに、ナニをやっても上手くいかない感じ。先代のエルグランドの方がよっぽどイカツい顔だった。っていうか、そっちが元祖。

■メルセデスベンツVクラス 
グリルの大きさ ☆☆☆☆
ロゴマークの大きさ ☆☆☆☆☆
メッキの占める割合 ☆☆☆
威圧感 ☆☆☆☆☆
寸評:スリーポインテッドスターは誰もがひれ伏す印籠。車幅の大きさと相まって威圧感があることは間違いなし。しかし、近年モデルはマークがどんどん大きくなっていると思う。

■VWシャラン
グリルの大きさ ☆☆☆
ロゴマークの大きさ ☆☆☆
メッキの占める割合 ☆☆☆
威圧感 ☆☆☆
寸評:世界がお手本にするメーカーだけにいつも安心のフロントマスク。家族3世代が乗ってもみんなに安らぎの心地よさを与えてくれる。同じメーカーなのでT6カラベルは割愛した。

■プジョートラベラーアリュール
グリルの大きさ ☆☆
ロゴマークの大きさ ☆☆
メッキの占める割合 ☆☆ 
威圧感 ☆☆
寸評:息を潜めるようにひっそりと都会を走るランナー。誰からも指さされることないが、自分では割と個性的だと思っている。もしかしたら自意識過剰かもしれない。

■アルファード、ヴェルファイアを超えるミニバンは?

 ここまで紹介してきたが、最近のデザインについても触れておきたい。というのも国産車のミニバン、特にアルファード/ヴェルファイアのフロントマスクがイカツクなってきたのは歩行者を保護する規定によりデザイン上で制約が出てきたからだ。

 具体的に言うとボンネットとエンジンの空間を最低限確保するためボンネットを高く設定している。そうすることで、歩行者と接触した場合に頭部へのダメージを最小限に抑えているのだ。

 それにしても横から見ると切り立った崖ともいっていいほどだ。そのおかげでデザイン上でも押し出し感が強いものとなり、同時にメッキを多用することで高級感も兼ね備えた異形のフロントマスクが誕生。今ではすっかりトレンドとなった。

 さて、結論だ。総合的に見ると、Vクラスが迫ってきて、ちょっとヤバイかなと思ったが、総合力ではアルファード、ヴェルファイアの圧勝! という結果で異論は出ないだろう。

 今後、アルファード、ヴェルファイアを超えるミニバンが出てこないとおもしろくないので、各自動車メーカーさんの健闘を祈ります(特に日産)!

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