10月22日、岡山県の岡山国際サーキットでENEOS スーパー耐久シリーズ2023 Supported by BRIDGESTONE第6戦『スーパー耐久レースin岡山』のグループ2の決勝レースが行われたが、スーパー耐久機構が認めた開発車両が参加できるST-Qクラスは、寺川和紘/井尻薫/関豊組MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio conceptがグループ2のST-Qクラス最高位でフィニッシュ。ついにTeam SDA Engineering BRZ CNF Conceptを下す結果を残した。
2021年の第6戦岡山からスーパー耐久ST-Qクラスに挑戦を開始したMAZDA SPIRIT RACINGは、初年度はデミオ、2022年からMAZDA SPIRIT RACING MAZDA2 Bio conceptとしてマツダ2に車種を変更。そんな2022年第1戦の場で、マツダの丸本明社長兼CEO(当時)から、ORC ROOKIE GR86 CNF Concept、Team SDA Engineering BRZ CNF Conceptという2台の戦いに割って入りたいと、2.2リッターエンジンを搭載した車種の参戦が表明されていた。
中升 ROOKIEがGr.1、ヒグチロジスティクス RC350がGr.2をポール・トゥ・ウイン。ST-Zは王者決定/S耐岡山
その発言がかたちとして登場したのが、2022年第7戦鈴鹿でデビューを飾ったMAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept。そこから約1年の戦いを通じて、今季途中からORC ROOKIE GR86 CNF Concept、Team SDA Engineering BRZ CNF Conceptの2台の戦いを脅かす存在に成長していた。
迎えた今季第6戦岡山は、MAZDA SPIRIT RACINGにとっても最も地元が近いレース。今回ORC ROOKIE GR86 CNF Conceptは“お休み”だったものの、そんな一戦でMAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio conceptはTeam SDA Engineering BRZ CNF Conceptに対し予選から先行。決勝レースでも、序盤からTeam SDA Engineering BRZ CNF Conceptを抑える走りをみせ、3時間レースで1周差をつけフィニッシュ。ST-Qクラスは順位はつかないが、ついに先着を果たした。
自らは12号車MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF Conceptをドライブし、Team SDA Engineering BRZ CNF Conceptから遅れること1周差でフィニッシュしたMAZDA SPIRIT RACINGの前田育男チーム代表は、今回の結果に「嬉しいですね! 大きな勝因があるわけではありませんが、いろいろな細かいところを調整してきて、足回りのセットもずっと煮詰めてきた結果、動きが良くなりこうして結果に繋がりました」と振り返った。
今季最終戦となる富士は、ORC ROOKIE GR86 CNF Conceptが復帰すると思われ、いよいよ“三つ巴”の戦いとなりそう。「もちろんROOKIEさんは速いですが、最終戦もいきたいですね。しっかりと準備していきたいですし、12号車もその戦いに加わりたいですね」と意気込んだ。
さまざまな開発をこなし、“共挑”のコンセプトを掲げながらレースを戦っているST-Qクラスだが、いよいよ各メーカーの技術が直接火花を散らす、熱い展開が見られることになるかもしれない。
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