見た目だけでなく性能にも大きな差が!? モノショックとツインショックの違いとは
バイクに乗る楽しさや快適さは、エンジンのパワーやデザインだけでなく、サスペンションの性能によっても大きく左右されます。特に後輪のサスペンションは、走行中の安定性や快適性に直結する重要な要素です。
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バイクを選ぶ際に「モノショック」と「ツインショック」という言葉を耳にすることがあるかもしれません。これらは、バイクの後輪に装着されるサスペンションの種類を指し、それぞれに異なる特性を持っています。
モノショックはサスペンションが1本のみで中央に配置されるタイプで、現代のスポーツバイクや高性能バイクで多く見られます。一方、ツインショックはサスペンションが2本あり、左右に配置されるタイプで、クラシックバイクや一部のクルーザーで採用されています。
これらのサスペンションは見た目や走行性能、整備性などに違いがあり、ライダーの好みや用途に応じた選択が求められます。
では、モノショックとツインショックは具体的にどのように違うのでしょうか?
モノショックの最大の特徴は、そのシンプルで現代的な見た目です。サスペンションが1本だけなので、後輪周りがすっきりとしているように見えます。
特にスポーツバイクでは、このシンプルなデザインがバイク全体のシャープな印象を強調し、アグレッシブなスタイルを際立たせます。ただし、こうしたデザインがバイク全体の現代的な印象を与えるため、クラシックなスタイルのバイクにおいては使用されにくい傾向があります。
一方、ツインショックは、左右対称に配置された2本のサスペンションが特徴であり、モノショックとは反対にクラシカルな印象を与えます。もちろん、モノショックとツインショックの違いは見た目だけにとどまりません。
モノショックは、その設計上、より高度な走行性能を提供するとされています。モノショックシステムは、サスペンションの力をバイクのフレーム全体に均等に分散させることができるため、安定性とグリップ力が向上します。
また、モノショックはリンクシステムを使用していることが多く、これによりサスペンションの動きの幅が広がるため様々な路面状況に対応することが可能です。
このため、モノショックは特に高速走行やスポーツライディングにおいて優れた性能を発揮します。また、オフロードバイクでも、モノショックは優れたサスペンションストロークを提供し、デコボコした地形での走行にも対応します。
ただし、こうした走行性能の向上にはコストがかかることが多く、モノショックを採用したバイクは一般的に高価格帯になります。
また、モノショックは、構造的に整備がやや難しいとされています。サスペンションがフレームの内部に配置されることが多く、アクセスするためには多くのパーツを取り外す必要があります。
一方、ツインショックはシンプルかつ耐久性のある設計が特徴です。性能面ではものショックに劣りますが、ツインショックは構造が単純であるため、故障が少なく信頼性が高いという利点もあります。そのため、クラシックバイクやカフェレーサーなど、走行性能よりも見た目や快適性を重視するバイクに採用されることが多いです。
ツインショックは、構造がシンプルで整備が容易な点が大きな利点です。サスペンションが外側に露出しているため、メンテナンスや交換が比較的簡単に行えます。また、ツインショックは汎用性が高く、さまざまなカスタムパーツが市場に出回っているため、チューニングやカスタマイズも容易です。
※ ※ ※
このように、バイクのリアサスは種類によって見た目、整備性などが異なります。自分のバイクについているサスペンションはどちらのタイプか、確認してみるとバイクに対する理解が深まるかもしれません。
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みんなのコメント
これ以後トライアルから離れても特に意識したわけでないですが、モノショックのモデルを乗り継いでいます。
あと、実用的にはモノショックは洗車と掃除が少しだけ楽な気がします。
リンク式のモノクロスやプロリンクは、ダンパー自体のストロークより可動ストロークを大きくとれるメリットと、リンクを使う事で、特に初動がホンダ的に言えば「プログレッシブ」、一般的には「バリアブル」な動きを実現できます。
初動ではダンパー自体は、小さなストロークしかしてませんが、スイングアームは路面にしなやかに追従してくれますので、ライダーにとっては、オンでもオフでもかなり快適に感じます。
リンク式モノサスから二本サスに乗り換えると、荒れた路面でのキックバックが全然違うと感じると思います。
ただ、ネイキッドバイクやオールドファッションのバイクには、2本サスが似合いますよね。
性能だけではない世界があると思います。