現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > なぜダイハツが白ナンバー車で大成功!? 小型SUV「ロッキー」が売れ続ける理由とは

ここから本文です

なぜダイハツが白ナンバー車で大成功!? 小型SUV「ロッキー」が売れ続ける理由とは

掲載 更新 29
なぜダイハツが白ナンバー車で大成功!? 小型SUV「ロッキー」が売れ続ける理由とは

■2020年人気絶好調のダイハツ「ロッキー」! 今後も売れ行きは継続する?

 数あるSUVのなかでも販売台数が多いモデルがダイハツ「ロッキー」です。2019年11月5日にトヨタへのOEM供給モデル「ライズ」と同時に発売され、大きな話題を呼びました。
 
 ロッキーの売れ行きは2020年上半期(1月から6月)も好調で、日本自動車販売連合会によると同期間販売台数1万7445台で、SUVのなかで4位、総合順位は21位となり、ダイハツの登録車のなかでもっとも売れている結果となりました。
 
 なぜロッキーは、コンスタントに売れ続けているのでしょうか。

これは安い! トヨタ新型「ヤリスクロス」は179万円から!? 最短納車はいつになる?

 ロッキーの販売が好調な要因について、ダイハツの販売店スタッフは、以下のように話します。

「数年前は、ファミリーユース向けに開発されたスライドドア式のミニバンがブームでした。

 しかし、近年はその流れも変わり、キャンプやアウトドアなど、個性を出したいというユーザーも増えてきています。その結果、SUV人気に火が付いたことで、ロッキーも注目を浴びるきっかけとなりました。

 また、ロッキーは数あるSUVのなかでも比較的小さいモデルです。このサイズ感でのSUVの展開は、OEM車の『ライズ』を除くと非常に少なく、ライバルが少ないのは強みです。

 強いていうなら、全長が200mmほど短いスズキの『クロスビー』が挙げられます。

 しかし、両車を比較するとロッキーのほうが積載量が多いこともあり、使い勝手が近いクルマが出ていないことも、コンスタントに販売を伸ばせる理由として考えられます」

 ロッキーのボディサイズは全長3995mm×全幅1695mm×全高1620mmで、5ナンバーサイズです。

 街乗りやアウトドアで細い道に遭遇した場合でも、取り回しやすくなっています。

 また、その収納性の高さも人気を集めているようです。ロッキーの荷室は、後席使用時でも荷室床面長は755mmを確保。

一方、スズキ「クロスビー」の後席使用時の荷室床面長は最大525mmで、ロッキーは同クラスのなかで広いスペースを確保しているのがわかります。

 一方のライズは、2020年上半期の販売台数ランキングで総合順位首位(5万8492台)を誇る大ヒットを記録しています。「中身」が共通するロッキーは、今後も売れ続けることができるのでしょうか。

 前出の販売店スタッフは以下のように話します。

「現状、SUVブームはかなりの勢いがある状態です。ロッキーは、このなかでも新世代のSUVとして登場し、他社にはないサイズ感で差別化を図っている状況です。

 いまのところは同じサイズ感のSUVが他社から登場する話も出ていないので、これからも変わらず売れ続ける見込みは十分に考えられます。

 また、ライズとの関係ですが、『ライズはあまりに売れていて人とカブることが多いからロッキーを選ぶ』というユーザーもいらっしゃるため、ライズが売れるほどロッキーも相乗効果で販売を伸ばすことができる、という状況です」

※ ※ ※

 2020年7月現在の販売状況について、前出のダイハツ販売店は、かなりの台数が出ていると話します。

 コロナ禍の影響で納期が遅れているものの、現在もなおちょうどいいサイズ感のSUVとして多くの人に支持されているようです。

■2020年6月に発売された軽SUV「タフト」はロッキーの売れ行きにどう影響した?

 ダイハツは、コンパクトSUVのロッキーに続いて、軽SUVと称される新型「タフト」を2020年6月10日に発売しました。

 これにより、ロッキーの販売に影響を及ぼしていることはあるのでしょうか。前出の販売店スタッフは次のように話します。

「新型タフトの発表によって、ロッキーの販売に影響を及ぼすことはありません。両車は、軽自動車と小型車(登録車)であり、それぞれ大きく枠組みが違います。

 そのため、ロッキーがタフトに食いつぶされるころはなく、お互いに選択肢が増えたことで、いい方向に進んでいるといえます。

 もし2台で悩んでいるユーザーがいたとして、たとえばアグレッシブにさまざまな場所へお出かけするユーザーにはロッキーを推奨しますが、ちょっとした買い物など街乗りメインの場合はタフトをおすすめします。

 各ユーザーの用途によって、それぞれに合ったクルマを勧めることができ、ダイハツとしても充実している状態です」

 また、別のダイハツの販売店スタッフによると「ロッキーは他社のSUVも含め検討する際の選択肢のひとつとして扱われることが多い」と話し、指名買いは少ないといいます。

 一方、タフトの場合はピンポイントに購入を検討するユーザーが多く、ほかの車種を選ぶケースが少ないそうです。

 ただ、タフト目当てで販売店を訪れたユーザーが、ロッキーに目を向けることもあるようで、ともにダイハツのSUVラインナップを支えるモデルとして注目されているといえます。

こんな記事も読まれています

マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
レスポンス
過酷すぎる走行テストを経て「ディフェンダー・オクタ」7月3日発表へ!プレビューイベントも開催予定
過酷すぎる走行テストを経て「ディフェンダー・オクタ」7月3日発表へ!プレビューイベントも開催予定
LE VOLANT CARSMEET WEB
新型「ミニ・エースマン」世界初公開! 第3の“新世代ミニ”は 全長4.1mの電動5ドア・クロスオーバーで登場
新型「ミニ・エースマン」世界初公開! 第3の“新世代ミニ”は 全長4.1mの電動5ドア・クロスオーバーで登場
VAGUE
マツダが新型“最上級セダン”「EZ-6」世界初公開! 光るグリル&半円4連テール&超豪華内装がカッコイイ! 斬新すぎる「マツダ6後継機!?」中国に誕生
マツダが新型“最上級セダン”「EZ-6」世界初公開! 光るグリル&半円4連テール&超豪華内装がカッコイイ! 斬新すぎる「マツダ6後継機!?」中国に誕生
くるまのニュース
そろそろTシャツの季節! ホンダファンにはたまらん歴代シビックのイラストTシャツはいかが?
そろそろTシャツの季節! ホンダファンにはたまらん歴代シビックのイラストTシャツはいかが?
ベストカーWeb
ガソリン代が高いからって寒いのをガマンしても得なし! クルマのエアコン「暖房オフ」は燃費にほぼ効果がなかった
ガソリン代が高いからって寒いのをガマンしても得なし! クルマのエアコン「暖房オフ」は燃費にほぼ効果がなかった
WEB CARTOP
使い勝手の良さを兼ね備えたアーバンSUV! ホンダ「ヴェゼル」がマイナーチェンジ
使い勝手の良さを兼ね備えたアーバンSUV! ホンダ「ヴェゼル」がマイナーチェンジ
LE VOLANT CARSMEET WEB
国産車初の電動メタルトップは駄作? なんで窓枠が残るのよ! 世にも不思議な[ソアラエアロキャビン]は今が底値!
国産車初の電動メタルトップは駄作? なんで窓枠が残るのよ! 世にも不思議な[ソアラエアロキャビン]は今が底値!
ベストカーWeb
ヒョンデの高性能EV『アイオニック5N』が日本上陸! 特別仕様車の予約開始
ヒョンデの高性能EV『アイオニック5N』が日本上陸! 特別仕様車の予約開始
レスポンス
「えっ?」メルセデス・ベンツの最新「Gクラス」は4モーターで“戦車みたいな旋回”を実現!? 実車との初対面で実感!「G580EQ」はすべてが驚異的
「えっ?」メルセデス・ベンツの最新「Gクラス」は4モーターで“戦車みたいな旋回”を実現!? 実車との初対面で実感!「G580EQ」はすべてが驚異的
VAGUE
ホンダが「新型SUV」正式発売! “SUV×セダン”融合させたデザイン採用!? ヴェゼルと違う「e:N」、中国に
ホンダが「新型SUV」正式発売! “SUV×セダン”融合させたデザイン採用!? ヴェゼルと違う「e:N」、中国に
くるまのニュース
三菱 ASX 改良新型…デザイン刷新&機能強化
三菱 ASX 改良新型…デザイン刷新&機能強化
レスポンス
ジャガー・ランドローバーは使用済みバッテリの二次利用システムBESSを開発し、循環型エネルギーシステムとして設置
ジャガー・ランドローバーは使用済みバッテリの二次利用システムBESSを開発し、循環型エネルギーシステムとして設置
Auto Prove
パナソニックHD、オートモーティブシステムズ譲渡で600億円の損失
パナソニックHD、オートモーティブシステムズ譲渡で600億円の損失
日刊自動車新聞
アルファロメオ、ジュリア/ステルヴィオの限定車 「Veloce Superiore」を発売開始
アルファロメオ、ジュリア/ステルヴィオの限定車 「Veloce Superiore」を発売開始
月刊自家用車WEB
日産が「新型セダン」を世界初公開! 2台の「ゴツSUV」も登場! 26年度までに投入の「新型モデル」4台を北京ショーで披露
日産が「新型セダン」を世界初公開! 2台の「ゴツSUV」も登場! 26年度までに投入の「新型モデル」4台を北京ショーで披露
くるまのニュース
メルセデスF1の作戦は“ガンガン行こうぜ”! マシンバランス改善する新パーツ開発中。次戦マイアミGPでもアップデート投入へ
メルセデスF1の作戦は“ガンガン行こうぜ”! マシンバランス改善する新パーツ開発中。次戦マイアミGPでもアップデート投入へ
motorsport.com 日本版
1台……超頑張っても2台しか曲がれないって短すぎん!? 極端に点灯時間が短い「右折の矢印信号」はどうすれば改善される?
1台……超頑張っても2台しか曲がれないって短すぎん!? 極端に点灯時間が短い「右折の矢印信号」はどうすれば改善される?
WEB CARTOP

みんなのコメント

29件
  • ロッキーとタフトは本当にダイハツが作ったのかな。
    出来過ぎだと思う。
  • 理性がある貧乏な方は是非。維持費もそこそこで使い勝手が良さそう。見栄春様は、、Gが欲しいかな。500の頭で買えますよ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

166.7231.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

62.0269.0万円

中古車を検索
ロッキーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

166.7231.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

62.0269.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村