■200万円超えモデルらしい質感を備えた軽カスタムカー
2024年6月10日、日産の関連会社である日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)は、軽自動車「ルークス」のカスタムモデル「ルークス ハイウェイスター Urban CHROME(アーバンクロム)」を一部仕様変更しました。
通常モデルに対し「ひと味違う上質感を感じられる」という新型“アーバンクロム”に対し、SNSなどでは多くの声が集まっています。
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ルークスは、後席両側スライドドアや、背の高い車体を生かした広い後席空間などによる実用性の高さが特徴の軽スーパーハイトワゴンです。
初代は2009年に登場し、車名を「デイズルークス」に変えて2014年に登場した2代目からは、三菱自動車工業(以下、三菱)との合弁会社NMKVにより企画開発され、三菱の工場で製造されています。
現行型は2020年に登場した3代目で、再びルークスの車名に戻っています。
運転支援技術「プロパイロット」に代表される先進安全機能を充実させ、走行性能や実用燃費、使い勝手なども向上。その後2023年6月には内外装のデザイン変更や、進化した安全機能などを追加するマイナーチェンジを実施しています。
そして今回の一部改良では、最新の法規適合による仕様変更を実施するほか、ボディカラーのラインナップを変更し、ベースモデルに新色「バブルガムピンク/ホワイトパール(2トーン)」「シルキーライラック」と「カンジュクカシス/ホワイトパール(2トーン)」を新設定しています。
そしてカスタムモデルのルークス ハイウェイスター アーバンクロムには、専用2トーンカラー「カンジュクカシス/ブラック」が新設定されました。
このアーバンクロムは、2020年12月にルークスに初設定されたものです。
ルークスの上級グレード「ルークス ハイウェイスター」をベースに、さらに上質に仕上げたカスタムモデルの特別仕様車で、漆黒のフロントグリルなどの専用装備を揃えました。
さりげないこだわりで、ひと味違う上質感を感じられるスタイルに仕上げたモデルだとNMCは説明します。
いわば“小さな高級車”というべきアーバンクロムの最新モデルは、シブく漆黒の輝きを放つ「ダーククロムフロントグリル」が最大の見どころです。
そしてシャープな切削面が輝くスポークデザインを採用した「専用15インチアルミホイール」も、通常のモデルとは異なる輝きをみせます。
さらに「サイドターンランプ付電動格納式リモコンシルバードアミラー」「Urban CHROME エンブレム」などや、ブラックの内装コーディネイトと合皮素材の「フレーザークロス/パートナー」コンビシートを専用装備を揃えます。
コンビシートは上質な本革を思わせる柔らかな風合いの新素材で、汚れが拭き取りやすい防水仕様なのも、ファミリーユーザーが多い軽スーパーハイトワゴンには好まれる装備といえます。
なおインパネは、専用ライトグレーステッチを施したレザー調の仕上げとなっています。
内外装を特別な仕立てとした小さな高級車、新型アーバンクロムの販売価格(消費税込み)は、201万1900円から239万9100円までで、660cc自然吸気エンジンと同インタークーラー付きターボエンジンが選べ、駆動方式はそれぞれFF(2WD)と4WDが設定されます。
ボディカラーは、前述の専用色であるカンジュクカシス/ブラック(新色)をはじめとする全10色が用意されています。
※ ※ ※
そんな新型ルークス“アーバンクロム”に対し、SNSなどではさまざまな反響が寄せられています。
多かったのは「最近の軽は高くなったからそれなりの質感は欲しい」「グリルが上質」「もはや普通車いらず」などと評価するもので、上位のミニバンモデルと比較し「まるでセレナ“ミニ”ですね」のコメントもみられました。
いっぽうで「価格も“小さな高級車”!」「200万円超える軽が当たり前になってきた」などと、価格の上昇を嘆く声もあるようです。
ともあれ近年は、軽自動車が国内乗用車需要の4割近くを占めており、そのなかでルークスが属する軽スーパーハイトワゴンは、もっとも人気の高いカテゴリ―となっています。
各社のライバルがし烈な戦いを繰り広げるなかで、“アーバンクロム”の個性はルークスにとって大きな武器となりそうです。
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みんなのコメント
ちょっと内外装が良いだけで脊髄反射のごとく「小さな高級車」って言っているよね。