「刺激的なサウンドとパワー」ツアラーV乗り必見！ 1JZ用のTE06H-24Vタービンキットという選択肢

“ポン付けタービンキット”の一歩上を行く性能が手に入る

乗って楽しく扱いやすいストリート向け500psの提案！

RB25チューンを得意とするコクピット館林だが、もちろん他車種も幅広く展開している。ここで紹介するJZX100チェイサーはそんな同社の技術が注ぎ込まれたドリフト仕様だ。

目玉となるのが、オリジナルで設定しているTE06H-24Vというフルタービンキット。41万7150円(税別)のプライス設定で、本格的なステンEXマニやウエストゲートまで付属し、特性は500psターゲットながらミドルクラスのポン付けタービン並の扱いやすさを誇る逸品だ。


取材車両のエンジンは、本体ノーマルのままTE06-24Vタービンが装着された1JZ-GTE。ヘッドにHKSのVカムを投入し、インジェクターや燃料ポンプを交換することで494psを実測でマークしている。ウエストゲート式のため、ブーストレスポンスの優れた仕様に仕上がっているのもポイントだ。


JZ系エンジンでパワーを上げて行く場合は、他のエンジン以上に冷却系の強化が重要になるというのがコクピット館林の見解。とくに、高負荷が続くドリフトやタイムアタックで使用するならなおさらだ。この車両はインタークーラーやラジエターを変更して容量アップ、オイルクーラーも追加して対応している。

水温や油温がシビアということ、運転中の温度管理も非常に重要。そのため必要な追加メーターを設置しつつ、パワーFCのFCコマンダーもセッティングのためだけではなく、各種センサーの状態をチェックするモニターとして活用している。

500ps近辺の出力を狙うなら、エキゾースト環境の高効率化は必須。内部に絞りのあるマフラーでは高回転域での出力が伸びない傾向になるとのこと。このクルマはサードのスポーツキャタライザーとトラストのパワーエクストリームで武装している。


足回りはDG-5車高調を軸にセットアップ。ドリフト仕様のため、切れ角アップナックルを投入し、クスコの調整式アッパーアームやJZX110テンションロッド＆TRD強化ブッシュなど、細部まで手が入れられている。


リヤはツメ折り、フロントは本の少し叩き出したフェンダーに、ツライチのホイールをセットする。アクチュエーター式のポン付けタービンでは味わえない、ウエストゲート式ならではのレスポンスとサウンドが魅力的すぎるコクピット館林のタービンキット。刺激が足りないと感じているツアラーVオーナーには、注目のチューニングメニューと言えよう。

●取材協力 コクピット館林 群馬県館林市赤生田町2202 TEL：0276-73-5451

Comments

エアロが張り出し系でなく純正 αってところがカッコいいな

>フロントは本の少し叩き出したフェンダー
"本の少し"が一瞬理解できなかった。