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フェアレディZは高騰している?今後の予測も解説

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フェアレディZは高騰している?今後の予測も解説

運営元:旧車王
著者 :旧車王編集部

マニュアルは高騰している?高く売るためのポイントも解説

2022年のビッグマイナーチェンジが話題となっているフェアレディZ。今回のマイナーチェンジで自然吸気エンジン仕様が廃止となることが決定しました。そんなフェアレディZはどんな車なのか、高騰しているのかについて解説をしていきます。フェアレディZを所有している方や購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

フェアレディZとはフェアレディZは、日産のスポーツカーです。初代より米国でも人気があり、現在では120カ国で販売されているほどに世界的にも高く評価されています。初代は欧州の高級GTと肩を並べるほどの性能と魅力を兼ね備えた安価なモデルとして、世界総販売台数55万台という偉業を残しました。スポーツカーとしてはポルシェ911と並んで半世紀以上継続生産されている希少な車種といえます。

米国との関連が強いフェアレディZですが、歴代の開発で意識されてきたのは欧州の高性能GTやスポーツカーと比肩することがテーマだからです。初代にはジャガーEタイプやポルシェ911に匹敵する技術を採用、4代目のランプユニットデザインがランボルギーニ・ディアブロに流用されるなど、欧州車と深い関わりを持ちます。

6代目のZ34は長きに渡って耐久レースのベース車両として選択されています。これは基本的なスペックがレースのためのチューンアップに対応できるポテンシャルがあると認められたためであり、GTカーとしても秀逸なモデルだといえます。

フェアレディZは高騰している?フェアレディZは高騰しています。1,000万円を超える価格で取引きされている初代S30Zを始め、現行型のZ34も海外で非常に高い人気を誇っています。しかし、当初より米国でも流通しているフェアレディZは他の国産スポーツカーとは異なり、米国の25年ルールに順じた高騰とは違った動きとなっています。

フェアレディZはいつまで高騰しそう?フェアレディZは、今後も高騰を続けるでしょう。旧車として絶大な人気を誇るモデルだけではなく、法規制の影響で絶版となるモデルについてもその特異性が注目されると予想されるため、フェアレディZを所有されている方や購入を考えている方は今後の動向に注意が必要といえます。

価格が高騰しそうなフェアレディZの特徴続いて、価格が高騰しそうなフェアレディZの特徴を紹介します。

こまめにメンテナンスをしているこまめにメンテナンスされているフェアレディZは価格が高くなりやすいです。フェアレディZのようなスポーツカーは、エンジンオイルやラバーホースなどの消耗品の劣化も著しいため、適切な交換がされているかどうかがコンディションを大きく左右します。

希少価値が高い「初代のS30Z」S30Zは、1969年に登場しました。当初から米国を中心に輸出販売され、安価で高性能なスポーツカーとして海外でも大ヒットしました。国内仕様とは異なり輸出仕様は2400ccのエンジンが搭載され、1971年には同仕様の240Zが国内にも導入されています。特にトップグレードの240ZGはロングノーズとオーバーフェンダーを装備し別格の存在でした。

240ZGは、初代S30Zでも人気のモデルです。当時は国内の3ナンバー車の税額が非常に高いということもあり流通量は少なめでした。その結果として現在の中古車市場では高騰が続き、車両の状態が良いものは1,000万円を超えます。また、スカイライン2000GT-RのS30型エンジンを搭載したZ432も後に追加され、240ZGと人気を二分しています。

大排気量・自然吸気の「Z34」Z34は、2008年に発売された6代目です。高回転型エンジンはレッドゾーン手前の7,400rpmで最高出力を発揮し、大排気量自然吸気エンジン特有の加速を見せます。設計が古いながらも未だに耐久レース等で活躍していますが、サーキットマシンとして高い評価を得ているのは、ベース車両としての高いポテンシャルが認められているからこそでしょう。

世界的な燃費規制により、大排気量自然吸気型エンジンのFRスポーツカーは希少な存在になりました。Z34は、従来のスポーツカーの良さを満載した世界的に見ても最後のモデルであるため、人気は高まり続けるでしょう。2022年のビッグマイナーチェンジにより廃止される3,700ccモデルも今後の高騰が予想されます。

 

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