フルブリッド仕様で内装をリニューアル。ミッションはトラスト6速を載せることに!
ベアリング交換のみでSR用“トラ6”が搭載可能!
「この現行NSX、無敵すぎる!」気品溢れる真紅のローフォルム。アーティシャンスピリッツの進撃が止まらない!
屋内保管されてたからインテリアのヤレは最小限だが、運転席&助手席をバケットシートに交換するだけじゃちょいと寂しいし、何より古臭さを払拭できない。
しかも、メインメーターが、メーターパネルに埋め込んだモニターにHKS CAMP2で各種情報を表示するという近未来感バリバリなモノに変わった以上、それに見合ったスマートなインテリアでなければバランスが取れない。
そこで、日本が世界に誇るシートメーカー“ブリッド”にリヤシートやドアトリムの表皮張り替えを依頼。一般的には施工してないそうだが、リヤパーセルボードもブリッドロゴ入りの生地で仕上げられている。前席のジータIII&ディーゴと合わせて、インテリアはフルブリッド仕様へと生まれ変わった。
そして、エンジン&ミッションの搭載位置も決定。当初はベルハウジングを作ってZ33純正6速MTを載せる予定だったが、ゼロヨンメインということで、ファクトリーの奥で眠っていたトラストSR20用6速シーケンシャルを搭載することに。
カウンターシャフト前端のベアリングさえ交換すれば、ボルトオンでDR30(FJ20ET)用ベルハウジングと組めるし、メインシャフト突き出し量=クラッチディスクに刺さるスプライン長も問題ないから、加工ナシで載せられるわけだ。
エンジン側のステーはスチールプレートでワンオフ製作。メンバー側にはBCNR33純正マウントを流用する。「台座部分がアルミだから、軽いし、加工もしやすい。ウチでは他の車種にもよう使っとるよ」と森田代表。
シリンダーブロックとミッションを組みあわせた状態で搭載位置を決定。メインシャフトの径やスプライン形状は同じだけど、フライホイールの関係からクラッチはDR30用が組み合わされる。
ベルハウジングはFJ20用。そこにSR20用MTをボルトオンで装着できる。つまり、ミッションケース前側のベルハウジング接合面は、FJ用もSR用も変わらないということだ。
ミッションマウントも当然ワンオフ製作。フロアにはブラケット固定位置を示すマーキングが確認できる。
ミッションとデフ間の距離を測る。トラスト6速専用カーボンプロペラシャフトが使えればベストだったけど、「長さが15mmくらい足らんかったんで断念…。ワンオフで作るしかないね」と森田代表。
また、エンジン搭載位置はバルクヘッドとの間隔が50mmのところまで大きく後退。もっと押しやることもできたけど、ミッション換装時の作業性を踏まえて位置決めされた。
次回はいよいよエンジンに手を付ける予定で、サージタンクの製作風景や森田代表が「カッコ良いのを作るよ!」というワンオフEXマニなどを見せられるはず。この調子でいけば、間もなくシェイクダウンか? そんな期待が持てる作業の進み具合だ。
TEXT&PHOTO:廣嶋健太郎(Kentaro HIROSHIMA)
●取材協力:ガレージ八幡 愛知県半田市上浜町10-20 TEL:0569-26-1660
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みんなのコメント
たかだか10年くらい前の記事でも、もう殆ど見ることも聞くこともなくなった物ばっか。
あの人は今状態。