現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 三菱エクリプスクロスを測って測って測りまくる。高さは? トランクは?

ここから本文です

三菱エクリプスクロスを測って測って測りまくる。高さは? トランクは?

掲載 更新
三菱エクリプスクロスを測って測って測りまくる。高さは? トランクは?

恒例(にしようと目論む)の全開シリーズ。今回全開にするのは「昔の名前で出ています」で登場した三菱自動車のスモールセグメントSUV・エクリプスクロスである。

 三菱でAWDちゅうたらパジェロじゃろうが。そういう筆者のような狂信的なマニアはいまやすっかり少なくなり、華やかなりしSUVという昨今である。三菱自動車もアウトランダーというSUVにシリーズハイブリッドという特質を持たせることで差異化を図り、成功。続く第二弾として「少し小さいSUV」という激戦区にエクリプスクロスを送り込んできた。

アストンマーティン・ヴァンテージとDBSスーパーレッジェーラが「ベスト・スポーツカー」「ベスト・デザインカー」部門のアワードを獲得!



 ドア関連からご紹介。

 ユニークだったのは、開閉ノッチの数が前が1、後が2だったこと。リヤドアを2ノッチ構造としたのはなぜだろう。後部座席のほうが使用頻度が低く、乗り馴れない人が多いので止める場所を増やした──というのは無理があるか。1ノッチ目の49cmという数字が小さいのも気になるところ。ドアの開口長についてエンジニアにお話をうかがったことは……ないので機会があったらどのようにしてノッチ数と開口長を決めているのか、ぜひうかがってみたい。

 続いてフロントフードとバックドア。

 フロントフードはステー保持型、ボンネットダンパーは備わらないタイプ。バックドアは電子スイッチ式オープナーながら自動開閉ではなく、ガスダンパーを用いる。

 開けたときのバックドアの最上部はテールランプユニットから続くガーニッシュかなと思ったが、写真に示すクロームトリムの部分だった。万一天井に当たったとしても、ガーニッシュなら割れてしまうところトリムなら被害は大きくならない。よく考えられているなと思う。

 なお、ドアの端部というともっとも膨らんだ部分を想起するが、エクリプスクロスはドア下端にマッドガードを備えていて、フロントドアではそこも最端部に近い印象だった。いずれにせよ、SUVはヒップポイントがセダン/ワゴンよりも高く、乗り込むときにはヨッコラセとなるために身体が車両に近くなる。サイドシルの汚れを気にしないで乗り込めるのはありがたい装備だ。

 バックドアを閉めるときに用いるグリップが別体なのもユニークかつ良心的。通常は内張りに指を差し込める凹みが設けられているだけなのだが、エクリプスクロスは内張りのその部分にグリップを別に装着している。内張り凹みなら閉めるときに手首を掌側に裏返さないといけないところ、グリップなら手の甲の側のまま握ることができる。使い勝手がまったく違うのがうれしい。

 バックドアを開けると、少々複雑な開口部形状が現れる。上下二段構えのガラスから想像できるとおり、バックドア自体がユニークな格好をしていることに起因するが、ぱっと見た印象では入れにくそうだなと思わされる。

 実際には数字をご覧いただければおわかりのとおり、最小幅でもきちんと100cmを確保しているので出し入れに難儀するということはないだろう。むしろ、「幅の大きなところがある」というようにとらえたほうがよさそう。視覚的な印象というのはこわいものだ。

 画像には描き込めなかったが、開口部の高さは地上から78cm。

 荷室の形状自体はスクエア。ここでも、開口部に対してホイールハウスの張り出しが大きく見えるので狭く感じてしまう。

 しかしこちらも数字から確認できるように、各車で一般的な「幅100cm」を確保。ホイールハウス手前側では132cmをマークするので、長いものでも斜めにすれば収容できそうだ。荷室奥行き長に幅があるのは、中央と両幅部では異なるため。最大と最小値をそれぞれ記載した。

 リヤシートは4:6分割でセンタートンネルはなし。倒したときにはフルフラットとまではいかず、角度が残る倒れ方をする。フルフラットでないと困る!──という方もいらっしゃるだろうが、そうすると座面を薄くする(普段の乗り心地が悪くなる)か、背面を倒したときに座面も床下に送り込まれる(シートフレームが大きく重くなる)か、いずれかの手段が必要になる。リヤシートか、ラゲッジか。ある程度の割り切りは必要だろう。

こんな記事も読まれています

「なんで“鳴らした”!?」 後続車の「クラクション」に“イラ”っと! 一度は感じる「ブレーキ問題」! 見直すべき“ブレーキ技術”とは
「なんで“鳴らした”!?」 後続車の「クラクション」に“イラ”っと! 一度は感じる「ブレーキ問題」! 見直すべき“ブレーキ技術”とは
くるまのニュース
BMW「G 310 GS」【いま新車で買える! 冒険バイク図鑑】
BMW「G 310 GS」【いま新車で買える! 冒険バイク図鑑】
webオートバイ
軽だけど広い! フラットスペースが魅力のスズキ エブリイがベースの軽キャンパー
軽だけど広い! フラットスペースが魅力のスズキ エブリイがベースの軽キャンパー
月刊自家用車WEB
えぇ!? 攻めたワゴンの高級車!? 懐かしきホンダ[アヴァンシア]
えぇ!? 攻めたワゴンの高級車!? 懐かしきホンダ[アヴァンシア]
ベストカーWeb
豊田章男会長、トヨタの大逆転王座に歓喜。戦友ヒョンデへ「来年もいい勝負しましょう!」/ラリージャパン後コメント全文
豊田章男会長、トヨタの大逆転王座に歓喜。戦友ヒョンデへ「来年もいい勝負しましょう!」/ラリージャパン後コメント全文
AUTOSPORT web
ラリージャパン主催者に対し2400万円の罰金通告。FIA/WRCがSS12一般車進入事案のさらなる詳細を発表
ラリージャパン主催者に対し2400万円の罰金通告。FIA/WRCがSS12一般車進入事案のさらなる詳細を発表
AUTOSPORT web
ベストカー三人衆に内乱勃発!? 国沢さん、なぜ[ランクル300]じゃなく250にしたんですか!!
ベストカー三人衆に内乱勃発!? 国沢さん、なぜ[ランクル300]じゃなく250にしたんですか!!
ベストカーWeb
くるまりこちゃん OnLine 「バックブザーの音」第124回
くるまりこちゃん OnLine 「バックブザーの音」第124回
ベストカーWeb
「君はその一瞬一瞬すべてにふさわしい」レッドブル代表がフェルスタッペンの戴冠を称賛。懸命に作業に取り組んだクルーにも感謝
「君はその一瞬一瞬すべてにふさわしい」レッドブル代表がフェルスタッペンの戴冠を称賛。懸命に作業に取り組んだクルーにも感謝
AUTOSPORT web
[ダイハツ]に期待しかないよ!? 今後作ったらアツい[クルマ]を語ってみた
[ダイハツ]に期待しかないよ!? 今後作ったらアツい[クルマ]を語ってみた
ベストカーWeb
フェルスタッペン、王座確定のため、マネジメントモードで5位フィニッシュ「自分のレースを心掛けた。最高の気分」
フェルスタッペン、王座確定のため、マネジメントモードで5位フィニッシュ「自分のレースを心掛けた。最高の気分」
AUTOSPORT web
HRC/ホンダ渡辺社長がフェルスタッペンを祝福「4連覇をサポートし続けられたことは誇り。さらなる高みを目指し支援する」
HRC/ホンダ渡辺社長がフェルスタッペンを祝福「4連覇をサポートし続けられたことは誇り。さらなる高みを目指し支援する」
AUTOSPORT web
角田裕毅9位、選手権6位争いにおいて価値ある2点を獲得「強力なレースペースを示せた。シーズン最後まで全力で戦う」
角田裕毅9位、選手権6位争いにおいて価値ある2点を獲得「強力なレースペースを示せた。シーズン最後まで全力で戦う」
AUTOSPORT web
サイズも価格も近い禁断の兄弟対決!! [ランドクルーザー250]と[ランドクルーザー300]の違いって??
サイズも価格も近い禁断の兄弟対決!! [ランドクルーザー250]と[ランドクルーザー300]の違いって??
ベストカーWeb
【ポイントランキング】2024年WRC最終戦ラリージャパン後
【ポイントランキング】2024年WRC最終戦ラリージャパン後
AUTOSPORT web
無冠の帝王が汚名返上。苦節13年で初王者のヌービル「本当に長かった。大変な努力へのご褒美だ」
無冠の帝王が汚名返上。苦節13年で初王者のヌービル「本当に長かった。大変な努力へのご褒美だ」
AUTOSPORT web
フェルスタッペンがドライバーズ選手権4連覇【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP 決勝
フェルスタッペンがドライバーズ選手権4連覇【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP 決勝
AUTOSPORT web
古さと新しさが同居した天才的デザインに仰天!! ディフェンダーの「貫禄」にシビれた!!!【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
古さと新しさが同居した天才的デザインに仰天!! ディフェンダーの「貫禄」にシビれた!!!【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
ベストカーWeb

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

277.3352.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

149.9444.9万円

中古車を検索
エクリプスクロスの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

277.3352.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

149.9444.9万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村