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ポルシェ「356」そっくりなダイハツ「コペン」に、ワイドボディのカスタム仕様「660スピードスター」が登場!

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ポルシェ「356」そっくりなダイハツ「コペン」に、ワイドボディのカスタム仕様「660スピードスター」が登場!

「356」がスピードスターになった!

愛知県のアートレーシング、ラダーインターナショナル、リスキービジネスの3社がタッグを組み、クルマ好きの憧れを実現してくれた。ポルシェの名を冠した最初のスポーツカー「356」のレプリカを、ダイハツ「コペン」で製作。ご存じの通り、ポルシェ356の現在の価値は、おいそれとは手が出せないほど高額になってしまった。そこで、忠実に再現したレプリカの「356」がすでに製作されていたのだが、スタンダードのままでは面白くないと、デ・トマソパンテーラのカスタムで有名なリスキービジネスがワイドボディ化された「660スピードスター」を誕生させたというわけである。

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本物は高嶺の花、ならば軽カーでルック仕様をつくる

愛くるしいルックスと高性能を兼ね備えたダイハツ コペン。まさかこのクルマがポルシェ356ルックになるとは誰も想像できなかったと思う。もちろん細かく見ていけば、若干違っている点があるのは仕方がない。

製作に関しては、本物のポルシェ356からボディの型取りを行い、その寸法を緻密にコペンに合わせているため、実車の完成度はとても高いものとなっている。また、ボディはFRP製ではなくアルミ成形という点も魅力的。完成した姿からは、カスタムビルダーとして名高いアートレーシングのこだわりを強く感じる。

本物のポルシェ356には、一般的なクーペに加え、オープンモデルのカブリオレ、北米市場向けに造られたスピードスター、そして豪華版オープンのコンバーチブルDがあった。その中から製作担当のアートレーシングと販売担当のラダーインターナショナルが選んだのは、車名にもなっているスピードスターだった。

実はこのスピードスター、カブリオレやコンバーチブルDとは外観が大きく違っていて、フロントウインドが低いチョップドルーフルを採用していた。そのため、レプリカとなる660スピードスターも、大胆にもAピラーを縮めて専用フロントウインドを製作している。オリジナルボディへのリスペクトはこういう点からも伺うことができる。

クラシックポルシェを好むオーナーならば、通常はこれで満足となるが、やはりポルシェたるものワイドボディも欲しくなる。そこでリスキービジネスが得意のパンテーラカスタム同様にポルシェ356ワイドボディ化を提案。確かにそれもありと共感したアートレーシングがワイドボディキット製作した。

完成したワイドボディの660スピードスターは、よりスポーティであり、スタイリッシュでカッコ良い仕上げとなった。オリジナルレプリカも良いが、一歩踏み込んだカスタムを施したボディを纏ったポルシェ356ルックも圧巻である。

維持費を抑えられるというメリット

スタイルはあくまでもポルシェ356に似せたモデルだが、中身はコペンのままなのが660スピードスターのポイントになる。走りも性能も乗り心地も含め、とても快適な現代のクルマなのである。トラブルがあってもダイハツ純正部品で対応できる。維持費も安く、セカンドカーとして魅力的な要素を持っている。

スタンダードモデルのボディサイズは、レプリカ化によってコペンよりも大きい全長3960mm×全幅1670mm×全高1260mmになった。したがって、ナンバー枠は5ナンバーサイズとなるが、ワイドボディモデルはもっと大きいため3ナンバー登録なる。このナンバーでも搭載するエンジンは軽自動車枠の660ccなのだから、いわゆる小型車枠ということだ。

また、外装はポルシェ356だが、インテリアはコペンのままというのも面白い。エアコン、ナビ、パワステなどの快適装備がそのままなので使いやすいという利点もある。ちなみに、写真のワイドボディの660スピードスターは、ショーモデルとしてカスタムを施しているので、コクピットはよりレーシーなムードを高めるためのリメイクを施している。

* * *

たくさんの魅力を持つポルシェ「356レプリカ」と「660スピードスター」に惹かれるカーマニアも多いはず。旧き良き時代の愛すべきマシンをリスペクトし製作したレプリカモデルだが、単なる真似で終わっていない点が素晴らしい。クルマとしての完成度も高く、オリジナルでは叶えられない魅力がある。大人のシャレの1台としていかがだろうか。

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みんなのコメント

16件
  • コペンには
    せっかくの輸出規格の1300cc版があるのだから、エンジンはそっちでいってもらいたかったな。
    イタリア向けの左ハンドル車もあったんだし。
  • これ純正の幌は使えないと思うけどどうするのかな。
    それと価格も気になる。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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