■「EVのバッテリー」はガソリン車の燃料的存在になり得る?
日産「リーフ」や、三菱「i-MiEV」、BMW「i3」、テスラなど、各メーカーからさまざまなモデルが登場しているEV(電気自動車)。
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環境的にも二酸化炭素を排出しない夢のクルマでありながら、デビュー当時の話題性の割には普及が進んでいない印象です。
その主な理由は、ガソリン車に慣れてしまった人にとって「電気だけで走って途中で止まったりしないか」という日常的な不安と、「EVのバッテリーってどれくらい寿命がもつのか」という耐用年数への疑問があると推測できます。
その結果、ガソリンエンジンを併用するハイブリッド車が人気です。
そもそも、EVのモーターはガソリン車でいうところのエンジンに置き換えられるほど単純ではありません。
もちろんモーターにも性能差はありますが、ことパワーという観点でいえば「EVのバッテリー=ガソリン車のエンジン」が正解で、EVに関しては「バッテリーが大きい=パワーが大きい」ともいえます。
バッテリーといわれると、ついついスマホなどのバッテリーと同じ感覚で捉えてしまいますが、EVのバッテリーが果たすのは電気を溜め込むための電池的役割だけではないというのがポイントで、バッテリーを管理するシステム(BMS)やバッテリーからくる高電圧DCをコントロールするコンタクター、バッテリークーラー&ヒーター、冷媒を通す配管、さまざまなセンサーなどが一体となっています。
そのため、いろいろな電子デバイスが一体となった「バッテリーパック」という呼び方が正しい表現です。
ちなみに、バッテリー本体は暑さで劣化しやすく、寒いと劣化はしないものの電気の出力が弱くなる性質を持っています。そのためバッテリーを適温に保つための専用クーラーとヒーターも必須です。そのため、モーターではなく、バッテリーパックがEVのエンジンと呼べるパーツで、これによりEVの耐用年数が変わります。
では、EVのバッテリーパックはどれくらいで寿命を迎えるのでしょうか。正確には「寿命」という捉え方ではありませんが「満充電しても容量が70%までしか確保できない」状態が、交換の目安となっています。
そこで、EVを販売している各メーカーは独自の基準で保証をつけており、「5年または10万km以内」を目安にしています。
また高級EVメーカーのテスラなどは「8年の走行無制限」の保証が付き、BMWも「8年または10万kmでバッテリーの交換が必要な場合は無償で対応」といった保証をうたっています。
そして走行状況や環境、充電の回数などで性能にかなり差が出てしまうバッテリーの安全策として、「容量が70%まで低化したバッテリーパックは、交換か修理の対象にしましょう」という流れになっています。
ちなみにリーフは保証のほかに、有償(65万円から)で新品にバッテリー交換をおこなうプログラムも開始しました。
ガソリン車のバッテリーと比較すると非常に高額に感じますが、「バッテリーパック=エンジン」と考えれば、エンジンの積み替えよりも少し安いぐらいかもしれません。
※ ※ ※
急速に進化を続けているEVは、性能が向上し航続距離もパワーも寿命もどんどん長くなっていますが、やはりガソリン車と比較するとまだまだ不安な部分も存在します。
ガソリン特有の排気音と振動も捨てがたいですが、EVならではのスルスルと加速する感覚は独特のもの。
ポルシェやジャガーなどの高級メーカーが参入したおかげもあって、続々とEVのニューモデルが登場し、初期のEVモデルの中古車が増えてたため入手もしやすくなっています。
もしEVに乗る機会に恵まれたときは、少しだけバッテリーを大切にした運転で、新次元の走りを楽しんでください。
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重さが半分で寿命が倍、値段が半額位にならないと。