■〝エモい〞新型プリウスのカスタマイズカー
7年ぶりのフルモデルチェンジで、プリウスらしいモノフォルムシルエットを残しつつ、クーペのようなスタイリッシュなプロポーションで注目を集めている新型プリウス。東京オートサロンでは1月10日に発売されたばかりの新型プリウスをベースにしたモデリスタのカスタマイズカーがアンベールされた。
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新型プリウスに対してモデリスタがどういったカスタマイズを施したのか。トークセッションでは俳優・フィギアスケーターの本田望結さんをゲストに迎え、モデリスタで新型プリウスの商品企画担当を務める松本雅治氏さんがデザインやパーツ開発でこだわったポイントを解説した。
豊田章男社長とプリウス開発陣の「コモディティか愛か」という戦いで話題を呼んだ新型プリウス。ハイブリッドのラインアップが拡充するなかでのプリウスの立ち位置が議論され、「タクシー専用車にしてはどうか?」、「OEM車として他メーカーから発売してはどうか?」という章男社長の提案に対して、コモディティ化して台数を増やすだけでなく、多くの人に愛されるクルマにするために開発チームが選んだのは「愛」。
プリウス自身が生まれ変わり、もっとハイブリッドの魅力を知ってもらいたいという想いで生み出された開発コンセプトの「ハイブリッドリボーン」。これからの時代も選んでもらえる愛車であり続けるために、プリウスの強みである高い環境性能に加えて、ひと目惚れするデザインと、虜にさせる走りを兼ね備えたクルマを目指して開発が行われた。
開口一番「クルマのイベントに参加するのは初めてです」と笑顔で語った望結さん。幼い頃から、「18歳になったらすぐに運転免許を取りたい」と夢を抱き続けていたそうで、昨年の夏休みに教習所に通って念願の運転免許を取得した。
「関西の実家に帰省した際にはドライブしていますが、1人だけで運転したことはありません。まだ運転する時にドキドキ緊張するので、隣にお父さん、お母さんに乗ってもらいますが、いつかは自分専用のクルマを持ちたいなぁと思っています」と愛車への憧れを語った。
そんな望結さんはクルマよりもひと足早く、17歳で船舶免許を取得している。取得理由はズバリ「家族で釣りをしたいから」。じつはモデリスタではPONAM-31 Zグレードというクルーザーのデザインも手掛けていて、望結さんは会場に展示された20分の1スケールの模型を興味深く眺め「かわいい!おうちに飾りたい」とコメントしていた。
さて新型プリウスのカスタマイズだが、モデリスタでは2バージョンをラインアップ。「NEO ADVANCE STYLE」について望結さんは「前の部分が特にカッコいい!輝いていますね」とコメント。松本氏は「プリウスの先進感の部分をさらに強化したモデルになっています。フロントスポイラーはロアグリルの下にボディカラーをしっかり通すことによって低重心感、左右にピアノブラックの加飾とグラフィカルなLEDを配すことでワイド感、プリウスのさらなる先進感を強化したデザインになっています」と付け加えた。
サイドスカートはプレスラインにしっかり合わせることで一体感のあるデザインを目指した。サイドガーニッシュはブラックアウトとグラフィカルなラインによってプリウスの先進感をサイドビューでも楽しめるデザインになっている。
リヤスカートはフロントスポイラーと同様にボディカラーをしっかり通すことによって低重心感を表現。左右にピアノブラックの立体的なガーニッシュを入れることによって、よりプリウスの先進感を高めてくれる。
ロアグリルにはブルーLEDのシグネチャーイルミを設定。艶やかさとカスタマイズ感を表現している。フロントスポイラー、サイドスカート、サイドガーニッシュ、リヤスタイリングキット、シグネチャーイルミの計5点で構成されるNEO ADVANCE STYLEは空力にもこだわっている。モデリスタブランドでは珍しくロア部分にアンダーカバーを設定し、風をしっかりとフロントからリヤに流すことによってプリウスの空力性能を阻害しないような設計になっている。
望結さんは「間近で見ると細かい部分が光っていて、それにカスタムされたものがよく映えています。私自身はマット的なものがすごく好きなので、特にリヤスタイリングキットのマットな感じが好みです」と印象を語った。
もうひとつの「ELEGANT ICE STYLE」について、望結さんは「上品でゴージャスな感じがしますね。カッコよさとはまた違った魅力がありますね」と初見の印象を語った。松本氏は「モデリスタらしいメッキを効果的に使うことによって、プリウスをさらにプレミアムなイメージに昇華させたモデルになっています」と付け加えた。
ロアグリルの下に付くフロントスポイラーは、メッキをしっかりと水平に通すことによってフロントをかなりワイドに見せているのが特徴。さらに、バンパーがつながるようなカタチでシャープに造形させた形状によって、スポーティなフロントフェイスを創出している。
サイドスカートはNEO ADVANCE STYLEと共通。ガーニッシュの有無でイメージチェンジを図った。
リヤスタイリングキットはボディカラーをしっかり通すことによって低重心感を表現し、左右に設けたブラックアウトのダクトをつなげるようにクロームメッキを入れることで、非常にエレガントなリヤビューにまとめた。
モデリスタでは2通りのスタイリングキットに加えて、クールシャインキットと称したクロームメッキのパーツを設定。ヘッドライトガーニッシュ、ドアハンドルガーニッシュ、サイドドアガーニッシュの3点で構成され、ELEGANT ICE STYLEに装着することでプレミアム感が際立つ。
ホイールは19インチのWing Dancer(ウイングダンサー)。鳥の羽を広げたようなデザインが特徴で、基準車のホイールが軽さを感じさせるデザインなのに対し、モデリスタではあえてフェイス面が強調される、空力を意識したデザインを施した。NEO ADVANCE/ELGANT ICEともに同じデザインのホイール(WING Dancer XIX)を履いているが、表面処理の違い(NEO ADVANCEはブラック×ポリッシュ/ブラッククリア、ELEGANT ICEはハイパーガンメタリック)によって2つの世界観を表現している。
モデリスタではSDGsにも取り組んでいる。フロントスポイラーのセンターとサイド部をあえて3分割にすることでワンピースの製品に比べてコンパクトに梱包できるようになり、輸送時の環境負荷軽減に貢献する。
<文と写真=湯目由明>
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