現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > フォルクスワーゲン新型ポロ試乗会からのレポート.7「ポロの土台にある性能的余剰が日常味わういいもの感に繋がっている」by渡辺敏史

ここから本文です

フォルクスワーゲン新型ポロ試乗会からのレポート.7「ポロの土台にある性能的余剰が日常味わういいもの感に繋がっている」by渡辺敏史

掲載 1
フォルクスワーゲン新型ポロ試乗会からのレポート.7「ポロの土台にある性能的余剰が日常味わういいもの感に繋がっている」by渡辺敏史

2018年に6世代目として日本へ導入されたフォルクスワーゲン ポロは、Bセグメントのベンチマークとして高い評価を獲得している。そのポロがマイナーチェンジした。新型はどのように進化したのだろうか。本誌執筆陣10人の評価を聞いてみた。(Motor Magazine 2022年8月号より)

ライバルの先をゆく進化したADASのトラベルアシスト
見た目はリアコンビランプの形状変更もあって、いよいよゴルフとの見分けがつかなくなった新型ポロですが、サイズも4代目ゴルフくらいあります。今や8代目ゴルフもCセグメントでは小さい部類に入りますが、それでも狭い日本の道路や車庫事情では、Bセグメントど真ん中のポロの方が有り難いというユーザーも少なからずいらっしゃるかと思います。

フォルクスワーゲン新型ポロ試乗会からのメッセージ.4「ドイツ車らしい、カチッとした仕上がりのクルマになって戻ってきた」by島下泰久

本国から1年遅れの改良版上陸となったわけですが、乗り込んでみてまず感じたのはダッシュボードやドアインナーパネルなど、大物部品の仕上げ質感がちょっと上がったかなということです。根拠はありませんが、このところ静的質感面はライバルのキャッチアップも著しいので、フォルクスワーゲンとしてもテコ入れを迫られているのかなと邪推してしまいます。

では動的質感面はどうか。これも以前に比べると確実に洗練された印象を抱きました。搭載されるエンジンは変わらずEA211系の1Lターボですが、出力特性はポロの車格にぴったり。加速時も音質こそ3気筒感丸出しながら音量や音質は至って丸く、出力特性的にも上下より真ん中がぎゅっと濃厚肉厚でクルマのキャラクターと歩を合わせています。

乗り味はいかにもフォルクスワーゲンのクルマという感じで全域質実剛健。低中速域では足の動きの渋みがとれて、微小入力も優しく受け止めるようになりました。そして高速域では盤石のボディ剛性と軸回りの精度感の高さからなる絶大な安心感に陰りはなし。このライバルに対するアドバンテージをさらに活かすのが進化したADASのトラベルアシストです。

たとえばBセグメントで1日1000km走るようなタフな使い方は日本では非現実的です。でもポロの土台にあるのは、それを難なくやれてしまう骨太なクルマづくりであって、その性能的余剰が日常味わういいもの感にも繋がっています。ミニマルなファミリーカーとしての資質も相変わらず他と一線を画しています。(文:渡辺敏史/写真:井上雅行)

[ アルバム : フォルクスワーゲン新型ポロ試乗会からのレポートby渡辺敏史 はオリジナルサイトでご覧ください ]

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

日本発の「ペダル踏み間違い防止装置」、世界標準へ…国連が基準化
日本発の「ペダル踏み間違い防止装置」、世界標準へ…国連が基準化
レスポンス
写真で見るニューモデル 光岡「M55ゼロエディション」
写真で見るニューモデル 光岡「M55ゼロエディション」
日刊自動車新聞
旧ビッグモーター、車両の修理不正もビッグに8万件、補償総額数十億円も[新聞ウォッチ]
旧ビッグモーター、車両の修理不正もビッグに8万件、補償総額数十億円も[新聞ウォッチ]
レスポンス
フェルスタッペンとのタイトル争いは“敗北濃厚”も……今季の戦いで自信深めたノリス「優勝争いに必要なものを持っていると言えるようになった」
フェルスタッペンとのタイトル争いは“敗北濃厚”も……今季の戦いで自信深めたノリス「優勝争いに必要なものを持っていると言えるようになった」
motorsport.com 日本版
フェラーリ『ローマ』後継の新型スーパーカー、車名は『アマルフィ』が最有力!
フェラーリ『ローマ』後継の新型スーパーカー、車名は『アマルフィ』が最有力!
レスポンス
注目が集まる角田裕毅の2025年シート「僕はレッドブルの一員なのでここにいます。ホンダとは話をしていません」
注目が集まる角田裕毅の2025年シート「僕はレッドブルの一員なのでここにいます。ホンダとは話をしていません」
motorsport.com 日本版
次の「黄バイ」はBMW? 首都高専用パトロールバイク「F900XR」がカッコ良すぎる!
次の「黄バイ」はBMW? 首都高専用パトロールバイク「F900XR」がカッコ良すぎる!
くるくら
まさかの「RAV4“軽トラ”」登場!? ド迫力の“真っ黒顔”がスゴすぎる! オフロード感強調の「SPIEGELカスタム」どんなモデル?
まさかの「RAV4“軽トラ”」登場!? ド迫力の“真っ黒顔”がスゴすぎる! オフロード感強調の「SPIEGELカスタム」どんなモデル?
くるまのニュース
これはクセスゴ!!  オーナー自作多数のホンダ「CT125・ハンターカブ」カスタム発見!!
これはクセスゴ!! オーナー自作多数のホンダ「CT125・ハンターカブ」カスタム発見!!
バイクのニュース
[15秒でわかる]アキュラ『ADX』新型…内外装はスポーティかつ高級な印象に
[15秒でわかる]アキュラ『ADX』新型…内外装はスポーティかつ高級な印象に
レスポンス
アルピーヌは東京オートサロン2025で3台のA110を披露
アルピーヌは東京オートサロン2025で3台のA110を披露
カー・アンド・ドライバー
WRCラリージャパン2024が開幕、4日間の熱い戦い トヨタ逆転優勝なるか
WRCラリージャパン2024が開幕、4日間の熱い戦い トヨタ逆転優勝なるか
日刊自動車新聞
【スクープ!】AMG製電動スーパーSUVデビュー間近!メルセデスAMGが新型電動SUVを開発中!
【スクープ!】AMG製電動スーパーSUVデビュー間近!メルセデスAMGが新型電動SUVを開発中!
AutoBild Japan
「マジで!?」ホコリまみれの“スクラップ車”が14億5000万円で落札!? 50年ぶりに見つかった1956年製メルセデスの“驚きの価値”とは?
「マジで!?」ホコリまみれの“スクラップ車”が14億5000万円で落札!? 50年ぶりに見つかった1956年製メルセデスの“驚きの価値”とは?
VAGUE
ミツオカ「M55」発売決定! 2025年生産販売台数は100台で、2024年11月22日から受付開始
ミツオカ「M55」発売決定! 2025年生産販売台数は100台で、2024年11月22日から受付開始
Webモーターマガジン
【10月の新車販売分析】受注停止車種が多くともトヨタ1強にかわりなし! 軽乗用車はホンダとダイハツの2位争いが熾烈に!!
【10月の新車販売分析】受注停止車種が多くともトヨタ1強にかわりなし! 軽乗用車はホンダとダイハツの2位争いが熾烈に!!
WEB CARTOP
『簡単にキズが消えた!』初心者でも簡単、コンパウンドで愛車の浅いキズを手軽に修復するテクニック~Weeklyメンテナンス~
『簡単にキズが消えた!』初心者でも簡単、コンパウンドで愛車の浅いキズを手軽に修復するテクニック~Weeklyメンテナンス~
レスポンス
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
くるまのニュース

みんなのコメント

1件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

286.2449.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.9448.0万円

中古車を検索
ポロの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

286.2449.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.9448.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村