■ほぼ同等のボディサイズとなる新型ヴェゼルとキックス
ホンダは2021年4月23日に2代目となる新型「ヴェゼル」を発売します。近年人気のコンパクトSUV市場ですが、日産にはコンパクトSUVとして「キックス」が存在します。それぞれどのような違いがあるのでしょうか。
新型ヴェゼルは見た目だけじゃない! スゴく進化した中身をじっくり検証!
ヴェゼルは2013年12月に初代モデルが発売されて以降、3回のマイナーチェンジがおこなわれたほか、随時グレード追加などがおこなわれ、商品力を強化してきました。
また、海外では「HR-V」という車名で展開されており、今回の新型モデルも欧州仕様(新型HR-V)の内外装がすでに公開されています。
一方、キックスは日本より先に海外で販売されており、2016年8月のブラジルでの発売を皮切りに、グローバルに展開。日本にはタイの工場で生産されるモデルが2020年6月から販売されています。
両車のボディサイズを比較すると、新型ヴェゼルは全長4330mm×全幅1790mm×全高1580-1590mm。一方キックスは全長4290-4330mm×全幅1760mm×全高1610mmで、ほぼ同等といえます。
次に両車のデザインを比較すると、新型ヴェゼルはサイドのキャラクターラインを前後に貫かせた、水平基調のデザインが特徴。また、フロントグリルはボディ同色とし、ボディ全体と調和する顔つきとしました。
一方、キックスのデザインはボディ後端に向かって上がっていくキャラクターラインが躍動感を演出。また日産の共通フロントデザイン「Vモーショングリル」をより存在感のある「ダブルVモーショングリル」にバージョンアップして、精悍な顔つきとしました。
なお、両車ともに2トーンカラーを設定しており、新型ヴェゼルでは2トーンカラーのみ設定されるグレード「e:HEV PLaY」で5色、キックスでは全グレードで選択でき、最大4色が設定されます。
新型ヴェゼルの内装は、外観と同様水平基調のデザインが特徴的です。内装色はグレードによって大きく異なり、最上級グレードの「e:HEV PLaY」では明るい雰囲気のグレージュ、そのほかのグレードではブラックとなります(ブラック色もグレードによってシート仕様に差があり)。
シフトレバーはストレート式となるほか、新型ヴェゼルならではの装備として「パノラマルーフ」を採用(「e:HEV PLaY」グレードのみ搭載)。日差しの熱を従来より約50%多くカットするLow-Eガラスを用いることで、快適な温度を保ちながら車内に開放感をもたらします。
グレードによって内装色が大きく異なるのはキックスも同様で、「X」グレードはブラック、「X ツートーンインテリアエディション」グレードでは華やかなオレンジ×ブラック、カスタマイズモデルの「AUTECH」ではAUTECHブランドを象徴するブルー×ブラックのインテリアとなります。
シフトレバーは小型のセレクトレバータイプです。
■新型ヴェゼルとキックス、より燃費が良いのはどっち?
新型ヴェゼルに搭載されるパワートレインは、1.5リッターガソリンエンジン+2モーターのハイブリッドシステム「e:HEV」と、1.5リッターガソリンエンジンの2種類です。
ハイブリッドシステムは初代モデルの「i-DCD」から刷新され、ガソリン仕様も新開発のエンジンが搭載されていますが、ガソリン仕様はベースグレードの「G」のみなので、ハイブリッド仕様を中心としたラインナップといえます。
e:HEV仕様は、クルマが走行状況にあわせて「EVモード」「ハイブリッドモード」「エンジンモード」の3つの走行モードから最適なモードに自動で切り替え、効率のよい走りをサポート。
さらに、ドライバーが求める加速感に応じて「NORMALモード」「SPORTモード」「ECONモード」の3つのドライブモードを自身で選択できるほか、減速セレクターによって減速度を4段階から調整可能です。
e:HEV仕様の燃費(WLTCモード、以下同様)は、25.0km/L(FFの「e:HEV X」グレード)です。なお、ガソリン仕様は17.0km/L(FFの「G」グレード)となります。
ヴェゼルでは「e:HEV PLaY」以外の全グレードで4WD仕様を用意。四輪の駆動力を常時最適に配分するため、安定した走行が可能となります。
一方、キックスに搭載されるパワートレインは全車電動パワートレインの「e-POWER」を採用。
エンジンは発電に専念して100%モーター駆動で走行するハイブリッドシステムで、こちらも減速力や加速レスポンスを自在に変更できる「Sモード」「ECOモード」「NORMALモード」の3種類から選択可能。
とくに「Sモード」「ECOモード」はワンペダル感覚の走行が可能なe-POWER Driveが楽しめます(完全停止はブレーキペダルを踏む必要あり)。
燃費は21.6km/Lです。なお、新型ヴェゼルとは異なりFF仕様のみの設定となります。
最後に予防安全装備・運転支援装備を比較すると、新型ヴェゼルに搭載される衝突被害軽減ブレーキは、車両や歩行者、さらに自転車の検知にも対応し、衝突回避を支援するものの、キックスに装備される衝突被害軽減ブレーキは車両や歩行者のみで、自転車の検知には対応していません。
一方、キックスはアクセル・ブレーキ・ハンドル操作を統合して運転支援する「プロパイロット」を装備。一方、ヴェゼルには渋滞追従機能付きACCと車線維持支援システムがそれぞれ別のシステムとして装備されている点が違いとなります。
※ ※ ※
新型ヴェゼルの価格(消費税込、以下同様)はガソリン仕様が227万9200円から249万9200円、e:HEV仕様が265万8700円から329万8900円に設定されています。
一方、全車e-POWER仕様となるキックスは275万9900円から311万4100円です。
ハイブリッド仕様同士であれば十分に競合対象となる価格設定の新型ヴェゼルとキックスが、今後どのような売れ行きを示すのか注目されます。
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デザインを考えたかパクったか。