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新型「レクサス UX」 走りの味を「深化」させ今夏発売

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新型「レクサス UX」 走りの味を「深化」させ今夏発売

レクサスは2022年5月13日、コンパクト・クロスオーバーの新型「UX200」「UX250h」の初公開を行なった。なお発表された車両は現時点ではプロトタイプとされている。

UXシリーズは、「Creative Urban Explorer」をコンセプトに、2018年にレクサスのラインアップに加わったCセグメントの都会派コンパクトクロスオーバーで、TNGA-Cプラットフォームを採用。

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2018年の発売以降、2022年3月末時点で80以上の国と地域で累計約24万台を販売。ハイブリッドやバッテリーEVの電動モデルを拡充し、電動車の販売比率はグローバルで約80%を達成した。ラインアップの中で電動化を牽引するモデルとなっている。

今回発表された新型UX200/250hは、基本部分は従来モデルを継承しながら、上質ですっきりと奥深い走りの深化と、予防安全技術の機能拡充や最新のマルチメディアシステムを採用した最新装備を採用している。

走りの味の深化

走りの味の深化では、ボディのスポット溶接打点を20点追加するなどでボディ剛性を強化し、EPSやダンパーなどのチューニングを行ない、上質さとダイレクト感、レスポンスの向上によるすっきりと奥深い走りを実現したとしている。

さらにレクサスの原点である静粛性については、18インチ・サイズのランフラットタイヤを新開発し、トレッドパターンを工夫することで、ロードノイズを低減している。

スポーティモデルのF SPORTは、新たにパフォーマンスダンパーとAVS(可変サスペンション)を標準設定した。車両後方に装着されたパフォーマンスダンパーによって、ボディに生じるしなりや微振動を吸収し、ハンドリング特性をよりシャープにするとともに、乗り心地と静粛性を向上。

F SPORT専用に装着されるパフォーマンスダンパー電子制御による減衰力切り替えの応答性を向上させたAVSによって、大きなうねりと細かな凹凸が複合した路面でも、フラットな姿勢の維持とショックの遮断を両立させ、優れた操舵応答性、安定感、快適な乗り心地を実現している。

操舵系では、ステアリングギヤに補強ブレースを追加することで、操舵応答性をさらに向上。インテリアでは、F SPORT専用のスポーツシート、ステアリング、シフトノブ、メーター、アルミ製スポーツペダルに加えて、今回アルミ製フットレストとスカッフプレートを新設定。F SPORTの走りのイメージをより強調している。

レクサス セーフティセンス+が進化

先進装備の進化では、予防安全技術「レクサス セーフティセンス+」の機能を拡充。

レーントレーシングアシスト[LTA]単眼カメラとミリ波レーダー、ソフトウエアの性能向上により、昼間の自転車や夜間の歩行者も検知可能な「プリクラッシュセーフティ」の対応領域が拡大された。

交差点右折前に前方から来る対向直進車や、右左折時に前方から来る横断歩行者も検知可能になっている。さらにドライバーの操舵をきっかけに車線内で操舵をアシストする緊急時操舵支援などの機能を追加。

操舵支援付きで同一車線内中央を走行できる高度運転支援機能「レーントレーシングアシスト(LTA)」の車線認識に、新たにAI技術を活用することで支援範囲を拡大し、よりスムーズな操舵支援を実現している。

また、自動車専用道路などで設定した車速内で前走車との距離を一定になるよう加減速制御する「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」に、カーブの大きさに合わせてあらかじめ減速するカーブ速度抑制機能も採用。

この他にもドライバー異常時対応システムが追加されている。LTA制御中にドライバーの無操作状態が継続した場合、音と表示と緩減速による警告でドライバーに操作を促すほか、ハザードとホーンで車外に異常を報知しながら自車線内に減速停車。

自損・加害事故の回避・事故被害低減を支援するシステムで、停車後はドア解錠やヘルプネット自動接続による救命要請も行なう。

スマートフォン・アプリによるデジタルキー便利機能として、スマートフォンを使用するデジタルキーを新採用。

また、車両の前後左右に搭載したカメラの映像を合成してセンターディスプレイに表示するパノラミックビューモニターは、過去に撮影した路面の映像を車両直下に合成表示することで車両下方の路面状況やタイヤ位置などの把握を補助する床下透過表示機能を追加している。

12.3インチ・タッチディスプレイインテリアは、マルチメディアシステム、コネクティッドサービスを刷新している。大型の高解像度化した12.3インチ/8インチ・タッチディスプレイを採用するとともに、直感的な使いやすさを追求した最新のマルチメディアシステムを搭載。

G-Link機能を大幅に拡充することにより、クラウド情報を利用するなど日常使いに即したサービスを提供する。

またOTA(無線通信)ソフトウェアアップデートにより、販売後もマルチメディアシステムの最新化が可能になっている。

そしてディスプレイのタッチスクリーン化に伴い、インスツルメントパネル、コンソール周辺の形状やスイッチレイアウトを最適化し、充電用USBコネクタ(Type-C)をコンソール前方に2個新たに設定するなど、使い勝手を向上させた。

今回発表された新型「UX200」「UX250h」は、日本では今夏に発売予定と発表されている。

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