トヨタから新型ノア/ヴォクシーのフロントフェイスが発表前にチラ見せ公開された。
ノア、ヴォクシー共に大幅に値上げされることとなったが、TNGAプラットフォーム、オットマン&シートヒーターの採用に加えて安全装備の進化などなどを考えると仕方ないといったところか。
ノア&ヴォクシーが来る! エクストレイルが来る!! フェアレディZが来る!!! 2022年上半期登場の新型車たち
そこで今回は比較的安く納期も短く済む中古車に目を向けてみた。ノア/ヴォクシーに加え昨年生産終了となったエスクァイアについても相場を踏まえながら見ていきたい。
文/萩原文博 写真/トヨタ
[gallink]
■値上げされた新型ノア/ヴォクシー
2022年1月13日の、正式発表前にフロントマスクのチラ見せによるティザー広告が始まった売れ筋ミニバンのトヨタヴォクシー/ノア。
すでに、ベストカーwebでもディザー画像に加えて、ヴォクシー、ノアそれぞれのグレード体系と新車価格を紹介している。
新車価格はノアが267万~389万円。ヴォクシーが309万~396万円と、現行モデルよりかなり高くなっている。その理由は従来モデルになかったハイブリッドの4WD車の追加もその要因の一つに挙げられる。
そして、2021年12月10日にはヴォクシー/ノアのライバルであるホンダステップワゴンのティザー広告が始まった。
こちらの発売は2022年春となっているが、ヴォクシー/ノアの発表前の1月7日に初公開を予告。モデル体系もステップワゴンエアとスパーダとなることが告知されている。
SUVブームに圧され気味だったファミリーカーの定番であるミニバン市場が一気に風雲急を告げる状況となっているのだ。
新型ヴォクシー/ノアで入手している情報は、外観デザインのキーワードは「ENERGETIC BOLD」。室内空間の最大化と動感を融合させることで、「堂々・躍動的な力強いハコ」スタイルを追求している。
現行トヨタ ノア。現行ノア/ヴォクシーは2014年1月に登場。5ナンバーサイズというで、個性豊かな表情と魅惑的な印象を追求している
一方のインテリアは、「ENERGETIC ATRIUM」。広く開放的な室内空間と仕立ての良さや上質感を両立させ、家族のための快適空間をスッキリとしたスタイルで表現しているという。
TNGAプラットフォームを採用した注目のボディサイズは、全長4695×全幅1730m×全高1895mmで全車3ナンバーサイズとなる。ホイールベースは2850mm、室内高は1405mmと拡大され、室内空間はかなり拡大されている。
乗車定員はグレードによって7人乗りと8人乗りが設定され、両モデルとも2列目シートは超ロングスライドシートを採用。さらに7人乗りのキャプテンシートには、オットマン&シートヒーターを採用しているという。
利便性の高い装備としてバックドアには狭い場所でも安心して使えるように、フリーストップバックドアを採用。バックドアを途中の位置で保持できるため、狭い場所でも荷物の出し入れが可能。
さらに、パワーバックドア装着車は車両側面にバックドアの開閉スイッチを設置していると言う。
搭載するパワートレインは、2L直列4気筒ダイナミックフォースエンジン+CVT。そして、1.8Lエンジン+モーターのハイブリッドシステムは、すべての電気系デバイスを刷新して、モーター・バッテリー出力拡大とシステムの高効率化を図っている。
現行トヨタ ヴォクシー。2019年1月の一部改良でプリクラッシュセーフティとインテリジェントクリアランスソナーを新たに設定するなど安全性を向上させている
運転支援システムは、最新のトヨタセーフティセンスを搭載。プリクラッシュセーフティの進化や高速走行時のドライバーのサポート。さらに渋滞走行時と駐車時でもサポートしてくれる機能が充実している。
現在、わかっている情報だけでもかなり商品性は向上しており、車両本体価格の上昇は仕方ないと言える。
新型ヴォクシー/ノアはプラットフォームをはじめ、パワートレインも一新されており、現行型との比較は難しい。
唯一現行型の中古車でメリットと言えるのは、納車期間が短いことと価格の安さぐらい。
そんな不利な条件だが新車デビュー直前のヴォクシー/ノアに加えて、絶版となったエスクァイアの中古車相場をチェックしてみる。
■年々進化を続けてきた現行型
現行型ヴォクシー/ノアは2014年1月。エスクァイアは10月に現行型が登場。快適性、使用性、燃費を高次元で融合する「Spacious FUN Box」をキーワードに開発したミニバンとなっている。
5ナンバーサイズという制約のある外形寸法の中で、「EMOTIONAL BOX」をデザインコンセプトに、個性豊かな表情と魅惑的な印象を備えた力強いハコ(箱)を追求している。
また、新開発の低床フラットフロアによる革新のパッケージを採用することで、クラストップレベルの広々空間やノンステップによる子供・高齢者にも優しい乗降性、使い勝手の良い荷室が特徴だ。
搭載するパワートレインは、2L直列4気筒ガソリンエンジン+CVTに加えて、JC08モード燃費で23.8km/Lを実現した1.8L直4エンジン+モーターの本格ハイブリッドシステムを搭載。駆動方式は2Lガソリン車が2WDと4WD。ハイブリッド車は2WDのみとなっている。ヴォクシーとノアのガソリン車には3ナンバーサイズのエアロモデルを設定。
新型トヨタ ノア(画像はベストカー編集部による予想CG)
2016年1月に一部改良を行い、衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームをセットにした「Toyota Safety Sense C」を採用。また、ハイブリッド車に3ナンバーサイズのエアロモデルを設定。
2017年7月にマイナーチェンジを行い、外観の変更に加えて、ボディ剛性の見直しやショックアブソーバーの改良により静粛性や乗り心地を向上させている。
インテリアでは、センターコンソールボックスや助手席シートバックテーブル、充電用USB端子など使い勝手の良い室内装備を充実させると同時にスライドドアにシールを追加し遮音性を向上させて、質感の高さを追求した。
そして、2019年1月の一部改良では、搭載している衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」が、昼間の歩行者も検知対象に加えたプリクラッシュセーフティ(レーザーレーダー+単眼カメラ)を採用。
また、駐車場などでのアクセルとブレーキのペダル踏み間違い時における衝突被害軽減に寄与する先進の安全機能インテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]を新たに設定するなど安全性を向上させている。それでは、ヴォクシー/ノア/エスクァイアの中古車相場を見てみよう。
新型トヨタ ヴォクシー(画像はベストカー編集部による予想CG)
■流通台数は減少傾向?? 気になるそれぞれの中古車相場
まずは、最も流通台数の多いヴォクシーからだ。現在、現行型ヴォクシーの中古車の流通台数は約3150台。平均価格は約216.3万円。2021年6月時点では、流通台数は約4540台。平均価格は約217.6万円だった。半年前と平均価格は横這いで推移しているが、流通台数は約1400台も減少している。
中古車の価格帯は、現在が約80万~約399万円だが、半年前は約80万~約438万円と高額車が減少しているようにみえる。2021年式、走行距離500km以下というおろしたて中古車は約174台流通しているが、価格帯は約239万~約399万円。
快適装備が充実した特別仕様車の2.0ZS煌IIIならば、車両本体価格に諸費用をプラスした乗り出し価格が約270万円で手に入れられるようになっている。
続いてはノア。現行型ノアの中古車の流通台数は約1900台。平均価格は約208.6万円だ。半年前は約2300台流通していて、平均価格は約205万円。ノアもヴォクシー同様に平均価格は横這いだが、流通台数が減少している。
中古車の価格帯は現在約82万~約389万円で、半年前は約78万~約471万円とノアも高額な中古車が姿を消している。これは新型のティザー広告が始まったことによる影響が考えられる。
ヴォクシーと比べると、ノアのおろしたて中古車は約43台とかなり少なめだが、価格帯は約210万~約360万円となっている。エアログレードの特別仕様車である2.0Si W×B IIIは乗り出し価格約270万円で手に入る。おろしたて中古車はヴォクシーとノアの価格差はない。
最後は2021年に生産終了となったエスクァイア。アルファードのような大きなフロントグリルが特徴で、上質感を追求したミニバン。ヴォクシー/ノアと兄弟車だが、エスクァイアには3ナンバー車は設定されていなかった。
エスクァイアの中古車は約1300台流通していて、平均価格は約222万円と3モデルの中では最も高い。2021年6月時点でのエスクァイアの中古車の流通台数は約1850台、平均価格は約221万円。
2021年に生産終了となったエスクァイア。平均価格は3モデルの中で最も高い。おろしたて中古車がほとんど流通していない
ヴォクシー/ノア同様にエスクァイアも流通台数は減少し、平均価格は横這いとなっている。ただし、エスクァイアはおろしたて中古車がほとんど流通していないことだけが異なっている。
ティザー広告が始まって以降も、現行型の中古車相場に影響は出ていない。新型が登場してからも、現在の平均価格はキープしそうだ。そう言える理由の一つは、現在半導体やコロナ禍によって生産が滞っていて、中古車人気が高まっているからだ。
旧型となる中古車の相場が動き出すのは、新車の供給が安定してからだろう。
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