アルファードとヴェルファイアにPHEVとXグレードが追加となったが、じつは目玉がもうひとつ。そう、トヨタ車体からスペーシャスラウンジなる超絶高額グレードが設定されたのだ。でも冷静に考えたらレクサスLMとそう大差ない価格で、なんでアルファードとヴェルファイアにわざわざ設定したのか!? これ納得の理由があったのだ!!!!!
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部
レクサスと同価格のアルファード最上級グレード!! 新グレード投入の意味
【画像ギャラリー】あ、この2列目はスゲーや!! LMとスペーシャスラウンジ最大の違いがコレだ!! 超絶豪華内装を隅々どうぞ(10枚)
■レクサスLMとほぼ同価格に!! アルファードのスペーシャスラウンジがスゴい
PHEV追加とXグレード追加もデカい話題だが、やっぱりスペーシャスラウンジ!!!
先日発表となったアルファード/ヴェルファイアのPHEVモデルの追加とアルファードのXグレードの追加。そして以前から追加のウワサが絶えなかった4人乗り仕様も、トヨタ車体の特別架装車の「スぺーシャスラウンジ」としてアルファードに追加されることが正式に発表となった。
価格はPHEVモデルで1480万円、ハイブリッドモデルで1272万円となり、もはや1500万円から購入することができるレクサスLMと大差ない価格となっているワケなのだが、それでもなおアルファードに4人乗りの最上級グレードを投入する意味はなんなのだろうか?
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■パワートレイン&内装が最大の違い!! 燃費はアルファードに軍配
LMの巨大モニターも捨てがたいけど、スペーシャスラウンジのフリップダウンモニターでも十分!! って人も多い気も
同じ4人乗り仕様のフラッグシップミニバンとなったアルファード スぺーシャスラウンジとレクサスLM。両車の違いはどこにあるのか気になるところだが、まず大きく異なるのがパワートレインだ。
どちらも四輪駆動となるのは共通ながら、レクサスLMは2.4Lのインタークーラーターボにハイブリッドシステムを組み合わせたものでハイオク仕様。一方のアルファードは2.5LのNAエンジンにハイブリッドシステムもしくはプラグインハイブリッドシステムを組み合わせたもので、レギュラーガソリン仕様となっている。
燃費性能がレクサスLMは13.5km/L、スぺーシャスラウンジは架装車ということでカタログ燃費は発表されていないが、ベース車で見ると、PHEVモデルが16.7km/L、ハイブリッドモデルが17.5km/Lとなる。
続いて大きな点では、フロントシートとセカンドシートの間にレクサスLMでは48インチの大型ワイドディスプレイを備えたパーティションがあるのに対し、アルファードはセパレートカーテンが備わるのみとなるのが大きな違いとなっている。
そのほか、レクサスLMでは基本設計段階からアルファードを上回るボディ補強がなされていたり、足まわりのセッティングも全く異なるものとなっていたりと、数値に表れない部分でも差別化がなされている点が価格に反映されていると言えるだろう。
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■ええ、そういうことなの!? アルファードに1500万円グレード設定の意味が衝撃
とはいえトヨタとレクサス、ある意味同門とも言えるブランドでここまで近しい車種をリリースする意味はどこにあるのかというと、日本ではレクサスに乗っていると「あの人、儲かってるな」というイメージを持たれてしまう恐れがあるからという説がある。
日本では昔から中小企業の車両が、ベンツやBMWでなくあえてセルシオを乗るとか、部長がクラウンで課長はマークIIのような謎のヒエラルキーが存在していたが、現在でもその考えが根強く残っているようだ。
まあ確かに街中でレクサスLMを見かけてもある種威圧感のようなものを感じてしまうのは確かなので、外観からではリアのエンブレム程度しかスぺーシャスラウンジであることが分からないアルファードの存在は必要不可欠と言えるのかもしれない。
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みんなのコメント
まぁほらでもLexusだと嫌味ったらしい場面ではアルベルの方が都合がいいってこともあるだろうし、買う人は買うからさ