擬装の少ないプロトタイプ
text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)
【画像】新型ゴルフRエステート【間近で撮影されたゴルフRと比較】 全80枚
translator:林 汰久也
新型ゴルフRエステートのプロトタイプが初めて目撃された。
このプロトタイプは、新型ゴルフの「オールトラック」バージョンを装っているように見えるが、大径ホイールとロープロファイルタイヤ、ブルーのブレーキキャリパー、エアインテーク、リアスポイラーなど、最上級のパフォーマンスモデルであることを物語っている。
このモデルの正体を示すもうひとつの手がかりは、以前に目撃されたゴルフRのテスト車両と同じ4本出しのエグゾーストシステムだ。
今年初めには、ハッチバックのプロトタイプが間近で目撃され、インテリアも見ることができた。
基本的には標準のゴルフと共通だが、R仕様のスポーツシートが特別感を演出していた。
まだ確認されていないが、8代目ゴルフのシリーズ(GTI、GTI TCR、GTD、R)のすべての出力は、今年初めにフォルクスワーゲンによるプレゼンテーション時のスライドショーを介して流出した。
スライドによると、ゴルフRのエンジンはティグアンRやアルテオンRに搭載されているEA888 2.0Lガソリンターボを大幅に強化したもので、33psアップの333psを発揮することが明らかになった。MTの設定はないと予想されている。
新しいハルデックス・システムは、フォルクスワーゲンのXDS+電子式ディファレンシャルロックとスタビリティコントロールシステムとの組み合わせにより、前後の車軸に送られる駆動力を常に変化させる完全可変制御が可能であると言われており、メルセデスAMG A 45と同様のドリフトモードを搭載するという。
まだ公式ではないが、新型ゴルフRは英国で開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでのお披露目が予定されていたが、7月から9月に延期されたのち、現在は完全にキャンセルされているという。
フォルクスワーゲンがいつこのモデルを発表するのかはまだ明らかにされていないが、関係者によると晩夏か初秋になるのではないかとのことだ。
また、400psもの出力が期待されているフラッグシップモデルのゴルフRプラスも、来年以降のデビューに向けて準備されているのかどうかはまだ明らかになっていない。
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