GT-R本来の走りを蘇らせる老舗のチューニング技術
最新の高性能パーツで各部をアップデート
「伝説のS130Zを追いかけ続けるZ32」継承と進化、名門チームのZブラザーズに迫る
「今時は(第2世代)スカイラインGT-Rが、本来どんな走りをするのか知らないオーナーも多いのが残念」と語るのは、GT-Rチューンの老舗“緑整備センター”内永代表。“最強・最高”を目指したGT-Rはオールマイティであるべきというのが持論で、それを分かりやすいカタチで実践しているのが、ここで紹介するR32ベースのデモカーだ。
聞いて驚いたのはその内容で、エンジンはもちろん、タービンとブースト設定もノーマルという仕様。吸排気と燃料系、ECUセッティングを中心に最新のアップデートを施して、最高出力341ps、最大トルク42kgmを獲得しているのである。細部を見ていこう。
まずアップデートの重要パーツと言えるのが、IP(=イグニッションプロジェクツ)と緑整備センターがタッグを組んで開発した理想の点火システム。3000rpmまでの低回転域を4回のマルチスパーク、それ以上のシングルスパーク域もコイル巻数の増大効果で全域50%以上のパワーアップを実現している。
R32、R33には専用のカプラーインハーネスが付属するのでパワトラレスとなる。これまでにない強力な点火による効果は誰でも体感できるレベルで、気筒間の燃焼のバラツキも解消するほどという。
制御面では霧化特性に優れた最新多孔インジェクターとR35エアフロを装着できるキット(18万5700円)をインストール。サード製ポンプで燃圧を純正の3.05キロから4.0キロに高めることで、低中速レスポンスとトルクアップを狙っている。
電子パーツで見逃せないのが、性能向上したデジタルGセンサー。Gをアナログ的に検知する純正Gセンサーとは違い、好感度のデジタル加速度センサーを使用して制御を高速化。一般走行からハイウェイ走行までを想定した標準仕様(4万4000円)と、一般走行からサーキットまで対応のハイパフォーマンス仕様(5万6000円)をラインナップ。
様々なタイプをテストしてきた緑整備センターが、自信を持ってお勧めしているのがEVOTECリチウムイオンバッテリー。独自のセルとマネージメントシステムの採用による始動電流の高さと約2.4kgの軽さが魅力だ。
足回りはMIDORIアラゴスタサスペンションキットを軸に構築。ワインディングを気持ちよく流せるスポーツ性能と上質な乗り心地を両立。受注生産品で用途に合わせたオーダーも可能な逸品だ。価格は33万円。
ストッピングパワーは、オーストラリアのdba製ブレーキローターで引き上げる。カーボン含有率の高いグレー鋳鉄の採用により高い耐熱性と耐クラック性を誇る製品で、純正交換タイプの他、様々な社外キャリパー対応タイプもラインナップする。
「R32はデビューから30年以上経過した現在でもポテンシャルの高さは第一線級ですが、本来の性能を味わうためには継続的な整備が欠かせません。お勧めは最新電装系部品を投入した高バランスチューニング。ぜひ来店してその実力をデモ車で体験してください」と内永代表。
令和の時代の第2世代GT-Rチューニングは、バランス重視がキーワード。そのためのベースラインとなるのが、このマシンのパフォーマンス。そのままでも十分に魅力的だし、さらなるステップアップも可能だ。
●取材協力:緑整備センター 神奈川県横浜市都筑区川和町140 ☎︎045-933-1101
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みんなのコメント
点火系のコイルであれば既存のOプラズマ(DRAGレースでも通用する)で充分だろうし、Gセンサーだって Do-LuckのデジタルGセンサーの方が性能的に優れているでしょ。
確かにアラゴスタは良いショックだと思うが、今時わざわざアラゴスタ?って感じかな・・・
それに乗っかってローター/キャリパーって、本当に必要?
この内容だと自社製品のゴリ押し祭りでこのショップの「いやらしさ」さえ感じる。