2019年のキックオフ・イベント
イタリアのフェラーリ・オーナーズクラブ本部の発案により、各国のフェラーリ・オーナーズクラブで故エンツォ・フェラーリの誕生日である2月18日前に生誕121年を記念したイベントが開催されることになった。世界で約40カ国にある公認オーナーズクラブが、それぞれの企画で記念イベントを開催するもので、その内容はクラブに任されていた。
『エンツォ・フェラーリ生誕121年を祝う会』すべての画像をみる
日本におけるフェラーリ社公認オーナーズクラブである「フェラーリ・オーナーズクラブ・ジャパン/FOCJ」は、時差の関係から世界中のクラブに先がけて2月17日に記念イベントを東京・赤坂にあるアークヒルズのカラヤン広場を舞台に行なった。FOCJにとって2019年になって初の車両を持ち寄るイベントでもある。
会場にはエンツォ・フェラーリのモニュメントが設けられ、FOCJメンバーが所有するフェラーリの歴史を創り上げてきた歴代のモデルが23台展示された。本来であればもっと数多くのモデルを展示したかったのだが、会場スペースの関係から展示する台数が限られてしまったのである。しかし3台のラ フェラーリ、3台のエンツォ・フェラーリ、2台のF40をはじめ現行モデルからクラシケ・モデルの512BBまでが並んだ。今回は参加台数が制限されたため、見学だけの参加とランチのプランも用意され多くのメンバーが集まった。
フェラーリ・モンツァSP1を特別展示
エンツォ・フェラーリを称えるイベントということもあり、フェラーリ・ジャパンの協力により日本初公開となるフェラーリ・モンツァSP1が特別展示された。初めてその姿を目にするメンバーは、先鋭的かつマニアックなコンセプトを具現化した姿に歓声を上げると共に様々な角度からカメラを向けていた。会場にはマラネッロのフェラーリ・クラシケ部門からファビオ氏が来日し、メンバーにフェラーリを愛用していることに謝辞を述べた。
ランチ会場ではモンツァSP1の説明が
カラヤン広場でフェラーリを囲んでの歓談で持ち上がったあとは、参加者全員揃って恒例の記念撮影が行われた。その後ANAインターコンチネンタル・ホテルに移動してブッフェランチを楽しみながら旧知のメンバーや新入会員との歓談で盛り上がった。
ここでフェラーリのファビオ氏から、カラヤン広場に展示されたモンツァSP1のコンセプトや特徴が写真と共に詳しく説明され、初めてその詳細を知るメンバーは熱心に聞き入っていた。
最後に2019年からクラブの運営を担当する新役員が舞台に上がり、就任あいさつを終えたところで中締めとなった。アクセスの良い都心でのミーティングだったこともあり、多数の参加を数えてエンツォ・フェラーリの生誕を祝う会は大成功の内に幕を閉じた。
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