■RAV4のOEM車となる新型「アクロス」が欧州で今夏発売へ
スズキは2020年夏に、トヨタからOEM供給される「RAV4」をベースにした新型SUVを欧州市場で発売するようです。スズキ版RAV4とは、どのようなモデルなのでしょうか。
【画像】これが新型「アクロス」 RAV4との違いを見る!(34枚)
トヨタがスズキにRAV4の電動化車両を供給するということは2019年3月に発表されていたものの、当然ながらハイブリッドになるだろうと予想されていました。
電動化技術で決定的な遅れを取ったスズキは、トヨタからの援助無しだと厳しくなり、これは欧州燃費規制(CAFEと呼ばれる企業平均燃費)をクリア出来ないためです。
CAFE規制では、「スズキ」というブランドを付けて販売しているモデルの平均燃費が対象となります。
2020年の秋から施行されることになる2021年規制であれば、日本のJC08モード燃費で20km/L程度に相当となります。
ただ客観的に考えてみたら、RAV4ハイブリッド程度の燃費だとスズキの平均燃費を大きく改善させるほどの効能は無いことから、2020年6月8日に日本でも発売開始された「RAV4 PHV」のOEM車を販売することになったのでしょう。
PHVならCAFEを大幅に上回る燃費だから、RAV4 PHVをたくさん売ることにより、20km/Lを下回るスズキのSUV「エスクード」も相当の台数を販売可能となります(CAFE未達だと1台売る毎に罰則金を払わなければならない)。
PHVはスズキの収益を確保しようとすれば、絶対必要なモデルといって良く、年間3000台程度をスズキに供給するようです。
RAV4 PHVの国内販売計画は月間300台。1年だと3600台。すでに人気が爆発しており納期1年くらいになると思われている。
アメリカでも供給不足になること間違いない。そんな状況で、スズキ向けに3000台もOEM生産するというのだからトヨタは太っ腹だと思います。遠からずRAV4 PHVの生産台数を大幅に引き上げることになるはずです。
■新型アクロスとRAV4の違いはどこ? 日本での販売は?
スズキ向けRAV4 PHVの車名は「アクロスPHV」。アクロスといえばスズキの2輪車の車名でした。
2輪車の車名を4輪車に付けるケース、ホンダで多かったけれど、スズキも「ハスラー」など使い始めたから面白いです。
そして驚いたことにフロントデザインがRAV4 PHVと違う。RAV4はトヨタ「ハリアー」とバッティングしないようにどちらかといえば若い層狙い。
アクロスの場合、スズキブランドにとって圧倒的な高額車となります。
そんなことから、RAV4と異なり大人っぽい雰囲気で、ヘッドライトが薄くなり、いわゆるラジエターグリルは横長になり、そして最近流行のバンパー開口部をドカンと大きくしたようです。
つまりヘッドライトもバンパーもすべてアクロス専用で、RAV4よりオシャレな仕上がりになっています。
「RAV4よりアクロスの方がカッコ良い! これなら売れる!」と考えるヨーロッパのスズキ関係者は多いそうです。
RAV4 PHVは、ヨーロッパでも人気車になると思います。まったく同じ性能のデザイン違いが存在するなら、そちらを選ぶユーザーだって少なくないでしょう。
日本でもアクロスPHVをスズキで販売したら、けっこう売れるに違いないですが、残念ながら日本での販売計画は無いようです。
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