現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 「最新モデル試乗」いま世界の富裕層が注目するレクサスLC500コンバーチブル。美しいオープンが約束する「特別な時間」

ここから本文です

「最新モデル試乗」いま世界の富裕層が注目するレクサスLC500コンバーチブル。美しいオープンが約束する「特別な時間」

掲載 更新 10
「最新モデル試乗」いま世界の富裕層が注目するレクサスLC500コンバーチブル。美しいオープンが約束する「特別な時間」

世界で最も美しいオープンモデル。4層構造のソフトトップ採用

 レクサスのフラッグシップクーペ、LCの登場から早いもので4年が経とうとしている。街で見かけるLCは、いまなお強烈な存在感を放つ。デザインのポテンシャルがそれだけ高いということだ。

レクサス・ブランド初の市販EV「UX300e」が2020年度限定販売135台分の商談申込み受付を開始

 LCはこの4年間に特別仕様の内外装色を設定するなど、つねにニュースを提供。同時に、走行性能に関するリファインも着実に行ってきた。メーカーはLC開発の手を緩めていない。そしていよいよもうひとつのLC、500コンバーチブルが、日本でも発売された。パワーユニットは5リッター・V8DOHC32V(477ps/540Nm)。トランスミッションは10速ATを組み合わせる。

 コンバーチブルがこだわったのは、ルーフ開閉時のスタイルだ。LCクーペはデザインにこだわり抜いた。コンバーチブルが〝単に屋根を開けました〟では、共感は得られない。
 トップは4層構造のソフトタイプ。「リトラクタブルハードトップ(RHT)ではないの?」と思う方がいるかもしれない。けれどもラグジュアリーブランドの場合、コンバーチブルはソフトトップというのが世界一流の条件だ。

15秒でオープンに変身。ボディは専用強化仕様

 ソフトップはトップの材質が進化した現在、クーペと遜色ない「屋根」になる。そのうえ機構が複雑なRHTよりデザインの自由度が高い。ルーフ面積が大きいGTカーにRHTを無理に使うと、デザインが台無しになってしまう。
 その点、LCコンバーチブルのソフトトップは見事だ。オープン時にはトップが完全に収納されてクリーンなスタイルになり、クローズド時もクーペと同等に美しい。

 軽いソフトトップであるがゆえに、走行中でも50km/h以下であれば操作できる。開閉に要する時間は約15秒だが、その動きも凝っていて、動きだし、途中、作動終わりを3ステップに分けて滑らかにつなぐという優雅な動きに仕上げている。開閉シーンはアトラクティブでスムーズ。思わず見ほれてしまった。トップは黒とサンドベージュの2色だが、欲をいえばもう1色、赤系を用意してほしかった。

 インテリアにも特徴がある。ウインドリフレクターやネックヒーターといった高級オープンに必須のアイテムのほか、ヘッドレスト後部にLマークを加えた。インテリアを「積極的に見せる」オープンカーならではのこだわりだ。V8サウンドを楽しむための、サウンドジェネレーターやアクティブノイズコントロールを採用する。
 ボディは専用強化仕様。ルーフを取り払ったことによる走りへの影響を抑えるために、各種ブレースを追加。クーペとともにヤマハ製パフォーマンスダンパーを新たに装着している。

走りは引き締まった感覚。珠玉のV8サウンドは最高のBGM

 乗り味は高級コンバーチブルと呼ぶにふさわしいものだった。大型クーペをオープンにした場合、どうしても車体がひと回り大きくなったような「弛み」を感じがちだが、LC500コンバーチブルにはそれがない。むしろ、小さくまとまっている感覚がある。
 オープン時はもちろん、クローズド状態でも、ボディはみしりともいわず、細かな段差も滑らかにいなしていく。国産オープンカーのドライブフィールとして史上最高の仕上がりだ。

 パフォーマンスはクーペと同等。右足を深く踏み込むと、怒濤の加速を披露する。もっとも、通常は豊かなトルクを感じながらゆったりと走るのが似合う。魅力はエンジンサウンド。まさに絶品。自然吸気V8の珠玉の音色が存分に楽しめる、稀少な存在だ。
 今後はオープンエアドライブをただひたすら優雅に楽しむためのハイブリッド・コンバーチブルの登場にも期待したい。

こんな記事も読まれています

本田技研工業、過去最高の利益を報告---2023年度決算
本田技研工業、過去最高の利益を報告---2023年度決算
レスポンス
対抗馬に変わり種、ポニーカー揃い踏み!そして微妙なパワーバランスの変化も…【アメリカンカープラモ・クロニクル】第26回
対抗馬に変わり種、ポニーカー揃い踏み!そして微妙なパワーバランスの変化も…【アメリカンカープラモ・クロニクル】第26回
LE VOLANT CARSMEET WEB
めちゃ「オシャレ」! しかも「ChatGPT機能」搭載! 魅惑のレッドに染まる特別な「DS 4」550万円で発売
めちゃ「オシャレ」! しかも「ChatGPT機能」搭載! 魅惑のレッドに染まる特別な「DS 4」550万円で発売
くるまのニュース
奧伊吹で開幕する2024年のD1グランプリ。注目の2世ドライバーが今季デビュー
奧伊吹で開幕する2024年のD1グランプリ。注目の2世ドライバーが今季デビュー
AUTOSPORT web
円安、コスト上昇の影響はミニカーの世界にも 注目は「レジン」…第62回 静岡ホビーショー
円安、コスト上昇の影響はミニカーの世界にも 注目は「レジン」…第62回 静岡ホビーショー
レスポンス
今週、話題になったクルマのニュース3選(2024.5.11)
今週、話題になったクルマのニュース3選(2024.5.11)
@DIME
アバルト F595Cの第2弾 MTで左右のハンドル位置が選べる限定車
アバルト F595Cの第2弾 MTで左右のハンドル位置が選べる限定車
Auto Prove
フォード、カルロス・サインツSr.の獲得を発表。強力布陣で2025年のダカール挑戦へ
フォード、カルロス・サインツSr.の獲得を発表。強力布陣で2025年のダカール挑戦へ
motorsport.com 日本版
【F1第6戦無線レビュー】「今朝からそんな気がしていたんだ」ようやく掴んだ初優勝。自信を持ってレースに臨んだノリス
【F1第6戦無線レビュー】「今朝からそんな気がしていたんだ」ようやく掴んだ初優勝。自信を持ってレースに臨んだノリス
AUTOSPORT web
運転席が回転するから超便利! 車内スペースを無駄なく使えるトヨタ ノアがベースのキャンパー
運転席が回転するから超便利! 車内スペースを無駄なく使えるトヨタ ノアがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
ホンダの上級セダン「インスパイア」復活!? 全長5m級&縦型グリルで迫力スゴイ! アコードと違う印象は? 中国で試乗
ホンダの上級セダン「インスパイア」復活!? 全長5m級&縦型グリルで迫力スゴイ! アコードと違う印象は? 中国で試乗
くるまのニュース
1.9億円を集めた電動バイクプロジェクト「COSWHEEL MIRAI」が再始動! 完全電動バイク仕様の原付一種&二種モデルが登場
1.9億円を集めた電動バイクプロジェクト「COSWHEEL MIRAI」が再始動! 完全電動バイク仕様の原付一種&二種モデルが登場
バイクのニュース
崖っぷちサージェント、アントネッリとの交代説に惑わされず「僕は精一杯やるだけ」ウイリアムズ代表とは協議
崖っぷちサージェント、アントネッリとの交代説に惑わされず「僕は精一杯やるだけ」ウイリアムズ代表とは協議
motorsport.com 日本版
青島文化教材社からCT125ハンターカブ(JA65)完成品モデルが間もなく発売。色は現行最新カラーのターメリックイエロー車
青島文化教材社からCT125ハンターカブ(JA65)完成品モデルが間もなく発売。色は現行最新カラーのターメリックイエロー車
モーサイ
JEEP ラングラーを一部改良。ラインナップを充実させ、車両価格を値下げ
JEEP ラングラーを一部改良。ラインナップを充実させ、車両価格を値下げ
Webモーターマガジン
フォルヴィア、人とくるまのテクノロジー展 2024に出展予定
フォルヴィア、人とくるまのテクノロジー展 2024に出展予定
レスポンス
中団から抜け出せないキャデラック。現状、優勝争いは「ほど遠い」とバンバー/WECスパ
中団から抜け出せないキャデラック。現状、優勝争いは「ほど遠い」とバンバー/WECスパ
AUTOSPORT web
コスパに優れたBYDドルフィンがさらにお得になっちゃうかも! 最大50万円の購入資金が当たる「BYD DOLPHIN ありかもキャンペーン」実施中
コスパに優れたBYDドルフィンがさらにお得になっちゃうかも! 最大50万円の購入資金が当たる「BYD DOLPHIN ありかもキャンペーン」実施中
THE EV TIMES

みんなのコメント

10件
  • これ、めっちゃめちゃカッケーな。
    国産車でここまでオープンが似合う車もないわ。
  • レクサスの中で一番好きな車。
    というか輸入車も含めてこのクラスの車では一番好き。
    ただ残念な点は自分がこのクラスの車を買えない身分という点。
    優雅な生活なんだろうなぁ…
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1400.01760.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

559.02120.0万円

中古車を検索
LCの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1400.01760.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

559.02120.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村