2011年に登場したスバル・インプレッサG4/スポーツとスバルXVは、2014年11月に3度目の年次改良を受けDタイプになっている。このほどそのDタイプに試乗する機会が巡ってきた。<レポート:松本晴比古/Haruhiko Matsumoto>
スバルにとってインプレッサは、新しいプラットフォームを開発すると真っ先にそれを採用する車種になっており、その後にフォレスターやレガシィに展開される。そういう意味では、現行のインプレッサは、その後のフォレスター、レヴォーグ、WRXなどの先駆けとなるモデルだ。
またこのモデルは、グローバルCセグメントのど真ん中を狙うモデルだが、新たなクロスオーバーモデルのXVのベース車ともなっている。従来は同じインプレッサの名を冠していたWRXは、今は完全に独立したブランドとなっており、インプレッサのポジショニングが明確化されている。
さて、Dタイプは通常の年次改良より大幅な改良が加えられた。2.0Lエンジン各部のフリクション低減などにより燃費性能を向上(2WD:17.6km/L、AWD:16.2 km/L)させ、2.0L車にSI-DRIVE、アイサイトver3が採用されるなど、その変更点は広範囲にわたり、ビッグマイナーチェンジといえるものだ。
特に注目したいのは、シャシーの改良だ。もともとインプレッサはクラストップレベルの高剛性ボディを備えていたが、Dタイプからはこのボディと組み合わせるシャシーの向上を図った。ダンパー、スプリングのチューニングだけではなく、フロントクロスメンバーの補強、リヤではサスペンションリンクの剛性向上とコンプライアンスステアの改良により、サスペンション剛性、リヤの応答性を向上させていてる。さらにステアリングギヤ比は従来の16.0:1から14.5:1にクイック化されている。このクラスでは16~17.0:1のギヤ比が一般的だが、このクイックなギヤ比で果たしてどうなるのか…試乗でそれを確かめてみた。
■インプレッサ SPORT 2.0i EyeSight Active Style
まず試乗したのは2014年11月に追加された特別仕様車のインプレッサ SPORT 2.0i EyeSight Active Styleだ。ベースモデルに対してルーフレール、ガラスサンルーフ、ルーフエンドスポイラー、専用ホイールなどを装備しているのが特徴だ。
走り出してまず気付くのは、静粛さが格段に向上したことだ。初期型で気になったCVTの特に減速時のチェーンノイズも抑えられ、ロードノイズなども含め、キャビン内の静粛性は1クラス上のレベルになっていた。
インプレッサではもうひとつ気に入ったのが乗り心地で、やはり初期モデルで気になったサスペンションのツッパリ感、動きの渋さがなくなり、素直でしっかりした乗り心地になっている。固すぎず柔らかすぎずで、路面を選ばず気持ちよく走ることができた。
今回のビッグマイナーチェンジでは、ボディは全く手を付けていないとのことだが、サスペンション系に大幅な改良を加え、クルマ全体の動きがしっかりした乗り心地なのだ。路面からの尖った入力や振動感を抑え、路面に凹凸があっても穏やかで、フラットな乗り心地になっている。こうした点が、クラスを超えた上質なフィーリングとして感じられる。
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