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新型GRカローラ、ついに登場! トヨタが本気でつくったホットハッチとは?

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新型GRカローラ、ついに登場! トヨタが本気でつくったホットハッチとは?

噂の新しいGRモデルは、高性能ホットハッチだった!

壊れるまで走り込む!

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4月1日、トヨタ自動車(以下、トヨタ)のモータースポーツを担うTOYOTA GAZOO Racingは、トヨタ「カローラ」をベースにした「GRカローラ」を発表した。

GRカローラは、トヨタの代表取締役社長・豊田章男の「お客様を虜にするカローラを取り戻したい!」との思いで開発がスタートしたそうだ。

開発にあたり、レースで勝つために鍛えたクルマを市販化するという、“モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり”を実践。たとえば、豊田氏自らもドライバーとして出走する「スーパー耐久シリーズ」では、水素エンジンを搭載したカローラを投入。レース環境下で新技術である水素エンジンのデータを見直し、車両を総合的に鍛え直した。

サーキット以外にも、車両への負荷の高いダートや雪道などで走り込みを実施。豊田氏やレーシングドライバーの石浦宏明選手、全日本ラリーチャンピオンである勝田範彦選手、社内の評価ドライバーなど、さまざまなドライバーよって“壊れるまで走り込み”を実施したという。

エクステリアには、大型のリアスポイラーなどを含む専用のエアロパーツを多数装備。フロントフェンダーを片側20mm、リアフェンダーを片側30mm拡大し、スポーティな印象を高めた。冷却性能を高めるため、フロントバンパーにエアインテークを、フロントフェンダーなどにエアアウトレットを設けた。

300psオーバーのエンジンを搭載!

搭載するエンジンは「GRヤリス」譲りの1.6リッター直列3気筒ガソリンターボ。304ps/6500rpmの最高出力と、370Nm/3000~5550rpmの最大トルクを発揮する。

GRヤリスからの高出力化を目指し、エンジンの排気効率を高めた。バルブ付き3本出しマフラーの採用によって、排圧低減と消音性能を両立したという。

駆動方式はGRヤリスとおなじ、スポーツ4WDシステム「GR-FOUR」を搭載。電子式多板クラッチによる前後駆動力可変システムを採用する。ただし、GRカローラ用にスプリング、アブソーバー、アライメントなどは最適化された。

ボディ剛性も強化。リアホイールハウス間や床下トンネル、などにブレースを追加し、操縦安定性能を高めた。また、GRヤリスとおなじくカーボンファイバー製のルーフパネルを採用し、剛性を高め、かつ軽量化した。足まわりには、安定した制動力とコントロール性を実現する対向キャリパーブレーキにアップグレード。

ワイドトレッド化(フロント60mm、リア85mm)も実施。スポーツ走行時の安定性・コントロール性が大幅に向上した。

インテリアにも専用装備を多数奢る。ステアリング・ホイールやシートは、GRロゴの入った専用デザイン。ショートストロークのシフトレバーを採用し、ステアリングから自然に腕を下した位置に配置することで素早いシフト操作を可能にした。

パーキングブレーキは、スイッチ式から手引き式に変更された。ドリフト走行などを意識したというから面白い。メーターは、Full TFT メーターを新たに採用した。

新型GRカローラの発売は2022年後半の予定。GRヤリスが、走りの楽しいモデルなだけにGRカローラも大いに期待出来る1台だ。

ただし、GRヤリスのターボモデルの価格は396万円スタートなだけに、GRカローラは400万円オーバーは間違いないだろう。

カローラもずいぶん立派になったものである。

文・稲垣邦康(GQ)

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みんなのコメント

7件
  • 最後の一文、このクルマの記事には要らんな。

    普通のカローラじゃないんだから。
  • カローラなのに凄い車だとは思うけどカローラであるならばスペックが落ちたとしても大衆が手を出しやすい価格帯で頑張って貰いたかったな。それならばスイフトスポーツzc33s一強の現状を打破する可能性もあっただろうに残念…
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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