現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > アストンマーティンF1、シルバーストンの本拠地でふたつ目の社屋を建設中。新しいシミュレーターやジムなどの施設に

ここから本文です

アストンマーティンF1、シルバーストンの本拠地でふたつ目の社屋を建設中。新しいシミュレーターやジムなどの施設に

掲載
アストンマーティンF1、シルバーストンの本拠地でふたつ目の社屋を建設中。新しいシミュレーターやジムなどの施設に

 アストンマーティンF1は、シルバーストンにある最新鋭の本社を構成する2番目の建物の建設が始まったことを認めた。

 合計で3つの建物からなる新たな社屋のうち、最初の建物はチームの野心的なインフラプロジェクトの詳細を示しており、今年のF1イギリスGPが開催される直前にオープンした。

アストンマーティンF1のシート温度問題はシンガポールでも発生したと代表が明かす。原因は油圧ラインとECUの配置か

 建物が竣工すると、1990年代初頭のジョーダンGP時代にまで遡る古いファクトリーの取り壊し作業が始まった。その作業は現在では終わっており、建設業者は2番目の建物の基礎に着手している。この建物はチームの新しいシミュレーターのほか、レストランやジムなどを含むスタッフ向けの施設を擁する予定だ。この建物が完成すれば、次は最新の風洞建設に注目が集まるだろう。

 今週、アストンマーティンのプロジェクトディレクターを務めるガイ・オースティンは、チームの公式ウェブサイトでプロジェクトの現状と今後の展開についての詳細を明らかにした。

「ふたつ目の建物の基礎パッドにはすでにボルトが打ち込まれていて、鋼材を敷設する準備が整っている」

「我々のシミュレーターは非常に先進的なもので、次世代のF1インフラだ。ここに間もなく到着するだろう」

「3つの建物は2階の高さにある通路でつながるので、スタッフはイギリスの予測不能な天気に耐えることなく各建物を行き来できる」

 オースティンは、高い天井と大きな窓ガラスがあることで「自然光がたっぷり入るので、より健康で刺激的な作業空間が提供される」と語った。旧ファクトリーで仕事をしていたスタッフは一時的に第1の建物に移ったが、すべて計画どおりに進めば新年にはふたたび移動することになる。

「2024年1月にこちらへのスタッフ移動を開始する予定だが、風洞が次の要素となるため、ここは建設現場のままだ」

「風洞は我々の新テクノロジーキャンパスの重要な一部だ。マシンの空力を最適化するのは、F1で成功するための重要な要素だ」

「現時点では他の風洞施設を借りている。他社のものなので、テストができるのは必ずしも都合の良い時や、本当にテストを行いたい時というわけではない」

「我々の拠点に風洞があることが重要だ。つまりルールの範囲内で、望む時にテストができるからだ。マシンのスケールモデルをバンに積み込んでどこかへ行く必要はなくなる。時間を有効に活用し、割り当てられた時間で風洞でのテストができる」

「このエリアは風洞のコントロールルームが含まれる予定で、第1の建物のミッションコントロールと同じように、6人のエンジニアが階段状の座席に座る」

「この施設は信じられないくらいの公差で作られており、とても複雑だ」

 ひとつ確かなことは、これは平均的な建築プロジェクトではなく、限りなく不可能に近いレベルの精度で作業が行われているということだ。これはローレンス・ストロールが2018年に旧フォースインディアを破産から救って以来、彼が計画していたことの頂点となるものだ。

 チームは今シーズンの初めにパフォーマンスを改善させて注目を集め、新たに加入したフェルナンド・アロンソが立て続けに力強い結果を出したが、シーズン後半に入ってからは低迷している。チームはそれを開発の方向性の誤りのせいにしており、2億ポンド(約364億円)とも言われる新本社の建設は、レース優勝とタイトルを争うための将来の計画における重要な要素であるとしている。

文:AUTOSPORT web
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

メルセデス・ベンツGLE&GLSに、Night Edition登場!──GQ新着カー
メルセデス・ベンツGLE&GLSに、Night Edition登場!──GQ新着カー
GQ JAPAN
新しい日産アルティマ登場へ──GQ新着カー
新しい日産アルティマ登場へ──GQ新着カー
GQ JAPAN
77周年を記念し、新旧ロータスがサーキットでお祝い
77周年を記念し、新旧ロータスがサーキットでお祝い
レスポンス
レッドバロン、外為法違反で警告 ロシアにバイク輸出 経産相の承認受けず
レッドバロン、外為法違反で警告 ロシアにバイク輸出 経産相の承認受けず
日刊自動車新聞
新型「“6速MT”コンパクトカー」公開に反響殺到! “軽”並みのサイズに「小さいエンジン&MTはイイ」の声も! “観音開き”ドアもあるフィアット「500ハイブリッド」伊国で登場が話題に
新型「“6速MT”コンパクトカー」公開に反響殺到! “軽”並みのサイズに「小さいエンジン&MTはイイ」の声も! “観音開き”ドアもあるフィアット「500ハイブリッド」伊国で登場が話題に
くるまのニュース
スーパーフォーミュラ・ライツ鈴鹿合同テストの初日はTOM’Sから参加の卜部和久がトップタイム
スーパーフォーミュラ・ライツ鈴鹿合同テストの初日はTOM’Sから参加の卜部和久がトップタイム
AUTOSPORT web
ミスヒットしても飛距離をキープできる秘密は? “スイングの常識”を塗り替えるPXGの新メタルウッド「ライトニング」シリーズは何がスゴい?
ミスヒットしても飛距離をキープできる秘密は? “スイングの常識”を塗り替えるPXGの新メタルウッド「ライトニング」シリーズは何がスゴい?
VAGUE
午後の眠気の正体とは? 昼食後の睡魔を追い払うコツを専門家に訊く
午後の眠気の正体とは? 昼食後の睡魔を追い払うコツを専門家に訊く
GQ JAPAN
ラジアル=表面パターンではなく、一番下の層を指すって知ってた!? バイクのタイヤの種類「ラジアルタイヤ」とは?
ラジアル=表面パターンではなく、一番下の層を指すって知ってた!? バイクのタイヤの種類「ラジアルタイヤ」とは?
バイクのニュース
一目惚れ注意! 今見ても異端で目を惹く“特別なドゥカティ”がオークションで落札 銀と赤のボディが魅力的な2002年式「MH900e」の現在の価値とは
一目惚れ注意! 今見ても異端で目を惹く“特別なドゥカティ”がオークションで落札 銀と赤のボディが魅力的な2002年式「MH900e」の現在の価値とは
VAGUE
トヨタ斬新「ちいさなクラウン!?」 全長4.2mボディに「豪華内装」採用! 「大排気量V6」エンジン搭載&専用装備もり沢山! 高級感マシマシな爆速ハッチバック「ブレイドマスター」って?
トヨタ斬新「ちいさなクラウン!?」 全長4.2mボディに「豪華内装」採用! 「大排気量V6」エンジン搭載&専用装備もり沢山! 高級感マシマシな爆速ハッチバック「ブレイドマスター」って?
くるまのニュース
三菱『トライトン』を手軽にUSスタイルに変身! IPFが専用「LEDグリルマーカー」発売
三菱『トライトン』を手軽にUSスタイルに変身! IPFが専用「LEDグリルマーカー」発売
レスポンス
5000個限定! TOYOTA AE86「頭文字D」キーチェーンがついに一般販売開始
5000個限定! TOYOTA AE86「頭文字D」キーチェーンがついに一般販売開始
ベストカーWeb
まるでカートのような原付3輪!? ホンダ「ロードフォックス」の悦楽的スイング機構とは!!
まるでカートのような原付3輪!? ホンダ「ロードフォックス」の悦楽的スイング機構とは!!
バイクのニュース
“静粛性×走り×環境”を追求 ブリヂストンからSUV向けプレミアムタイヤ「ALENZA LX200」が2026年2月登場
“静粛性×走り×環境”を追求 ブリヂストンからSUV向けプレミアムタイヤ「ALENZA LX200」が2026年2月登場
くるまのニュース
“新年らしくておめでたい!” シチズンのブランド横断コレクション「KIZASHI」は漆黒のダイヤルにゴールド煌めく限定モデル
“新年らしくておめでたい!” シチズンのブランド横断コレクション「KIZASHI」は漆黒のダイヤルにゴールド煌めく限定モデル
VAGUE
京商とMOONEYES、1970年代風フルサイズバンのR/Cカー共同開発…「マッドバン」2026年2月発売へ
京商とMOONEYES、1970年代風フルサイズバンのR/Cカー共同開発…「マッドバン」2026年2月発売へ
レスポンス
ヒョンデ、オートバックス28店舗に試乗車配備…ダイレクト販売とリアル店舗を融合
ヒョンデ、オートバックス28店舗に試乗車配備…ダイレクト販売とリアル店舗を融合
レスポンス

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村