■往年の「チャレンジャー」後継モデルが新型に
三菱のインドネシア法人は2024年7月17日、ジャカルタで開催の「ガイキンド インドネシア国際オートショー2024(GIIAS2024)」に、「パジェロスポーツ」の新たな改良モデルを出展しました。
日本では売られていない本格SUVモデルに対し、SNSなどでは多くの声が集まっています。
【画像】めちゃカッコいい! 三菱「パジェロS」を画像で見る(30枚以上)
パジェロスポーツのルーツは、2代目「パジェロ」のパワートレインなどを流用し、1996年に日本で発売されたミドルサイズSUV「チャレンジャー」です。
その後生産や販売の中心がアセアン諸国へシフトし、車名もパジェロスポーツに変更されています。
現行モデルは、2015年に登場した3代目。ピックアップトラック「トライトン」(先代モデル)と同じラダーフレーム構造を採用した3列シートレイアウトのSUVで、80か国以上で販売されています。
今回発表された改良モデルでは、フロントグリル・フロントロアバンパー・リアロアバンパーの一部をブラックからシルバーに変更したほか、新デザインの18インチホイールを装着し、質感の向上が図られました。
インテリアは、ブラックとバーガンディのコンビカラーを採用したほか、8インチデジタルドライバーディスプレイやマルチファンクションスイッチ付きのステアリングホイールを採用しています。
またパナソニックのナノイーXを空調に採用したことで快適性も向上しました。
ボディサイズは全長4840mm×全幅1815mm×全高1835mm、ホイールベース2800mm、最低地上高218mm。乗車定員は2-3-2の7人乗りです。
ボディカラーは「ホワイトパール」「シルバーメタリック」「グレーメタリック」「ブラックマイカ」の4色。
パワートレインは従来通りで、2.4リッターガソリン車(最高出力181ps・最大トルク430Nm)と2.5リッターディーゼル車(最高出力136ps・最大トルク324Nm)を設定。トランスミッションは、ガソリン車が8速AT、ディーゼル車が5速ATまたは5速MTという組み合わせです。
インドネシアにおける販売価格は5億6710万ルピア(約540万円)からです。
※ ※ ※
そんなパジェロスポーツに対し、さまざまな反響が寄せられています。
多かったのは「パジェロ懐かしい」「まだあったのか」「日本でも売れば良いのに」といった声でした。
国内でパジェロの販売は2019年に消滅していますが、たびたび復活の噂も聞かれるなど根強い支持を集め続けているブランドといえます。
インドネシアで売られる現在のパジェロスポーツは、往年のパジェロの系譜とはやや異なるものですが、本格的なフレーム構造と四輪駆動の組み合わせで悪路走破性も高いモデルだけに、アウトドア需要が高まっている日本での販売にも期待がかかるところです。
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みんなのコメント
設計は古いがその分安価だからユーザーはありがたい。
国内導入を期待している方もいると思いますが、まず無理でしょうね。