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新型プリウスは年末? プラド改良 サクラ絶好調 CX-60の売れ行きは?? 国内メーカー最新動向!!!

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新型プリウスは年末? プラド改良 サクラ絶好調 CX-60の売れ行きは?? 国内メーカー最新動向!!!

 毎月200店以上の新車ディーラーを回り、「生」の新車情報を届けてくれる流通ジャーナリストの遠藤徹氏。

 今回はトヨタ プリウス&プリウスPHV、ランドクルーザープラド、アルファードの新型・一部改良情報、トヨタ カローラクロス、マツダ CX-60、日産 サクラ・アリア、ホンダ ステップワゴンなど注目モデルの販売状況などを、国内メーカーの最新動向をお届けします!!

新型プリウスは年末? プラド改良 サクラ絶好調 CX-60の売れ行きは?? 国内メーカー最新動向!!!

※本稿は2022年6月のものです
文/遠藤徹、予想CG/ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年7月26日号

■トヨタ、次期型プリウス&プリウスPHVは2022年末に発売か?

半導体不足などの影響でフルモデルチェンジ時期がさらに遅れるという情報もあったプリウスの次期モデルは、2022年末の発売が最新の情報となっている

 トヨタは、2022年12月にプリウスとプリウスPHVをフルモデルチェンジする見込みです。

 現行モデルは2022年9月に法規対応を中心とした一部改良を行う予定で、その3カ月後という短期間でフルモデルチェンジするのは異例です。

 これは半導体などの部品供給の遅れによるもので、商品戦略のスケジュールまで大きな影響を与えているものと思われます。

 プリウスは7年ぶりのフルモデルチェンジであり、今回はプラグインハイブリッドのプリウスPHVも同時に世代交代するという情報があります。

 次期型プリウスのハイブリッドシステムに組み合わされるエンジンは1.8Lを継続しますが、バッテリーは改良型のニッケル水素方式を採用する可能性があります。

■トヨタ ランドクルーザープラドを8月2日に一部改良

 トヨタはランドクルーザープラドを8月2日に一部改良します。

 今回は騒音や排ガス規制への対応のほか、内外装の仕様向上を施した特別仕様車の設定などが行われます。

 カタログモデルの価格改定はない見込みで、従来の価格表をもとに見積書を作成し、商談を進めることが可能になっています。

 なお、次期モデルの投入は今のところ来夏をめどに開発している模様です。

■トヨタ、アルファードは2023年4月にもフルモデルチェンジへ

 トヨタは2023年4月にもアルファードをフルモデルチェンジする見込みです。

 次期型は姉妹車のヴェルファイアを廃止し「アルファード」だけに一本化すると思われます。

 そして次期型では新開発のTNGAプラットフォームを採用します。

 ボディサイズは従来モデルとほぼ同じで、そのデザインは直線と曲面を融合させた近未来志向のフォルムへと変わる模様です。

 パワーユニットは次期型クラウンと同じ、2.5Lハイブリッドと2.4Lターボハイブリッドを搭載します。

 これに駆動方式はFFに加えて4WDも組み合わされることになりそうです。

 なお、現行型の納期は来年2月以降となっています。

■日産 次期型セレナは1.5Lターボe-POWERか?

 日産は今年末か来年初めにセレナのフルモデルチェンジを予定しています。

 その次期型が搭載するパワーユニットは、新型エクストレイルで新搭載される1.5Lターボe-POWERであり、現行モデルに設定されている2Lマイルドハイブリッド車は廃止される見通しです。

 1.5Lターボe-POWERは4WD車も同時に発売されそうです。

■トヨタ カローラクロス売れ過ぎで一時オーダーストップ?

カローラシリーズのSUVとして昨年9月に登場したカローラクロス。割安感のある価格設定もウケて、売れゆきは好調でさらに納期が延びている

 トヨタは5月末頃から、カローラクロスのハイブリッド車を一時オーダーストップしているようです。

 受注が集中し、最近まで1年待ちだった納期が、2年待ち以上までさらに長期化する恐れが出たためと思われます。

 ガソリン車のほうも現時点の納期は2023年3月で9カ月待ちですが、こちらの受注活動は継続しています。

 同シリーズ全体でのガソリン車とハイブリッド車の受注構成比は半分ずつですが、最近ではハイブリッド車のほうに受注が集中していて、半導体部品の供給不足も影響して、さらに納期が延びているようです。

■日産 新型軽EVのサクラが絶好調の滑り出し

 日産が6月16日に発売した軽自動車ベース電気自動車のサクラが絶好調の滑り出しで売れています。

 5月20日から先行予約の受付を始めていて、6月中旬までの3週間足らずで1万1000台もの受注累計となっているのです。

 3タイプあるグレードのうち最上級の「G」と中間グレードの「X」の受注が圧倒的に多く、GとXの割合は約4対6となっています。

 納期は早くも来年にずれ込みそうで、あとしばらくすると、今年度分のEV補助金の期限である来年2月以降にずれ込みそうな勢いになっています。

■日産 アリアは販売堅調 納期が来年にずれ込みそう

 日産が年初に発売した新型電気自動車「アリア」のカタログモデルは堅調な販売推移を見せています。

 6月中旬現在の納期は来年2月以降で、今注文しても今年度分の国からのEV補助金は対象外となっています。ちなみに、来年度分の補助金は今後予算が組まれますが、今年度分に比べて減額される見通しです。

 カタログモデルでは航続距離が短いグレードのB6が発売されており、航続距離が長いB9は7月からの発売を予定していました。しかし、B6の納期延長によってB9の発売が多少先延ばしされる可能性もあります。

■ホンダ 新型ステップワゴンの滑り出しは?

 ホンダが5月27日に発売した新型ステップワゴンの売れゆきは微妙な滑り出しとなっています。

 3月から先行予約をスタートさせ、発表、発売まで2万台の受注を目指していましたが、実際は1万8000台にとどまり、わずかに目標をクリアできていないのです。月販目標は5000台で、6月中旬現在の納期は今年11月となっています。

 ステップワゴンと競合するトヨタの新型ノア/ヴォクシーは年初に発売され、納期はガソリン車が来年2月、ハイブリッド車が来年6月で、受注累計は5万台以上の人気ぶりを見せています。

 ただし、ステップワゴンは試乗会などで、実車のよさが浸透すれば、より受注ピッチが上がる可能性があります。

■マツダ 新型CX-60の受注が好調な滑り出し

FRレイアウトの新プラットフォームを採用したマツダ新世代ラージ商品群の第1弾であるCX-60。マツダ初のプラグインハイブリッドも用意される

 マツダが今年9月に発売する新型SUVのCX-60の売れゆきが好調な滑り出しを見せそうです。先行予約が6月中旬までの段階で約5000台の受注累計に達しているようなのです。

 このラグジュアリークラスは、対抗モデルがトヨタ ハリアーやスバル レガシィアウトバックと少ないわりにマーケットニーズが高いためと思われます。

 マツダ販売店では今のところ、CX-5やCX-8のユーザーを中心に引き合いが多くなっています。

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