トロロッソ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、今週末開催される2018年F1第20戦ブラジルGPでは、グリッド降格ペナルティの影響を受けず、実力どおりの位置からスタートし、入賞を目指していきたいと語った。
ホンダは戦略的な理由などでここ数戦、ガスリーとブレンドン・ハートレーのパワーユニットをしばしば交換、ドライバーたちがグリッド降格ペナルティを受けて後方から戦うレースが続いた。ガスリーはロシアでは17番グリッド、アメリカでは19番グリッド、メキシコでは20番グリッドからのスタートを強いられた。
トロロッソ・ホンダF1のガスリー「もうパワーユニット交換はない」。残り2戦は降格ペナルティなく実力発揮へ
昨年のブラジルGPでもパワーユニットのエレメント交換により20番グリッドに降格されたガスリーは、今週末のインテルラゴスでは、より上位に近い位置からスタートし、ポイント獲得を狙いたいと考えている。
「去年、サンパウロで初めてレースをした。楽しい経験だったよ。アイルトン・セナなどのF1チャンピオンを生み出した国であり、実際に行くとブラジルでF1の存在がどれだけ大きいかを感じることができる」とガスリー。
「コースレイアウトも素晴らしい。さまざまな種類のコーナーがあり、縁石を使わなければならない部分もあったりと、とても特徴的なコースだ。走っていて楽しかった」
「去年の決勝は、ペナルティを受けてグリッド後方からスタートしたが、ポイント圏に近いところまで順位を上げ、12位でフィニッシュした」
「今年も入賞争いをしたい。シーズン最後の2戦で最大のチャンスをつかむために、この数戦、戦略的にパワーユニットを交換してペナルティを受けてきたのだから」
「サンパウロでは雨のレースになることが多い。僕はウエットコンディションで走るのが好きなんだ。ドライバーにとってはドライのときより対応するのが難しくて、その分、全体的なパフォーマンスにドライバーの力が影響する部分が大きくなる。それに走っていて楽しいしね。(雨が多い)フランスのノルマンディー出身だから、カート時代には雨のなかでよく走っていた」
「反時計回りというのもインテルラゴス・サーキットの特徴のひとつだ。そしてストレートはすべて完全にまっすぐではなくて、ストレートを走っている時も常に曲がっている」
「去年、首に負担がかかったのを覚えているけれど、それを考慮して準備をしてきたから、何も問題はないはずだよ」
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