1997年にトヨタのカスタマイズブランドとして誕生したモデリスタ。東京オートサロン2024の会場では、新型アルファードとヴェルファイアをベースに、同社のオリジナルパーツを装着した2台を展示した。
初日のプレスカンファレンスにはトヨタカスタマイジング&ディベロップメント 営業企画本部 用品企画部 部長の濱井哲也さんと共に、ゲストとしてアーティスト・デザイナーの篠原ともえさんが登壇、トークセッションを行った。
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トヨタ直系という強みを生かした物づくりのなかで、ベース車とのマッチングのよさはもちろんのこと、質感をはじめとしたさまざまなライフスタイルに応える商品力の向上に努めてきたモデリスタ。2023年はセイコーやトヨタマリンなどとコラボをするなと、クルマ以外の世界でも幅を広げている。こうしたブランドのこだわりや哲学を濱井さんが紹介すると、篠原さんも物づくりをする人として強く共感していた。
そして会場にあるモデリスタのロゴについても「手・耳・目・口・鼻」が描かれ、今後の同社が今以上に進化・深化し五感に響きをもたらすデザインや物づくりにチャレンジしていくことを発表。このテーマが商品に落とし込まれるのは少し先の2025年が目処という話だが、篠原さんも大きな期待を寄せていた。
さて今回展示されたアルファード。デザインコンセプトは「REGAL DIGNITY」で、ノーマルらしさを残しつつより堂々と上質感あるスタイルをプラス。エクステリアはメッキ部の多いエアロパーツによってラグジュアリー感が向上している。
一方のヴェルファイアは「BEAST RAZOR」がテーマ。エアロパーツやブルーのシグネチャーイルミブレードなどにより精悍さと洗練を表現している。ノーマルよりも個性的なスタイルはビーストを冠するだけありワイルドな印象。それでいてスタイリッシュに仕上げているのもモデリスタならではだろう。
〈文と写真=伴 隆之〉
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