現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタが全く新しい「コンパクトSUV」提案! 新型「C-HR」のデザインが凄かった! 初公開された斬新「ハンマーヘッド」に秘められた意味とは

ここから本文です

トヨタが全く新しい「コンパクトSUV」提案! 新型「C-HR」のデザインが凄かった! 初公開された斬新「ハンマーヘッド」に秘められた意味とは

掲載 28
トヨタが全く新しい「コンパクトSUV」提案! 新型「C-HR」のデザインが凄かった! 初公開された斬新「ハンマーヘッド」に秘められた意味とは

■新型「C-HR」にも採用された「ハンマーヘッド」って何?

 トヨタの欧州法人(以下、トヨタ)は2023年6月26日、コンパクトSUVの新型「C-HR」を世界初公開しました。
 
 この新型C-HRについては、トヨタ自らが「公道を走るコンセプトカー」と説明する斬新なスタイリングが大きな話題となっていますが、最近のトヨタの新型車で採用の続いているデザインテーマ「ハンマーヘッド」には、一体どういった意味があるのでしょうか。

【画像】「カッコ良すぎるよ!」トヨタ渾身の新型「C-HR」を画像で見る(52枚)

 C-HRは、2016年に初代モデルが登場。トヨタの世界戦略車として開発され、初代モデルも当時のトヨタ車としてトップクラスに斬新なデザインを採用し、高い注目を集めました。

 約7年ぶりのフルモデルチェンジを敢行した新型C-HRは、南フランスにあるトヨタの欧州デザイン開発本部で開発。

 2023年1月に発売した新型「プリウス」をベースとし、初代C-HRでも特徴的だった「目を引くデザイン」をさらに進化させています。

 全体的なスタイリングは、2022年12月に公開されたコンセプトカー「C-HRプロローグ」のスタイリングを踏襲したもので、C-HRらしいクーペのようなルーフラインをより強調。

 フロントフェイスには、新型クラウンシリーズや新型プリウスと共通する、トヨタの新しいデザインテーマ「ハンマーヘッド」を採用しています。

 このハンマーヘッドを直訳すると、ハンマー(金槌)に似た形状の頭を持つ魚類「シュモクザメ」を意味し、その頭部をクルマのフロントノーズのデザインモチーフとしたものです。

“コの字”型の個性的な形状のヘッドライトを備えていることも大きな特徴で、左右のヘッドライトの内側とノーズの先端を繋げた形状は、たしかにシュモクザメの頭部と似た姿をしていることが分かります。

 少し前のトヨタ車は共通デザインとして「キーンルック」というワードを用いており、こちらは「知的で明晰な印象を与えるトヨタ独自の表情」と説明されていました。

 しかし最近発表される新型モデルにおいては「キーンルック」のワードは姿を潜めており、その代わりに登場したトヨタの新たなデザインテーマが「ハンマーヘッド」となります。

■「ハンマーヘッド」は技術の進歩を象徴!?

 そんなハンマーヘッドですが、ただ単に目を引くことを目的に珍しい形状を採用したものではなく、クルマのヘッドライトに用いられる技術の進歩によって誕生したデザインだといいます。

 近年、クルマのヘッドライトの光源に「LED」が一般採用されるようになったことで、ヘッドライトが飛躍的に小型化。従来のように大きく面積を取る形状である必要がなくなりました。

しかし、そのまま単純にヘッドライトを小さくしてしまうと、クルマの印象を決める最大の要因であるフロントフェイスにおける「表情」が薄くなってしまいます。

 この問題を解決するためにトヨタが考案した形状がハンマーヘッド。従来のヘッドライトでは難しかった、ライトの中心部分をボディと融合させたデザインで先進的な印象を高めつつ、“コの字”型に回り込む形状の細いLEDヘッドライトによって高い存在感も発揮できるという解決案なのです。

 さらにこのハンマーヘッド、トヨタが新型モデルを発表するたびに確実に進化が見て取れます。

 例えば今回発表された新型C-HRでは、ヘッドライトの下部を左右で直接繋げる手法を取らず、バンパー下のロアグリルを介する形状を採用。

 これにより、ボディ下部の重量感を拡大して視覚的な安定感を高めるとともに、逆スラント風のノーズがより分厚くなり、SUVらしい車高の高さや力強さを漂わせるデザインとなっているようです。

 新型CH-Rには、この新しいハンマーヘッド以外にも、トヨタ初となる「フラッシュドアハンドル」や大胆な塗り分けの「2トーンカラー」、極めて短いオーバーハングによる凝縮感のある塊のようなスタイリングなど、トヨタ車随一とも言える刺激的なエクステリアデザインが施されています。

 現時点では公式発表の写真や動画での確認にとどまりますが、先述したように迷いのない大胆なスタイリングを採用した同車について、実際に店舗や路上で見かけたユーザーからどのような反響が寄せられるのか、今後の動向にも注目してまいりましょう。

こんな記事も読まれています

角田裕毅9位、選手権6位争いにおいて価値ある2点を獲得「強力なレースペースを示せた。シーズン最後まで全力で戦う」
角田裕毅9位、選手権6位争いにおいて価値ある2点を獲得「強力なレースペースを示せた。シーズン最後まで全力で戦う」
AUTOSPORT web
サイズも価格も近い禁断の兄弟対決!! [ランドクルーザー250]と[ランドクルーザー300]の違いって??
サイズも価格も近い禁断の兄弟対決!! [ランドクルーザー250]と[ランドクルーザー300]の違いって??
ベストカーWeb
【ポイントランキング】2024年WRC最終戦ラリージャパン後
【ポイントランキング】2024年WRC最終戦ラリージャパン後
AUTOSPORT web
無冠の帝王が汚名返上。苦節13年で初王者のヌービル「本当に長かった。大変な努力へのご褒美だ」
無冠の帝王が汚名返上。苦節13年で初王者のヌービル「本当に長かった。大変な努力へのご褒美だ」
AUTOSPORT web
フェルスタッペンがドライバーズ選手権4連覇【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP 決勝
フェルスタッペンがドライバーズ選手権4連覇【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP 決勝
AUTOSPORT web
古さと新しさが同居した天才的デザインに仰天!! ディフェンダーの「貫禄」にシビれた!!!【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
古さと新しさが同居した天才的デザインに仰天!! ディフェンダーの「貫禄」にシビれた!!!【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
ベストカーWeb
ドリキンが自腹購入したホンダ「シビックタイプR」でチューニング指南! 無限×ヤマハコラボの「パフォーマンスダンパー」は買いです
ドリキンが自腹購入したホンダ「シビックタイプR」でチューニング指南! 無限×ヤマハコラボの「パフォーマンスダンパー」は買いです
Auto Messe Web
【F1第22戦決勝の要点】 岩佐歩夢が分析するメルセデスの速さの秘密「マシン特性の不利を覆すほどのいい仕事」
【F1第22戦決勝の要点】 岩佐歩夢が分析するメルセデスの速さの秘密「マシン特性の不利を覆すほどのいい仕事」
AUTOSPORT web
1.2L 3気筒+モーター3基で300ps ルノー・ラファール E-テックへ試乗 アルピーヌに相応しい走り
1.2L 3気筒+モーター3基で300ps ルノー・ラファール E-テックへ試乗 アルピーヌに相応しい走り
AUTOCAR JAPAN
ヒョンデ「アイオニック5」がマイチェンで航続可能距離703キロに! 気になる車両価格は523万6000円から…30台限定の「コナ マウナ ロア」にも注目
ヒョンデ「アイオニック5」がマイチェンで航続可能距離703キロに! 気になる車両価格は523万6000円から…30台限定の「コナ マウナ ロア」にも注目
Auto Messe Web
『絶対完走』の重圧に耐えた勝田。来季シートがかかっていたことを示唆【ラリージャパン後コメント】
『絶対完走』の重圧に耐えた勝田。来季シートがかかっていたことを示唆【ラリージャパン後コメント】
AUTOSPORT web
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 後編 ジャンクヤード探訪記
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 後編 ジャンクヤード探訪記
AUTOCAR JAPAN
中型からステップアップ 人気の“ミドルクラスネイキッド”スズキ「SV650」とカワサキ「Z650RS」どっちを選ぶ?【スペックでライバル比較】
中型からステップアップ 人気の“ミドルクラスネイキッド”スズキ「SV650」とカワサキ「Z650RS」どっちを選ぶ?【スペックでライバル比較】
VAGUE
ラリージャパンで一般車の侵入という衝撃トラブルが発生! SSのキャンセルもあるなかトヨタ勢は2・3・5位に着ける
ラリージャパンで一般車の侵入という衝撃トラブルが発生! SSのキャンセルもあるなかトヨタ勢は2・3・5位に着ける
WEB CARTOP
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 前編 ジャンクヤード探訪記
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 前編 ジャンクヤード探訪記
AUTOCAR JAPAN
サーキット派に朗報! ウェッズスポーツ「TC105X」に16インチの新サイズ登場…マツダ「ロードスター」や走りのFF車にオススメです
サーキット派に朗報! ウェッズスポーツ「TC105X」に16インチの新サイズ登場…マツダ「ロードスター」や走りのFF車にオススメです
Auto Messe Web
【ラリージャパン2024】最終ステージでトヨタが逆転! マニュファクチャラーズタイトル4年連続獲得、豊田章男会長「感動という共感を生んだ」
【ラリージャパン2024】最終ステージでトヨタが逆転! マニュファクチャラーズタイトル4年連続獲得、豊田章男会長「感動という共感を生んだ」
レスポンス
独創的な「近未来」フォルム! シトロエンCX 5台を乗り比べ(1) モデル名は空気抵抗係数から
独創的な「近未来」フォルム! シトロエンCX 5台を乗り比べ(1) モデル名は空気抵抗係数から
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

28件
  • 最近のくるまのニュースの悪質さは目に余るものがある。
    海外専売のくるまのニュースなのはいつものことなのだが、それをタイトルに入れなくなってしまった。
    仕事をしっかりしろと言いたい。
  • いくらステマしても販売しないよ?前後バランス悪く、膨れたカエルのようだから、日本販売はしないのは賢明だと思う。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

239.2302.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

99.0418.0万円

中古車を検索
C-HRの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

239.2302.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

99.0418.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村