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日産&三菱の「軽自動車EV」が日本を変える可能性! 鍵は「200km」「200万円」

掲載 更新 190
日産&三菱の「軽自動車EV」が日本を変える可能性! 鍵は「200km」「200万円」

 航続距離や充電、車両価格の問題から浸透してきていない

 正式な発売日は未定ながら、先日水島製作所で新型の軽EVを生産するために、およそ80億円の設備投資を行うことを発表した三菱。

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 三菱としては軽EVをリリースすることは発表していないが、すでに日産との合弁会社NMKVからekとデイズをリリースしているのは周知の事実であり、新型軽EVも日産と三菱で販売されることはほぼ間違いないだろう。2019年の東京モーターショーでは日産がIMkというコンセプトモデルを発表しており、この流れを汲んだモデルとなるハズだ。

 すでに日産はリーフで電気自動車の先陣を切っており、今後はSUVモデルのアリアの登場も控えている。また、ホンダからもHonda eがリリースされ、にわかに電気自動車が盛り上がってきているところ。そこに投入される軽EVは果たしてどのような影響を与えるのだろうか?

 そもそも電気自動車が未だに市民権を得るほど浸透していない要因として、航続距離の問題と充電の問題、そして車両価格の問題が挙げられる。

 ガソリンほどの航続距離がないにもかかわらず、バッテリーへの充電は時間がかかり、かつ出先での充電スポットの数にも不安が残る電気自動車。かといって、一部車種のように大容量バッテリーを搭載すれば必然的に車両価格は跳ね上がり、なかなか手を出しづらい価格となってしまい、多くのバッテリーを搭載するためにボディサイズも拡大してしまうという負のスパイラルだ。

 シティコミューターとして軽EVが台頭する可能性がある

 しかし、短距離移動に特化したシティーコミューターとして割り切った軽EVが登場すれば、航続距離もそこまで気にならないだろうし、バッテリーによる価格高騰も抑えられるハズ。さすがに外部充電にすべて頼らざるを得ない環境のユーザーには厳しいかもしれないが、自宅で充電できる環境が整えられるユーザーにとっては魅力的に映るだろう。

 そこまで大きなバッテリーでなければ寝ている間に満充電になるだろうから、ガソリンスタンドに足を運ぶ手間もなく、夜間電力などを使えばコストも大きく抑えることができる。もちろんエンジンがないので、エンジンオイル交換といったメンテナンスのコストもガソリン車に比べれば圧倒的に安価となるのだ。

 一応過去にはi-MiEVが軽EVとして存在していたが(現在は普通車登録)、補助金を加味しても300万円近い価格と実質100kmほどの航続距離、個性的過ぎるルックスが災いしてか、幅広いユーザーからの支持を集めるまでには至らなかったが、IMkのようなプレーンな軽EVであれば検討したいと思う人も多そうだ。

 あとは200km弱くらいの航続距離と、軽スーパーハイトワゴン程度の価格(200万円台前半)が実現できれば火がつく可能性も大いにある。もちろん不特定多数のユーザーに勧められるものではないが、高級車にも匹敵する価格帯の大容量バッテリーを搭載したモデルよりははるかに現実的と言えるのではないだろうか。

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みんなのコメント

190件
  • この記者は頭が弱いのか?
    軽ハイト並みの価格?
    200キロ走れるだけのバッテリーとモーターが軽のエンジン並みの価格で用意できる訳が無いだろ
    バッテリーだけで軽のエンジン2基は買えるんじゃないのか
  • まず月極やマンションの駐車スペース借りてる世帯では、停めてる間に充電できないのは痛い。
    出先で充電器さがしてうろうろ油売るなんていちいちやってられない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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