現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 新型『隼(ハヤブサ)』はコーナリングで大きく進化! 190馬力の大型バイクとは思えない!?【Re:ゼロからはじめるアルティメットスポーツ講座(12)/SUZUKI HAYABUSA レビュー ワインディング編】

ここから本文です

新型『隼(ハヤブサ)』はコーナリングで大きく進化! 190馬力の大型バイクとは思えない!?【Re:ゼロからはじめるアルティメットスポーツ講座(12)/SUZUKI HAYABUSA レビュー ワインディング編】

掲載 更新 2
新型『隼(ハヤブサ)』はコーナリングで大きく進化! 190馬力の大型バイクとは思えない!?【Re:ゼロからはじめるアルティメットスポーツ講座(12)/SUZUKI HAYABUSA レビュー ワインディング編】

パワーが190馬力とか何とか……全部、一瞬で吹き飛びました。新型『隼』をワインディングに持ち込んでみたら、2代目『隼』との差が圧倒的すぎて、ちょっとため息が出てしまいます……

新型『隼』はライダーとの一体感が強くなった?
とんでもねぇ……

ホンダ「GB350」のインプレを公開! 新たな空冷単気筒の乗り心地とは?

高速道路でもヤバいと思った新型『隼』ですが、ワインディングはその比じゃありません。

【高速道路編】からの続きです

もちろん隼なので、スーパースポーツとは走りの性質が大きく違うものですけど、2代目『隼』のオーナーである私(北岡)としては、ちょっとクラクラきてしまいました。

どうしよう……これ本気でスゴい。

っていうか(買える・買えないは別として)冗談抜きで欲しくなってるかもしれない……それが今の時点の正直な感想です。

これは最初の【観察編】でチラッと言ったことですが、新型『隼』って体感的な動きが軽いんです。

そしてハンドル位置の変更もあり、2代目『隼』よりもずいぶんコンパクトに感じる。

【関連記事】

そこに初代&2代目の『隼』から継承されている奇跡のフレーム&スイングアームによる盤石の剛性感が加わります。

で、先にもお伝えした3000~6000回転のパワー感が上乗せされていて、トドメに最新型にアップグレードされたブレーキシステムが最高すぎた。

控え目に表現して……

なんだよコレッ!?

としか言えません。

ワインディングの、コーナーひとつ目から。新型はあっさりと2代目『隼』とは次元の違う世界へ突入するんです。

傑作エンジンのパワーを受け止める『車体側』の進化
まずは、ハンドル位置変更によるライディングポジションの改善から。

この恩恵はコーナーでは凄まじく大きいです。

隼のビッグボディ、もしくは超ハイパワーに対して恐れを抱かないというか、自信を持って運転できる。新型『隼』に比べると、2代目はちょっと持て余すような大きさを感じるんだということに、自分の愛車ながら、はじめて気づきました。

バイクを全身で抱え込み、ひとつになれる。

新型『隼』はライダーとバイクとの一体感が大きく進化していると感じます。

そして、そこに2代目よりも軽い動きが絡んでくる。

これはマフラーが約2kg軽量化されたことや前後サスペンションのセッティング、キャスター角やトレール量の変更、タイヤのキャラクターなどが複合的な要因によるものでしょう。

ちなみに言っておくとキャスター角は23°25’(2代目)から23°(新型)へ。トレール量は93mm(2代目)から90mm(新型)へと調整されています。

今回ここでは、ざっくりかいつまんで言いますけど、要するに新型は『動きが軽いうえに、一体感があるバイクになってる』っていうこと。

スポーツバイクとして、そしてビッグボディ&重量級のバイクとして理想的な方向への進化です。

ユーザーにとっては、こういう『微調整』みたいな地味めの変更は目立った進化に感じられないものですが、地道な努力でバイクの長所を磨き上げるのはスズキの得意分野。

おそらく新型『隼』は13年の月日の中で徹底的に細部まで煮詰められてきたんだと、ここで感じました。

(下に続きます)



だって、車体の動きが軽いのに【高速道路編】で感じた安定感は紛れもなく『隼』のまま。

隼らしい直進安定性を損なわないまま、動きを軽くするためにギリギリまで追い込んできた。何度も何度もテストを繰り返してきたことが伺えます。

新型『隼』のブレーキシステムがうらやましい
そして、軽く感動した新型の『ブレーキ』です

これはもう完全に白旗。逆立ちしたって2代目『隼』じゃ敵いません。

このブレーキシステムだけでもいいから自分の愛車に欲しい……無理な話ですけど、そう思うくらいに。

だって、2代目『隼』乗りとしての感想で言うなら、新型のブレーキは『こういうのが欲しかった』っていう理想そのものなんですよ!?

NEXT▶▶▶気づかないうちに『減速しすぎる』くらい優秀で逆にとまどう……
続きは後日公開予定!

【高速道路編】へ戻る

スズキ新型『隼』の記事は他にも!
【装備・ディテール編】

【エンジン編】

【新型『隼』情報まとめ】

【関連記事】

スズキファンのためのWEBサイト!

関連タグ

こんな記事も読まれています

ポルシェ 新型「タイカン」六本木ヒルズで初公開!大谷翔平選手とのコラボキャンペーンも
ポルシェ 新型「タイカン」六本木ヒルズで初公開!大谷翔平選手とのコラボキャンペーンも
グーネット
まるで走りはスーパーサルーン! アストン マーティンDBX707へ試乗 タッチモニター獲得で誘引力UP
まるで走りはスーパーサルーン! アストン マーティンDBX707へ試乗 タッチモニター獲得で誘引力UP
AUTOCAR JAPAN
なぜホンダ新型「ヴェゼル」は純正のタイヤ銘柄が増えた? 辛口モータージャーナリストがFFと4WDの走りの進化を検証します
なぜホンダ新型「ヴェゼル」は純正のタイヤ銘柄が増えた? 辛口モータージャーナリストがFFと4WDの走りの進化を検証します
Auto Messe Web
マクラーレン育成ボルトレートが初優勝。マシントラブル相次ぐ一戦に/FIA F2第7戦レース2
マクラーレン育成ボルトレートが初優勝。マシントラブル相次ぐ一戦に/FIA F2第7戦レース2
AUTOSPORT web
マツダ、ヤマハ、ホンダ、スズキの「認証不正」どうなった?  調査結果を国交省が公表! マツダは同日にコメント発表
マツダ、ヤマハ、ホンダ、スズキの「認証不正」どうなった? 調査結果を国交省が公表! マツダは同日にコメント発表
くるまのニュース
クルマの「怒り顔」 20選 意外と好印象? 不機嫌そうに見えるデザイン
クルマの「怒り顔」 20選 意外と好印象? 不機嫌そうに見えるデザイン
AUTOCAR JAPAN
アウトバーンは130キロで走行しても遅くて流れを止めることも!? 安全かつスムーズな走り方をドイツ在住ジャーナリストが解説【みどり独乙通信】
アウトバーンは130キロで走行しても遅くて流れを止めることも!? 安全かつスムーズな走り方をドイツ在住ジャーナリストが解説【みどり独乙通信】
Auto Messe Web
2024年F1第11戦オーストリアGP予選トップ10ドライバーコメント(1)
2024年F1第11戦オーストリアGP予選トップ10ドライバーコメント(1)
AUTOSPORT web
2024年F1第11戦オーストリアGP予選トップ10ドライバーコメント(2)
2024年F1第11戦オーストリアGP予選トップ10ドライバーコメント(2)
AUTOSPORT web
乗るなら目立つブラックキャブ! 石油王が好んだ特注オースチン・タクシー(1) ベースは定番のFX4
乗るなら目立つブラックキャブ! 石油王が好んだ特注オースチン・タクシー(1) ベースは定番のFX4
AUTOCAR JAPAN
ペニンシュラ・ホテルが現オーナー 石油王が好んだ特注オースチン・タクシー(2) 日産リーフの部品でEV化
ペニンシュラ・ホテルが現オーナー 石油王が好んだ特注オースチン・タクシー(2) 日産リーフの部品でEV化
AUTOCAR JAPAN
ブリヂストン 無敵となるか?!GR86/BRZ Cup用ハイグリップスポーツタイヤ「ポテンザ RE-10D」を発売
ブリヂストン 無敵となるか?!GR86/BRZ Cup用ハイグリップスポーツタイヤ「ポテンザ RE-10D」を発売
Auto Prove
「え、パンタグラフついてる!?」超巨大“フル電動ダンプトラック” 鉱山で世界初実験 日立建機
「え、パンタグラフついてる!?」超巨大“フル電動ダンプトラック” 鉱山で世界初実験 日立建機
乗りものニュース
全長4.3m! BMW新型「小さな高級車」世界初公開で反響多数!? 「デザイン好き」「丁度いいね」の声!300馬力&4WDの“超スポーティ仕様”も!?「1シリーズ」独に登場
全長4.3m! BMW新型「小さな高級車」世界初公開で反響多数!? 「デザイン好き」「丁度いいね」の声!300馬力&4WDの“超スポーティ仕様”も!?「1シリーズ」独に登場
くるまのニュース
「いのち短し恋せよ乙女」「闇街道地獄花」「人妻殺し」って漢感がシブすぎる! デコトラの「名文句」にはオーナーの人生観が溢れていた
「いのち短し恋せよ乙女」「闇街道地獄花」「人妻殺し」って漢感がシブすぎる! デコトラの「名文句」にはオーナーの人生観が溢れていた
WEB CARTOP
愛車の履歴書──Vol42. 石野真子さん(前編)
愛車の履歴書──Vol42. 石野真子さん(前編)
GQ JAPAN
セレンス 車両用AI「セレンスChat Pro」をフォルクスワーゲンのIDAに組込み導入
セレンス 車両用AI「セレンスChat Pro」をフォルクスワーゲンのIDAに組込み導入
Auto Prove
俳優・駒木根葵汰の「今、気になるバイクに乗りたい!」──Vol.1 ホンダ・ダックス125
俳優・駒木根葵汰の「今、気になるバイクに乗りたい!」──Vol.1 ホンダ・ダックス125
GQ JAPAN

みんなのコメント

2件
  • 憧れるな。
  • HAYABUSA欲しい、バイク屋に展示してあったけど意外とコンパクトだった。まぁ免許がないので乗れないが・・・。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村