モーターファンフェスタ2018の中では、新型車大試乗会や乗り比べ試乗会などのコンテンツも開催された。なかでもTOYOTA GAZOO Racingの名前を冠したスポーツブランド「GRシリーズ」と「ノーマル車両」の乗り比べ試乗も開催され、ヴィッツGRMNの開発者の佐々木良典氏とレーシングドライバー兼監督でもある土屋武士氏の熱いトークショーも行われるなど非常に中身の濃い乗り比べ試乗となった。
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富士スピードウェイのメインスタンド裏で行われた「GRシリーズ乗り比べ試乗会」には86 GR・ヴィッツGRMN・ヴィッツGR・マークX GR Sport・プリウスPHV GR Sport・アクア GR Sportの6台がずらりと勢揃いした。各地に展開されるGR GarageでもこれだけのGRシリーズは勢揃いすることはなかなか無いと思われるので、試乗会に参加した方のみならず、観客の方も一様に驚いた様子で試乗会風景を眺めていた。
今回の試乗会では、ヴィッツGRMNの開発責任者の佐々木良典氏と、レーシングドライバーでもありチーム監督でエンジニアでもある土屋武士氏が先導車のドライビングを担当するという豪華な一面も。
イベントスペースをスタートして富士スピードウェイの外周路を走行し、ヘアピン内側にあるP6にて乗り換えての走行となったが、乗った方の感想も「道路に出るときに段差をすぎるところだけでも違いがわかった」「ハンドルをわざと左右に振ってみましたけど、ボディのヨレなどが無いように感じられました」「GRシリーズの方が車のふわふわ感がなくて安心して乗っていられました」と概ね好評の声が聞こえた。
今回の試乗会の目玉は何と言っても「ノーマル車」との乗り比べだ。GRシリーズだけを試乗しても、その凄さは感じられると思うが、ノーマル車と乗り比べる事により、よりGRシリーズがどのような進化をしているのかが体感できるようになっていた。
佐々木氏は「一般の方の生の声が聞けるということでは非常に有意義な試乗会でした。これを励みにつぎの開発にも繋げていきたいです」と感想を語った。
土屋氏は「乗り比べる事によって、様々な事を感じてもらえたと思います。こういった試乗は非常に大事だと思いますね」と感想を語った。
試乗した後にはGRシリーズのコンセプトやどこがどう違うのか、またドライビングしてどう感じられたのかのトークセッションも行われ、参加者の率直な感想や意見などが述べられた。
これからのトヨタのスポーツカーブランドを背負っていくGRシリーズ。このようなイベントを通じて拾い上げた感想をもとに、より良い車つくりに反映されて行くのかもしれないと感じられた。
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