■災害支援の未来を切り拓く! 学生支援のために開発された軽トラック「Dトラ」 能登半島地震で活用へ
2024年9月6日に日本特種ボディー(NTB)は、一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟(ソ教連)との連携により、災害現場での学生ボランティア活動を支援するための特別な軽トラックを開発しました。
この取り組みの一環として、2024年8月21日に初号車がソ教連に寄贈され、現在、能登半島地震で被災した地域での復旧活動に活用されています。
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NTBグループは、ソ教連と協力し、学生ボランティアのニーズに応えるための軽トラックを設計しました。
ソ教連は全国のソーシャルワーク養成校から成るネットワークで、学生ボランティアの組織化と活動を推進しています。
これまでに20校、500名以上の学生が災害支援に参加しており、ボランティアたちは被災地域で家屋からの家具や寝具の運搬などを行っています。
このプロジェクトでは、ソ教連の災害対応部会長である山本克彦教授(日本福祉大学)が中心となり、実際の災害現場で本当に役立つ機能を徹底的に検討しました。
山本教授は、2004年の中越地震以来、数多くの被災地を訪問してきた経験を持ち、災害ソーシャルワークの第1人者として知られています。
新たに開発された「Dトラ」は、以下の要素を取り入れて設計されています:
ーーー
●即戦力としての「モノを運ぶ機能」
災害時に物資を運ぶための機能を最優先に設計され、初動フェーズ、復旧フェーズI、IIの各フェーズに応じた役割を果たします。
●日常生活にも適した小回りの利くデザイン
軽トラックとしての使い勝手の良さを維持しつつ、どんな道でも走行可能な四輪駆動に。
●運転のしやすさ
オートマチック車両で、特に学生ボランティアに配慮しています。
●荷物の積み下ろしの利便性
特殊フレームを採用し、荷物の固定が容易に。
●十分な光源の確保
LED照明を搭載し、夜間の作業でも安心です。
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このような特徴を持つ「Dトラ」は、災害支援活動における重要なパートナーとなることを目指しています。
今後の展望についてNTBは、「Dトラ」を学生ボランティアからのフィードバックを基に改善し、より現地で使いやすい車両へとブラッシュアップしていく計画です。
また、今後の災害発生に備え、ソ教連との連携を深め、迅速に「Dトラ」を現場に投入できる量産体制の整備も進めていく方針を明らかにしています。
NTBとソ教連の取り組みが、多くの学生ボランティアの支援となり、災害対応の新たなモデルを築くことが期待されます。
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