打倒au TOM'S。これはスーパーGT・GT500クラスを戦う全てのチームが掲げているスローガンではないだろうか。2023年、2024年とシリーズを連覇し、今年は坪井翔と山下健太のコンビが継続となったが、オフのテストから盤石のパフォーマンスを見せている。
「サンロク(au TOM'S)だけが一発もロングもとんでもなく速いです。あそこをターゲットにすべきなのですが、なかなか追いつけそうにもないタイム差がいつも出ています」
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オフのテストを振り返ってそう語ったのは、HRC(ホンダ・レーシング)のスーパーGT責任者である佐伯昌浩氏だ。ライバルから見ても、36号車もとい1号車au TOM'S GR Supraの速さは今年も脅威になっているようだ。
迎えた岡山公式テストでも、au TOM'Sは初日午前にトップタイム。午後は5番手に終わったが、これはトラフィックによるタイムロスが影響しており、アタックを担当した山下曰く「トップ付近にいられるポテンシャルがあった」という。
「(ここまでのオフシーズンテストは)順調だと思います。去年よりは明らかに乗れている感じがあります」と語る山下。このコメントはチームにとっても非常に心強いものと言えるだろう。
昨年au TOM'Sに加入した山下はシーズン序盤、予選などで思ったようなパフォーマンスが出せずに思い悩む時期があった。顕著だったのが開幕戦の予選。当時Q1とQ2の合算タイムで順位を決める方式だったが、au TOM'Sはポールを獲得したものの、坪井はQ2トップだったのと対照的に山下はQ1で5番手に終わるなど両者のパフォーマンスには差があり、山下は「ドライバーとして情けない」と肩を落としていた。
しかし昨季の終盤戦にかけては、山下の躍動がau TOM'Sの好結果に繋がるシーンも増え始めていた。加入2年目、マシンに対する微妙なフィーリングへの合わせ込みも完了したか?
「去年の今頃は、1周アタックをまとめても『なんか遅えな』という感じがありましたが、今はその感覚も少ないです」
「1年間このクルマに乗ってきたので、無意識的にも合うようになった感覚がありますし、頭の中でも整理できていると思います。(以前所属していたルーキーレーシングの)14号車とはちょっと違ったので、その影響でうまく走れてなかったのだと多います。今はもう14の記憶はなくなったので(笑)」
「スーパーGTとスーパーフォーミュラくらい違うクルマであれば合わせられるのですが、同じクルマ同士で微妙な違いがあるとなると、合わせ込むのが難しい印象があります。例えば、86のワンメイクレースに出ていた時に、スーパー耐久の86に乗ると結構難しいいんですよ」
開幕戦に向けては「やっぱり勝たないといけないと思います。そこに向けて準備はしてこれているし、今日のテストも内容のあるものになったので、普通に行けばいける(勝てる)と思います」と力強く宣言した山下。やはりau TOM'Sに死角はないのか?
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