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ブランド導入4年、レクサスの存在感は日増しに大きくなっていた【10年ひと昔の新車】

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ブランド導入4年、レクサスの存在感は日増しに大きくなっていた【10年ひと昔の新車】

2009年、積極的なモデル展開を行ったレクサス。2005年に日本に導入されて以来、レクサスブランドは一層輝きを増していた。当時、レクサスは日本市場でどのように受け入れられていたのか、ここでは2009年秋に行われた国内フルライナップ試乗会の模様を振り返ってみよう。(以下の試乗記は、Motor Magazine 2010年1月号より)

クーペでもオープンでも変わらないSCの快適な乗り心地
2009年、レクサスは積極的なモデル展開を行った。1月にRXを投入し、4月にはRXハイブリッド、5月にはISコンバーチブルを追加、7月には新たなハイブリッドモデルHS250hを導入した。

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これによりラインナップは広がりを見せ、着実にレクサスブランドの販売台数を伸ばしている。とくにHS250hは、月間目標販売台数500台のところ受注台数約1万台(7月14日~8月16日)と、プレミアムセダンとしての環境性能や魅力的な価格設定、そしてレクサスブランドの認知度などがプラスに働き、目標を大幅に上回った。そうしたなかレクサスのフルライナップ試乗会が開催された。

今回、試乗車としてまず選んだのはSC430。SCはレクサスブランドが日本に導入された当初からラインナップされていたモデル。その2010年モデルは、新しいデザインのアルミホイールの採用や新色のボディカラーの設定、夜間の足下の視認性を向上させるイルミネーテッドエントリーシステムが装備されるといった改良が施されている。

試乗したのは、その新色のブルーマイカメタリック。鮮やかなボディカラーは見ているだけで気持ちが高揚する。そしてスタイルも、登場からすでに4年以上経過しているが、いまだに新鮮。鮮度はまだ落ちていないといっていいだろう。

SC430は、どこか最新のレクサスモデルとは一線を画しているところが印象的だ。高級感や静粛性などは、いかにもレクサスらしいところはあるのだが、操作系に軽さは感じられず、しっかりとしているものだった。

天候にも恵まれたので、少し走ったところでオープンにする。スイッチひとつでオープンになるのもこのSCの特徴である。ただし、電動メタルトップはラゲッジルームに収納されるためオープン時のトランク容量は限られてくる。

乗り心地は、極めてフラットかつコンフォートライドな感覚だ。どんな路面状況であれ、その凹凸をドライバーが感じることは少ない。クルマへの入力がドライバーへ伝わる前にすべてボディに吸収されてしまうといった感覚だ。

だからといって極端にフワフワとしていてドライバーへのインフォメーションが少ないというわけではない。クルマの性格に合わせた味付けがなされているようだ。こうした味の使い分けは、レクサスは本当に上手いと思う。

このクルマには似合わないなと思いつつもアクセルペダルを床まで踏み込んでみた。すると、SCはレスポンスがいいとは言えないが、といって鈍いわけでもない「ジェントル」という言葉が一番相応しい加速力を見せてくれる。

オーディオは、クローズド時とオープン時の音量や音場特性を自動的に補正するマークレビンソン製が標準装備される。空調やこうした音などドライバーが意識することもなく自動的に調整されるのはオープンのSCならではだろう。こうしたところにもレクサスのおもてなしが体感できる。

車重を感じさせない軽快なRX、しかも燃費は18km/L台
SCのレポートだけで紙幅が尽きそうであるが、もう1台、RX450hにも試乗した。このRXもレクサスブランドのSUVとして「レクサスらしさ」が感じられる。また、ハイブリッドモデルに加えて2WD車も投入され、選択肢の幅が広がったのは朗報だ。

シートに座って最初に視角に入ってくるのはHSにも採用された「リモートタッチ」だ。HSに試乗したときにも感じたが、指先の感触だけでモニタ上のポインター操作ができ、とても使いやすい。これからのレクサス車には、ぜひとも標準採用してほしい装備だ。

2トンを超えるRX450hの車重は決して軽くはないが、システム合計の出力が299psと十分なため、その重さを感じる場面は少ない。アクセルペダルを踏み込めば、車体が前へ前へと引っ張られていき、軽快ささえ感じるほど。これで10・15モード燃費は18km/L台というのだから本当に驚きだ。

レクサスの存在感は、日増しに大きくなってきている。それは、ラインナップの充実もそうだが、それ以上に走る楽しさと優れた環境性能の両立がブランドの核としてあるからだ。レクサスの価値は、まさにそこにあると言える。(文:Motor Magazine編集部 千葉知充/写真:村西一海)

レクサス SC430 主要諸元
●全長×全幅×全高:4535×1825×1355mm
●ホイールベース:2620mm
●車両重量:1740kg
●エンジン:V8DOHC
●排気量:4292cc
●最高出力:206kW(280ps)/5600rpm
●最大トルク:430Nm/3400rpm
●トランスミッション:6速AT
●駆動方式:FR
●10・15モード燃費:8.7km/L
●タイヤサイズ:245/40R18
●車両価格:710万円(2009年当時)

レクサスRX450hバージョンL エアサス 主要諸元
●全長×全幅×全高:4770×1885×1690mm
●ホイールベース:2740mm
●車両重量:2130kg
●エンジン:V6DOHC+2モーター
●排気量:3456cc
●最高出力:183kW(249ps)/6000rpm
●最大トルク:317Nm/4800rpm
●前モーター最高出力:123kW(167ps)
●前モーター最大トルク:335Nm
●後モーター最高出力:50kW(68ps)
●後モーター最大トルク:139Nm
●トランスミッション:CVT
●駆動方式:4WD
●10・15モード燃費:18.8km/L
●タイヤサイズ:235/55R19
●車両価格:650万円(2009年当時)

[ アルバム : レクサス SC430、RX450h はオリジナルサイトでご覧ください ]

文:Webモーターマガジン Motor Magazine編集部

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みんなのコメント

6件
  • トヨタの高額車は輸入車に踏み切れない余裕の無いユーザー向けて感じだなw
  • ガラス、テールライトをLEDにして高額に値上げ。トヨタ流ぼったくり術が偉大だ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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