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約160台のポルシェが横浜赤レンガ倉庫に集結!エキサイティングポルシェ2023

掲載 更新 5
約160台のポルシェが横浜赤レンガ倉庫に集結!エキサイティングポルシェ2023

運営元:外車王SOKEN
著者 :松村 透

ハンドメイドによる「アルミのイオタ」の生みの親が「6輪F1マシン・タイレルP34」を公開!

去る11月12日(日)、横浜赤レンガ倉庫で開催された「エキサイティングポルシェ2023(EXCITING PORSCHE/略称:EXP)」にエントリー&取材してきました。



■今回で16回目となるエキサイティングポルシェ2023

今回で16回目となるエキサイティングポルシェ。以前は"EXCITING PORSCHE MEETNG(EPM)"というイベント名でしたが、5年前から"EXCITING PORSCHE(EXP)"に改称しています。筆者自身も第1回目から会場に足を運んでおり、「11月の第2日曜日といえば、横浜赤レンガ倉庫のポルシェのイベント=エキサイティングポルシェ」としてファンのあいだでもすっかり浸透しているように感じます。



その証拠に、EXPには150台前後のエントリー枠があるはずなのに、エントリー開始から数時間でうまってしまうほどの人気ぶり(エントリーは先着順)。今年からはエントリー日を2回に分け、なるべく多くの人にチャンスがあるように変更したものの、それでもあっという間に枠がうまってしまったのです。



■イベント当日は「雨のちくもり」にもかかわらず3万人もの来場者が

直前まで天気予報がめまぐるしく変わるなか(予報サイトによってもまちまち・・・)、当日朝の横浜は雨雲レーダーにも映らないほどの小雨。



あまりの肌寒さに来場者もまばらでしたが、お昼前には雨が止むと休日の横浜赤レンガ倉庫らしい賑わいに。



主催者の発表によると、当日の横浜赤レンガ倉庫の来場者数は3万人だったとのこと。どうりて撮影が大変だったわけですね。



とはいえ、可能な限り、当日エントリーしていたポルシェを掲載します。



■エキサイティングポルシェ2023:2022年に生誕50周年を迎えたカレラRS編

今年のエキサイティングポルシェの主役は、2022年に生誕50周年を迎えたカレラRS。2台のカレラRS2.7をはじめ、964、997、991といった、空冷&水冷の「RS」の名を冠した911がエントリー。空冷時代のRSと、水冷になってからのRS。並べてみるとここまでボディサイズが異なるとは!!



■エキサイティングポルシェ2023:ポルシェ356,911(901/ナロー),914編

ポルシェのなかでもクラシックに位置づけられる、356、ナローポルシェ、914もエントリー。オリジナル重視の個体から、独自のモディファイを施したクルマまで。原色系の個体が多いのもこの年代の特徴。実はもう1台のポルシェ356(しかもプリAスピードスター!)がエントリーしていたものの、当日は諸事情により断念されたとのこと。来年に期待です!



■エキサイティングポルシェ2023:ポルシェ911(930)編

930型の最終型ですら、生産から30年以上経過したクラシックモデルも。往年のクルマ好きであれば、ポルシェ911といえばいまだにこの型を連想する人も多いのではないでしょうか?比較的オリジナル志向の個体が多いなか、ナロールックにカスタムした個体や、スピードスター ターボルックという、2台のガルフカラーに塗られた930や、RAUH-Weltのワイドボディをまとった個体も。



■エキサイティングポルシェ2023:ポルシェ911(964)編

ナローポルシェ時代からの顔つきを連想させる最後の911として人気が高い964。当時はさまざまな限定モデルが発売されましたが、今回もレアなスピードスターや、シュトロゼックおよびRUFのコンプリートカー、ターボ3.6など、普段、なかなか見られない珍しい個体が多数エントリーしており、見応えのあるカテゴリーでした。



■エキサイティングポルシェ2023:ポルシェ911(993)編

最後の空冷911として当時はもちろん、いまでも非常に人気が高い993。エキサイティングポルシェではお馴染みとなっている、東西の993GT2が今年もそろい踏み!たまたまエントリー数が少なかったのは先着順に間に合わなかったから?かつてはスーパーカップカーやRSなどもエントリーしていたので、来年は期待したいところです。



■エキサイティングポルシェ2023:ポルシェ911(996)編

水冷エンジンを搭載した初の911である996型。今回は996のエントリー数は少なめ。それでも前・後期モデルをはじめ、発売当時に争奪戦となったGT3もエントリー。意外かもしれませんが、気づけば996もポルシェクラシックの枠に入っています。そろそろ動体保存を意識する年代に入りつつあるのかもしれません。



■エキサイティングポルシェ2023:ポルシェ911(997)編

例年、多くのエントリーがある997型も今年は少なめ。それでもスペシャルモデルのGT3をはじめ、ターボモデルもエントリー。996もそうでしたが、997も若い世代の方が手に入れ、初のポルシェまたは911として楽しまれているようです。お父さん世代の筆者としては次世代を担うポルシェオーナーの奮起を願うばかりです。



■エキサイティングポルシェ2023:ポルシェ911(991)編

2023年のエキサイティングポルシェでは最大勢力となった991型。カレラ系では最後のNAモデルとなった前期型をはじめ、GT3、カブリオレ、タルガなど珍しい個体がエントリー。それにしても、不思議とエキサイティングポルシェはGT3系のエントリーが多いんですよね。それでいてターボ系が少ない。オーナーの趣向が異なるのでしょうか。



■エキサイティングポルシェ2023:ポルシェ911(992)編

そして現行モデルの992型。991型に比べてエントリー数は少なめですが、やはりというか、EXPではお約束ともいえるGT3系の個体が多いのは992型も同じ。来年以降は、軽量バージョンカレラTや、ようやくナンバーがついたGT3RSなど、シリーズ後半でデビューしたモデルのエントリーにも期待したいところです。



■エキサイティングポルシェ2023:ポルシェ924/944/968/928編

FRポルシェとして根強い人気を持つ924/944/968/928型もそれぞれエントリー。個人的にはこのカテゴリーがどのくらいエントリーしてくれるのか、毎回とても気になっています。今回は各年代の水冷モデルが集まりましたね。同年代の911と比較すると残存数が少ないので、現オーナーにはラストオーナーとして後世に受け継いでくれることを切に願います!



■エキサイティングポルシェ2023:ポルシェボクスター&ケイマン編

FRポルシェの後を担い、そして911とは異なる魅力を持ったボクスター&ケイマンも多数エントリー。モデルチェンジを経るごとにボディが大きくなっているのが分かります。こうして同じ場所に並べられていると、初代ボクスター&ケイマンがライトウェイトスポーツにすら思えてくるほど、現行モデルのマッシブさが見て取れます。



■エキサイティングポルシェ2023:ポルシェタイカン&マカン編

次世代のポルシェといえるタイカン、そして現代のポルシェの屋台骨を支えるマカンもエントリー。クーペ系だけでなく、セダンやSUVモデルのエントリーができるのもエキサイティングポルシェの魅力のひとつ。新型カイエンもデビューしましたし、来年のエントリーを期待しましょう。



■エキサイティングポルシェ2023:ポルシェライフを支える各ショップもエントリー

エキサイティングポルシェに欠かせないものといえば、各ショップの出展ブースだ。ポルシェビギナーはもちろん、オーナー予備軍が各ショップのスタッフと直接話ができる貴重な場となっていいます。近い(時期未定でもいいですが)将来、ポルシェの購入を考えているとしたら、来年は会場に足を運び、気になるショップのブースを訪ねてみてください。ネットでは調べても分からない、経験者でないと判断がつかない生の情報が手に入りますよ!



■エキサイティングポルシェ2023:まとめ

2022年に引き続き、今年も雨模様となってしまったエキサイティングポルシェ。それでも3万人もの来場者があったとは驚きです。



エキサイティングポルシェに参加するために愛車をモディファイしたり、このイベントにエントリーすることを目指して仕事を頑張っている若い世代も方もいるそうです。



第1回目に中3だった少年が、いまやアラサー。ポルシェを手に入れていても不思議ではない年代に入っています。なかには「いつかポルシェが欲しいけれどオーナーの人たちがどうやって手に入れたのか知りたい」と思う若い世代のクルマ好きがいるかもしれません。



そんなとき、オーナーさんに思いきって声を掛けてみてください。EXPにエントリーしているポルシェオーナーの多くが、ていねいに真実も含めて教えてくれるはずです。



夕方になり、午後5時になるとEXPはお開きに。すっかり日が落ちた横浜赤レンガ倉庫に、家路を急ぐポルシェたちが並びます。なかには暗くなって、美しく浮かび上がった赤レンガ倉庫をバックに愛車を撮影するオーナーも(すぐにでは出られませんし、撮影しながら待つのもありですね)。



参加者にとっては「今年も来られてよかった。楽しかったねー。また来年」で締めくくれるかもしれません。しかし、その裏では、このイベントを円滑かつ安全に進行させるべく、当日は早朝から夜までフル稼働状態で尽力されたスタッフがいます。なかにはイベントの設営のためだけにわざわざ九州から応援に駆けつけるスタッフもいるほど。



この方たちの尽力がなければEXPは成立しませんし、来年以降も継続できません。今後もエキサイティングポルシェが続いていくためには、スタッフの皆さんの努力だけでは限界があります。



実際にはどんなことがあったのか。主催者の方にインタビューした記事があります。ぜひこちらにも目を通していただき、2024年のエキサイティングポルシェ会場でまたお会いしましょう!



■初開催は2007年!主催者が語る「エキサイティングポルシェ(EXCITING PORSCHE)」を続ける理由とは?

https://www.gaisha-oh.com/soken/exciting-porsche-forever/


[ライター・撮影/松村透]



 



 

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みんなのコメント

5件
  • KC
    こういう感じに集まるのは問題は無いが、高速道路のSAやPA、道路端で駐車しているだけの連中はやめてくれ、爆音は何の自慢でもなく迷惑だと知れ
  • VTECは我らの誇り
    リアルの友人がSNSに画像をあげていた。
    フレンチブルーやら今回やら、金持ちは忙しいようだ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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