■新型「ハリアー」は6月デビュー!?
トヨタのミドルサイズSUV「ハリアー」の新型モデルが、2020年6月17日に発表・発売を予定しているといいます。新型ハリアーは、どのような進化を遂げるのでしょうか。
もう新型「ハリアー」登場!? 細目がカッコいい驚きの謎モデルの正体
ハリアーは、高級サルーンのような乗り心地と快適性を持ったSUVをコンセプトとして、初代モデルが1997年に登場。その後、2003年に2代目モデル、2013年に現行となる3代目モデルが登場しています。
近年では、世界的にSUVの人気が高まっており、ハリアーの持つ「ラグジュアリーSUV」の影響を受けて、さまざまな自動車メーカーが続々と新型モデルを投入しているほどです。
また、国内市場では2010年頃の日産「2代目エクストレイル」やマツダ「初代CX-5」以降、SUVの人気に火が点き、最近ではミニバンや軽自動車まで「SUV風」なモデルが登場しています。
なかでも、2019年4月に発売されたトヨタ「RAV4」や、同年11月にダイハツのOEMとして登場したトヨタ「ライズ」は、それまでSUV市場をけん引していたトヨタ「C-HR」やホンダ「ヴェゼル」を抑えて、売れるSUVとして確立されています。
そのため、最近では存在感が薄かったハリアーですが、現行モデルが2013年のデビューで7年経っていまでも直近の月間販売台数を平均すると約3000台です。
一方、新型RAV4の同時期で約6000台と、新車効果や他社から新しいSUVモデルが登場していることを加味すると、ハリアーは人気を保っているといえます。
そんな堅調なハリアーの新型モデルについて、首都圏の販売店で話を聞きました。
「新しいハリアーは、現在のところ2020年6月17日に記者発表で同日発売の予定と聞いています。販売店には、現時点で大まかな情報しかありません。
詳しい情報は、5月上旬から先行受注が開始される見込みで、そのタイミングでグレード展開や価格などが判明すると思います。
ただし、内外装のデザインなどは6月17日以降のホームページやカタログまで待たなければならないと思います」
また、別の店舗では、現時点の最新情報について伺いました。
「現時点で分かっているのは、最近のトヨタ車同様にTNGAを用いたプラットフォームや、最新の衝突被害軽減ブレーキを備えたトヨタセーフティセンスが採用されます。
また、現行モデルでガソリン車(2リッター/2リッターターボ)、ハイブリッド車(2.4リッター)の3つが設定されていましたが、新型ではターボ車が廃止されるため、グレード展開が変更される見込みです。
デザインの情報はまだ来ておりませんが、5月頃には受注開始となる予定ですので、その頃にはもう少し詳細な情報が分かるかもしれません」
※ ※ ※
2020年3月時点で、すでにいくつかの情報が店舗には出ているようです。また、前出の店舗では新型ハリアーの噂が出始めた時点で、「次のハリアーが出たら購入するので、抑えておいて」というほど、期待しているユーザーもおり、店舗に試乗車が来るのは7月上旬だといいます。
■後発SUVに負けないハリアーの魅力とは…
ハリアーの競合とされるのは、同じラグジュアリーSUVのマツダ「CX-5」や、日産「エクストレイル」、スバル「フォレスター」の上級グレード、そして同社のRAV4です。
高い走行性能やオフロード感などがコンセプトのRAV4と、元祖ラグジュアリーSUVのハリアーでは、コンセプトが異なりますが、ボディサイズで比べるとRAV4(最大全長4610mm×全幅1865mm×全高1690mm)と、ハリアー(最大全長4725mm×全幅1835mm×全高1690mm)とサイズ感では比較対象となります。
前出の首都圏の販売店スタッフにRAV4とハリアーの違いについても聞きました。
「RAV4はネッツ店とカローラ店、ハリアーはトヨペット店で取り扱いという販売面での違いがありました。ただ、全国では2020年5月を目処に全店舗で全トヨタ車を扱うことになっているので、今後はその違いが無くなります。
クルマ自体は、登場したタイミングが違い装備面に差があるほか、コンセプトも違うのでそんなに比較されることは無いと思います。
実際に来店されるお客さまでは、若年層やアクティブな趣味をお持ちになる人はRAV4を、街乗りメインで考えられている人はハリアーというイメージでしょうか。
また、ハリアーを好まれるお客さまのなかには、先代ハリアーからの乗り換えや『クラウン』や『カムリ』から乗り換える方など、落ち着いた雰囲気のSUVを好む人に選ばれるようです」
※ ※ ※
新型ハリアーは、トヨタが5月から全店舗での全車種が取り扱第一弾のモデルとみられます。RAV4とともにトヨタの主力SUVとして、販売台数を稼ぐモデルになることは間違いなさそうです。
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みんなのコメント
品のないラグジュアリーが増えてしまいそうですね。
直4 2.0Lでは、物足りない。